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  • [Synology] Wi-Fiルーター RT2600ac/RT6600axをSoftbank Airに接続してワイヤレスAPとして使用する – 次世代ルーターRT6600についても解説 [2022/10/11]

    [Synology] Wi-Fiルーター RT2600ac/RT6600axをSoftbank Airに接続してワイヤレスAPとして使用する – 次世代ルーターRT6600についても解説 [2022/10/11]

    Synology RouterとSoftbank Air

    家庭で使用するには,過度と思える高度な機能を持つSynology社のWi-Fiルーターですが、blogなど自宅からの発信や出先からのNASのデータ閲覧など高度なことをする場合は外せないのがSynology社のルーターです。出先からどうしてもFree Wi-Fiを使用して自宅のローカルネットワークに繋げなければならない場合など,VPN Plusによる接続は強い味方です.

    これまで、ルーター製品RT2600acが、僕の家でも活躍していましたが、2022年の春頃にRT6600ax * という新しいWi-Fi規格(結果3バンド)および2.5GbE * に対応した高速ルーターが上市されました。一時期品薄になった時に、少し高額でしたがAmazonで手に入れて2022/08から運用しています。

    * RT6600axの特徴
    Wi-Fi接続を複数のネットワークに分離:
    例えば以下のような構成が可能です。基本的にIoT機器は、Wi-Fi接続されています。その接続で脆弱性がある場合、ネットワークが分離されていないと、すべての接続されているデバイスに脅威にさらされることになります。Wi-Fiネットワークの分離が重要であることが理解できます。

    (1) ホームネットワーク :
    プライマリネットワークに接続します。Safe Accessによる悪意のあるコンテンツ(例えば、シッピングサイトやアダルト)をデフォルトプロファイルに簡単に作成して、お子様のオンライン上での行動を管理することができます。

    (2) ゲストネットワーク :
    ゲストネットワークを簡単に分離し、ChromecastやAirplayデバイスへ接続設定が可能です。より厳しい帯域制約とウェブフィルタリング、などにより接続品質が危険なデバイスによって影響されないようにします。

    (3) IoTネットワーク :
    一般的にIoTデバイスは、アップデート頻度が低く脆弱性が高めです。これらデバイスをプライマリネットワークから切り離すことで、潜在的な悪意のある攻撃のバックドアになることを防止できます。一方通行ファイアウォールルールも活用します。

    (4) オフィスネットワーク :
    サーバーやデバイスを分離することで、ネットワークが外部のリソースをホストしている場合や同僚が遠隔地からアクセスする場合に干渉やセキュリティの問題を回避することができます。

    (5) 監視ネットワーク :
    IPカメラ接続ネットワークを隔離、単方向ファイアウォール、独立したトラフィック制御ルールにより、監視タスクの中断、速度低下を抑制が可能です。

    * 2.5GbE(2.5 giga bit ether): 有線規格。歴史的には10baseT→100bastT→1000baseT(1Gbps: giga bit per second), 1GbE)と普及してきた。近年10GbEの普及があると思われたが、なかなか普及しなかったことからその途中を補完する2.5GbEが市場投入されてきている。

    有線LANはいよいよ2.5Gbpsの時代へ!

    2.5GbEカンタン導入術 – planet comm –

    https://www.planex.co.jp/articles/lan/25gbe_no2/

    これまで使用していたRT2600acは、「別宅」に設置しました。別宅には、Synology NAS DS918+を設置しています。Wi-FiルーターはSoftbankの「Softbank Air」です。Softbank Airの有線端末にRT2600acを接続し、RT2600acのWi-Fiにはローカル・デバイスを接続することにしました。

    Softbank Airは、無線の電話回線を使用するWiFiルーターであるため設置工事が不要です。Softbank Airの前には、AU Speed Wi-Fi Homeを2週間使用していました。僕の地域ではSpeed Wi-Fiでは、その通信速度は朝では問題ありませんでしたが、夜7時を過ぎると100bpsと極端なスピード劣化が頻繁にありました。それが我慢できずに、Softbank Airに乗り換えたのでした。Softbank Airは、AU Speed Wi-Fi Homeと比較して極端な通信速度低下はなく満足しています。

    というわけで、Synology NASを使用していて高度なことをしているのに、Softbank Airにネットワーク・セキュリティやローカル通信を任せてはおけないと思い、本宅からRT2600acを別宅に持ってくることにしました。

    僕のネット環境ですが、RT2600ac/RT6600axおよびNASは、同じSynology製であることから、その操作性は同じでそれぞれの管理は楽です。RT2600acは2台あります。故障に備えてもう1台準備していたので、一台は別宅に設置して、もう一台は本宅に予備機として保管しておくことにしました。本宅には、blogサーバーとしてDS920+があります。ルーターにはRT6600axを置きました。RT6600axのローンチと同時にSRMもバージョンアップされました。より高いセキュリティ性や操作性を期待しています。

    RT2600acのSRMバージョン: SRM 1.2.5-8227 Update 5 (2022/09/23現在),
    添付のVPNクライアントのライセンス数は1ですが、追加で20(RT6600axでは増加したことを確認済み、CPUの処理能力に依存しているので妥当な数のはずですが、要確認)まで増やすことができます。今は、その追加は無料で可能です。

    (Release notes)

    RT6600axのSRMバージョン: SRM 1.3.1-9346 Update 1(2022/09/23現在),
    添付のVPNクライアントのライセンス数は1ですが、追加で40(最大同時アカウント数)まで増やすことができます。今は、その追加は無料で可能です。

    (Release notes)

    工事がいらないおうちのWi-Fi – Softbank –

    https://www.softbank.jp/internet/special/air/?utm_source=gkt&utm_medium=cpc&utm_campaign=air&utm_content=2_4_1_10000&gclid=Cj0KCQjwj7CZBhDHARIsAPPWv3eB62-kELQR9C5stZGksVD0IROhFTmGqrEdOBz_t211F9GOXezkiJkaAlt8EALw_wcBhttps://www.softbank.jp/internet/special/air/?utm_source=gkt&utm_medium=cpc&utm_campaign=air&utm_content=2_4_1_10000&gclid=Cj0KCQjwj7CZBhDHARIsAPPWv3eB62-kELQR9C5stZGksVD0IROhFTmGqrEdOBz_t211F9GOXezkiJkaAlt8EALw_wcB

    Synologyルーターを選ぶ理由

    以下に示したような機能/アプリがあり、いろいろな作業が可能です。例えば、セキュリティの維持のための基本的な設定(DoS攻撃対応、ログイン回数制限など)、VPN (Virtual Private Network)によるローカール環境での作業、また、ルーター自体のiPhoneアプリによる管理の容易性、などが特徴として挙げられます。

    SRMとは

    SRM (Synology Router Manager) は、Synology ルーターのOSです。PCのWIndowsにあたります。Webブラウザ/アプリからアクセスして作業します。

    アクセス方法は、以下の2種類が用意されています。Webブラウザでは出来ないことが、アプリではできたりと、少し挙動が異なっています。操作に悩んだ時は、切り替えて作業をしてみてください。

    1. Web ブラウザにより指定のポートにてurlにアクセスしてログインする。
    2. iPhoneアプリ「DS Router」を使用してログインする。

    Synologyルーターを管理するために主に使用するアプリを以下に示します。

    ルーター用アプリ

    1. パッケージセンター:
      標準でインストールされていない機能をインストールしたり、アプリのアップデートしたりする機能があります。Synology NASのDSMにも搭載されているアプリです。
    2. コントロールパネル :
      通常管理に使用する機能群が集約されています。ユーザー設定、地域設定、証明書、SRMのアップデートなど。
    3. ネットワークセンター:
      特にネットワーク管理の機能が集約されています。(1)状態、(2)インターネット、(3)ポート転送、(4)ローカルネットワーク、(5)トラフィックコントロール、(6)セキュリティ、(7)操作モード、などの管理ができます。以下、選択して特記しておきます。
      1. (3)ポート転送:
        ワイヤレスAPモードのRT2600acでは使用できなくなる。因みに、RT6600axではワイヤレスAPモードが選択できない。
      2. (4)ローカルネットワーク:
        ワイヤレスAPモードのRT2600acでは使用できなくなる。使用できなくなるとRT2600acのWi-Fiに接続しているデバイスがあるのに、そのデバイス名を確認できなくなるため非常に困るが、DS Routerを使用すると下のメニューにある「デバイス」から確認できるので、今はこの方法で対応しておく。
      3. (5)トラフィック コントロール:
        ワイヤレスAPモードのRT2600acでは使用できなくなる。
      4. (6)セキュリティ:
        証明書の発行管理などの操作が可能です。
      5. (7)操作モード:
        1. (1)ワイヤレス ルーター:
          Synology NASをプロバイダー経由でインターネットに繋ぎインターネットを使用する場合に使用します。
        2. (2)ワイヤレスAP:
          今回の事例のように、すでにプロバイダーに接続するルーターがあって、そのルーターにSynologyルーターを接続する場合に使用します。
        3. (3)ワイヤレス リピーター:
          Wi-Fiの距離を伸ばす場合に使用します。一般家庭では必要ありません。RT2600acではこの機能は使用可能ですが、RT6600axには搭載されていません。
    4. ネットワークツール:
      pingや経路の検査ができます。脅威のあるパケットを監視するアプリ「Threat Prevention」で脅威として認識されているIPアドレスを、このツールで検査したりできます。
    5. Threat Prevention:
      パケット内容を監視して脅威のレベルに応じてアラートしてくれたり、パケット自体のドロップをしてくれます。アドオン・アプリです。パッケージセンターからインストールして使用します。使用には外付けUSBメモリの接続が必要で、ログ記録に使用します。
    6. VPN:
      このコロナ禍で一気に知られることになった。外部からのアクセスツールです。アドオン・アプリです。パッケージセンターからインストールして使用します。使用には外部ネットワークから接続するため、サイト(IPアドレス)に対するLet’s Encryptなどから得た「証明書」のインストールが事前準備として必要です。

    つまづいたこと

    iOSのWi-Fi設定で「インターネット未接続」、Windows PCで「Npcap Loopbakc Adapter」

    この問題が起きた当初は、Synology NASおよびSynology RouterをSoftbank Airへの接続が原因であると思い込んでいました。ネットネーブルを抜き差しして確認しました。Synology RouterをSoftbank Airに接続し、Synology NASは未接続とすると、iOSでの「インターネット未接続」は表示されませんでした。そこで、Synology NASの設定に原因があると考え、その設定をあれこれ変更しましたが、解決しませんでした。

    何気にWindows 11のSurface Pro 6の下のメニューにあるWi-Fiアイコンにマウスカーソルを持って行った時、「Npcap Loopback Adapter」の表示が出てきました。ググってみると、自分自身にpingを送る時などの検査に使用するもののようです。解決方法は、「Npcap Loopback Adapterという項目が有効になっているはずなので無効化せよ」とのことでした。結局、これを無効化することで、Windows11の「Npcap Loopback Adapter」の表示は消えましたが、iOSでの「インターネット未接続」については、若干、表示が消える時があるものの、まだ表示の継続、たまに表示が消えるなどの状態は改善できてませんでした。

    しばらく様子を探った結果、Synology NASの通信の多さが原因でした。以下の項目でまとめたように、NASにはバックアップ設定をSynology Driveを使っていることで、バックアップが完了していないファイルの転送によるトラフィックが回線を占有する状態となって、iOSが、「インターネット未接続」を判断したようです。NASでのバックアップが完了した後は、この問題は解決しました。

    しばらく様子を探った過程で、ルーターの接続形態(下図)は「ワイヤレスルーター」および「ワイヤレスAP」のいずれでもSoftbank Airを介したインターネット接続が可能であることを確認できました。現在は、「ワイヤレスルーター」で設定しています。この設定により、Softbank AirをDNSとてアドレスを与えられるデバイス群とSynology NASをDNSとしてアドレスを与えられるデバイス群とにローカルアドレスを分けることができました。これによって以下の設定が可能になります。

    1. ホームオートメーションに使用している温度計、赤外線リモコン、スイッチなど制御関係のデバイスが接続されているネットワークをその他のネットワークから切り離す。
    2. データ共有などを利用するWindowsマシン、iOS, Synology NASをホームオートメーション関連のネットワークから切り離す。
    Figure

    VPNクライアント

    Synology Routerの製品別において,同時接続できるVPNクライアント数は以下の通りです.

    デバイス モデルクライアント VPN アクセスライセンスの最大数
    RT6600ax40
    WRX56020
    RT2600ac20
    MR2200ac10
    RT1900ac10
    クライアント VPN アクセスライセンス │ Synology VPN Plus | Synology Inc.

    Npcap Loopback Adapter -ボッチSEのパドリングブログ-

    https://paddling-blog.com/1910-2

    まとめ

    別宅にRT2600acを導入しました。RT2600acは最も外部にあるSoftbank Airに有線で接続しています。RT2600acには、NASやPCおよびiPadなどをWi-Fiで接続しました。

    ローカルネット内は、RT2600acを経由させることで、PC、iPadなどの間で行うファイル転送が高速になると期待できます。おそらくSoftbank AirはRT2600acと比較してそれほど高性能ではないと考えられるためです。

    以上

    編集履歴

    2022/09/23 Mr.Harikiri
    2022/09/24 追記: RT6600axの特徴
    2022/09/29 追記: iOSの「インターネット未接続」とWindows 11の「Npcap Loopbakc Adapter」の問題について。
    2022/10/11 追記: (1)iOS「インターネット未接続」問題の解決したことについて、(2)Softbank AirとSynology Routerの共存設定(ワイヤレスルーター、ワイヤレスAP)。
    2023/04/10 追記: Router別の同時接続可能なVPNクライアント数
  • [Synology] 高速WiFiルーター RT2600ac – 独自VPN Plus Server – 海外からのアクセスには独自のSSL VPNが高速、19のライセンスを無償で追加 [2022/06/16]

    [Synology] 高速WiFiルーター RT2600ac – 独自VPN Plus Server – 海外からのアクセスには独自のSSL VPNが高速、19のライセンスを無償で追加 [2022/06/16]

    はじめに

    VPN clientでVPN serverに接続すると、そのVPN serverで設定されたローカルのIPアドレスが与えられます。そうすることで、Internetにアクセスする場合、そのローカルIPからルーターのグローバルIPを窓口としてアクセスすることになります。すなわち、ローカル環境を手に入れたことになる訳です。

    VPN提供業者のサービスでは、仮装ロケーション、位置情報の隠蔽などが可能と謳っていますが、この原理は、VPN接続したクライアントのIPアドレスが、サーバーのIPアドレスになるためです。VPNサーバーがアメリカにあれば、そのアメリカのIPアドレスがクライアントのIPアドレスになります。複数の国にVPN serverを持っているVPN提供業社では、それに応じたグローバルIPアドレスの取得が可能なようです。

    SynologyのVPN Plus Serverは、L2TPやOpen VPNなどに対応していますが、やはり、VPN Plus独自のSSL VPNは、L2TPよりも通信速度は高速でした。

    SSL VPNの使用をお勧めします。

    因みに、VPN提供業者の評価は、以下のリンクが参考になります。

    2022年のベストVPN – TOP10VPN –

    https://www.top10vpn.com/japan/v/asia/?bsid=c0jpse1kw005&gclid=CjwKCAjwloCSBhAeEiwA3hVo_TtrjkTThBdk9NnkZ9cm1orW3ZQhSPOEpOmR3EH6rN_QluEOXBgYzhoCqhkQAvD_BwE

    最近の管理

    Synology VPN Plusには無料のSSL VPN clientライセンスが1つ付いています。また、これまで、追加で最大19のライセンスを1ライセンス当たり約千円で追加可能な設定になっていました。このコロナ禍で自宅からのテレワーク需要が増えたことに対して、Synologyは、有償であった追加のSSL VPNライセンスを無償化しました(2021/9、下記リンク参照)。

    今回、Mr.はりきりは、海外からの作業が必要になったことから、これまでに有効化していた無償ライセンスを使用してRT2600acのVPN Plus serverに出先の海外から接続し、残り19ライセンスを有効化をしてみました。結果は、あっさり有効化することができました(2022/04/08 by Mr. Harikiri)。

    複数のVPN PlusのSSL VPN clientを使えるようになったことで、iPhoneやiPadなど、所持している複数の端末からローカル接続が可能になりました。その結果、端末の使用を切り替える度に、その端末からVPN Plusサーバへの接続着替えの必要性がなくなり、煩雑な作業から解放されました。もちろん、VPN Plus serverへはWidowsからも接続可能です。

    無償クライアントの発表は以下のリンクを辿ってください。

    無償クライアント VPN アクセスライセンス – Synology –

    https://www.synology.com/ja-jp/products/Client_VPN_Access_License

    WindowsからSynology VPN Plusに接続する方法については、は以下のリンクを辿ってください。

    Windows PCからVPN Plus Serverに接続するにはどうすればよいですか? – Synology –

    https://kb.synology.com/ja-jp/SRM/tutorial/How_do_I_connect_to_VPN_Plus_Server_via_Windows

    いろいろなプロトコル

    vpnのプロトコルについて以下の表に示しました.古い順にしめしてあります.最も新しいのがOpenVPNです.

    プロトコル説明
    PPTP古いプロトコル.macOS/iOSに非対応
    L2TP/IPsecPPTP互換,速度遅い,ファイアウォールにブロックされることがある.
    SSTPWindows向け
    IKEv2モバイル向き
    OpenVPN開発進行中.オーブソース.

    VPN対応ルーターとは? 初心者が知っておくべき選び方・注意点 ~ ITトレンド

    https://it-trend.jp/vpn/article/48-0068

    Synology VPN Plus

    Synology RT2600ac ルーターは、パッケージセンターにあるVPN Plus Serverを導入することで、手軽にVPNサーバーを構築できます。

    iOSのiPadやiPhoneでは、クライアントアプリから手軽にVPN接続することが可能です。

    Windowsでは、ブラウザからVPNに接続すれば、クライアントのダウンロード/インストールが催促されます。一回、インストールすれば、この催促は表示されなくなり、ブラウザからVPNに接続できるようになります(前掲のリンクをご参照ください)。

    インターネットからの接続の場合、証明書がエクスパイアしていて接続できない等、いざと言う時には、ローカル環境が必要な場面があります。その他、ID/PWによるログインにより、不運にも何度も失敗しアカウントが自動ブロックされた場合です。攻撃者であるなら、そのまま永遠にブロックリストに登録(等)されていてもいいのですが、自分自信の場合は、ブロックリストから解除しなければなりません。しかし、アクセスとして外部IPアドレスを許す設定はセキュリティ的には低くなるため、許可するIPアドレスとしてローカルのみを設定しています。そうすると、もしもの時には、自宅に帰ってローカル環境でブロックリストにアクセスすれば良いのですが、どうしても出先にいる場合は、VPNに接続して擬似的にローカル環境で作業を行う訳です。

    RT2600ac

    ハードウェアインストールに関する取扱説明書は、以下のリンクからご参照ください。

    Synology Router RT2600ac

    ハードウェア行くストールガイド

    https://global.download.synology.com/download/Document/Hardware/HIG/Router/17-year/RT2600ac/jpn/Syno_HIG_RouterRT2600ac_jpn.pdf

    出先からRT2600acにアクセスするには

    不正にログインすることを防御するには、Two Factorを使うことが有効です。一方、通信途中の傍受(盗聴、改ざん)については、通信内容の暗号化技術の導入が有効です。それが、VPN (Virtual Private Network)です。

    先ず、自宅のネットワークやSynology機器のDSMなどにアクセスする方法として、Internetからhttpsで入る方法があります。更にセキュリティを上げるには、追加で暗号化されたVPNを通じて入る方法があります。

    Synology RouterのRT2600acに対して出先からアクセスする場合、DS routerというアプリを使用できます。DS router アプリは機能制限があるので、設定が必要な場合は、ブラウザからRT2600acにアクセスする必要があります。

    VPN Plus Server – Synology –

    https://kb.synology.com/ja-jp/SRM/help/VPNPlusServer/vpnplus_server_desc?version=1_2

    VPN プロトコルの種類

    SynologyのVPN Plus serverが提供するVPNは以下の通りです。

    • Synologyが提供するVPN server
      • Synology VPN
        • SSL VPN : ライセンス数1 (同時アクセスできるユーザー数)、19の優勝クライアントライセンスは、2021/09に無償化された。
        • WebVPN : ライセンス数1
    • 標準VPN
      • SSTP VPN : ライセンス数1
      • OpenVPN : ライセンスフリー (複数設定可能)
      • L2TP/IPSec VPN : ライセンスフリー (複数設定可能)
      • PPTP VPN : ライセンスフリー (複数設定可能)

    記事を書いた当時(2020)はL2TP以外のVPN接続を確認できていませんでしたが、Synology SSL VPNの接続も確認できました(2021/01/05)。

    iOSは、SystemとしてL2TPに対応していますし、Synology SSL VNPへの接続には、接続アプリが提供されています。VPN Plusをアプリストアから探してインストールしてください。L2TPよりは、SSL VPNを使った方が接続は安定しています。

    設定概要

    1. 共通の設定(ここでは、詳細な説明はしません)
      • Internetからのアクセスには、DDNSによるドメイン名の取得が必要
      • RT2600acでSRMのポートを開放 (L2TPでは必要ではない)
      • iPhoneへのDS routerアプリのインストール (ネット管理のため)
      • iPad/iPhoneのファイルブラウザアプリ (FileBrowser Biz)のインストール (ローカルアドレスによるファイルにアクセスするために使用しています)
    2. VPN経由
      • VPN接続までの経路では、httpsのSSLで通信内容は暗号化されます。
      • VPN接続後の通信内容は、VPNにより暗号化され、その後のInternetへのアクセスは、1つ余分なVPNを経由します。これによってローカル環境を取得できます。具体的な接続のイメージは、
        Client → VPN (Server) → Internet、です。
      • 効率性 : 追加したVPNでの暗号化・複合化があるためレスポンスが低下はやむを得ないですが、RT2600acの性能次第です。2022上半期にSynologyは新しいルーター製品を販売開始するとアナウンスされています。性能がアップされているようなので、手に入れた際には性能比較をする予定です。
      • 設定概要
        • RT2600acへのVPN Plus Serverのインストール
        • iOSでの設定
          • L2TPでは : iPad/iPhoneの設定 → 「VPN構成を追加」にて設定
          • VPN Plus アプリ内で設定して接続
        • Wondowsでの設定
          • WebブラウザでRT2600acのVPN Plus Serverにアクセスして接続
        • 管理
          • ローカルネットの管理は、接続しているVPNのローカル環境からDS RouterアプリでRT2600acに接続にて行います。
          • VPNの管理は、接続しているVPNのローカル環境からRT2600acにログインし、VPN Plus Servrから、接続状況、ログなどで確認になります。
    3. Internetのみの経由 (VPN接続との違い)
      • 端末からのローカル環境は利用できない。

    VPNによる暗号化

    VPNの暗号化通信には、RouterにVPN ServerとClient側の設定が必要です。以下の「VPNのインストールと設定」を行ってください。

    VPNサーバー

    下図は、RT2600acのデスクトップです。

    下図は、パッケージセンターにあるパッケージです。VPN Plus Severをインストールします。

    左上の窓アイコンから、使用できるアプリが表示されます。VN Plus Severを起動して設定してきます。

    SSL VPN

    SSL VPNサーバの設定

    • クライアントIPの範囲
      • Local Networkに設定してください。この設定は、もしもの時に、Local Networkからはアクセスを許可する設定にしているため、外からVPNに入ってローカルIPアドレスを取得することで、外からローカルIPアドレスによりアクセスが可能とするためです。
      • NASの「コントロールパネル → アカウント → ホワイト/ブロックリスト」のホワイトリストには、ローカルIPアドレスを設定していることが前提です。
    • ポート
      • 以降に解説しているL2TPの場合とは異なり、ポート番号が必要です。重要な事は、ポート番号は、その他のサービスと重ならない番号を設定することです。重ならないポート番号を設定することで、そのポート番号を使ったコールは、本RT2600acルーターのサービスとみなされ、SLL VPNサーバーをコールすることができます。
      • 割り当てられている「ポート番号」は、「ネットワークセンター → 転送」にて確認してください。

    SSL VPN クライアント

    DDNS名とポート番号(<your DDNS name>:<port no>)とUI/PWを入力して接続します。2ファクターを設定していれば、認証番号の入力を求めてきます。入力して接続します。

    接続できれば、ローカル環境と同様に作業が可能です。NASの接続IPアドレスも、ローカルIPアドレスで可能になっています。

    どのVPNを使うか

    以下に示したL2TPの記事を書いたのは2020/7でした。最近、海外に行くことになり、海外からの接続をしたのですが、iPhoneからのL2TP接続では、そのネット速度が非常に遅く使い物になりませんでした。

    Synology独自のSSL VPNでは、VPNを接続していない時と比べて速度は当然落ちますが、使用に耐えうるものでした。

    SSL VPNの使用をお勧めします。

    SSL VPN

    SSL VPNサーバの設定

    デフォルト設定でOKです。ただし、ルーター経由の内外の転送ボートは確認してください。

    クライアント

    iOSのクライアントは、App Storeから取得し、随時接続を実行します。

    Windowsクライアントは、ブラウザからの最初の接続時にクライアントの導入が促されるので、それをダウンロード/インストールしてください。その後、接続のクライアントは、最初と同様ブラウザからの接続ですみます。クライアントの導入が促さ素れることは無くなっているはずです。

    IPアドレスの確認

    VPN接続ができていれば、IPアドレスは、VPN Serverが繋がっているグローバルIPアドレスに変わっているはずです。

    確認くん」、「nordVPN」などを使用して、IPアドレス/住所などを確認してください。

    L2TP

    L2TPサーバの設定

    • iOSはL2TPに対応しています。
      • でも、iOS用に Synology アプリとしてVPN Plusがあるので、上記に示したSSL VPNを使う方が素直です。
    • VPN Plus Serverの標準VPN → L2TP、を開く
    • クライアントIPの範囲 → (Local Network)にセットすること
    • 事前共有鍵 : 最下の2カ所を入力
    • [適用]

    iPhoneの設定 (クライアント)

    • iOSでのクライアントの設定手順は、設定 → VPN → VPN構成を追加に進みます。
      • タイプ : L2TP
      • 説明 : 任意の説明
      • サーバ : ドメイン名(インターネットからアクセスできる名前)
      • アカウント : ローカルのユーザーID
      • パスワード : 上記ユーザーIDのパスワード
      • シークレット : VPN Plus サーバの管理画面で設定したパスワード
      • プロキシ

    まとめ

    VPNを活用すると、出先からでも暗号化された通信が可能となり、割り当てられるIPアドレスをローカルのIPアドレスになるよう設定していれば、ローカル環境を享受できます。これにより、ローカル環境でしかできない作業でも、VPNによりリモートで作業ができます。

    セキュリティ面のメリットだけでは無いことを理解して、是非、活用してください。

    編集履歴
    2020/07/15 Mr.HARIKIRI
    2021/01/05 追記 (SSL VPNの設定、まとめ)
    2022/03/27 追記 (VPN提供業者について、その他追記)
    2022/04/08 追記 (VPN PlusのSSL VPNクライアントライセンスを無償で追加)
    2022/04/10 文言整備
    2022/6/16 追記(VPNプロトコルのいろいろ)
  • [IT] COVID-19でクローズアップされるVPN – 繋がらない日本の企業 – これからのICT投資が望まれる – ID13044 [2020/11/16]

    [IT] COVID-19でクローズアップされるVPN – 繋がらない日本の企業 – これからのICT投資が望まれる – ID13044 [2020/11/16]

    日本の企業に足りないICTは、と聞かれた時、全てと答えざるを得ない。今回のCOVID-19から見えてきた当面の足りないICTと言えば、リモートワークでしょう。その観点から具体的に示すと以下の通りと考えます。

    • 端末としてのPC
    • ネットワーク回線の容量(バックボーン)
    • VPNサーバーの性能
    • 社内ルーターの性能
    • ネットワークケーブルの更新
    • SkypeからTeamsへの変更

    社内ネットワークに繋がらない!?

    COVID-19の緊急事態宣言が、発出されて在宅勤務が進められる中、Vertual Private Network (VPN)が社内に無い、あっても繋がりにくいなど、問題になっているようだ。

    その根本原因は、ICTに投資をしていないためだ。Windowsにしてもそれを動かすPCにしても、これらはすべてアメリカのインフラを前提にしている。Cloudも然り、VPNも然り、全てのICTは、アメリカ標準である。

    アメリカ標準のPCを使うのに、日本では、それに付随するインフラがアメリカ標準についていけるほど、ICTに投資をしていない。

    その結果、VPNは繋がりにくい。

    アメリカと日本のITC投資の格差

    日本ではICTに対する投資は、中小企業はもちろん、大企業でもアメリカほど進んでいない。その累積額で言えば、全く進んでいないと言っていい。

    総務省の2017年までの統計情報 (第2節 デジタル経済を支えるICTの動向)で示されているのが図1から図3です。米国、英国、フランスと比較しても日本の投資額が低いのが分かります。

    GDPあたりのICT投資額について日米の比較(総務省)を見ると、ほとんど同比率となっている(図4)のだが、安心してはいけない。英国のGDPは、日本のGDPの60%程度しなないにもかかわらず、米国と同等の積極的なICT投資を継続している。2015年までで、英国および米国は、日本に比べて、約3倍の額をICTに積極投資している。

    端的に言ってしまえば、英国は、国力は日本より低いものの、ICT投資に対して積極的に行なっている。

    図1. 日本のICT投資額の推移
    棒グラフは、毎年の投資額で、約30年の間で投資額は増えていないのが分かります。折れ線グラフは、ソフトウェア投資への割合ですが、その比率は増加しているということは、年々ハードウェアに対する投資は少なくなっていると言える。

    図2. 米国のICT投資額の推移
    ICT投資全体の総額は、今日まで約30年の間で積極的な投資が行われたことが分かる。

    図3. 米国、英国、フランスおよび日本のICT投資額の推移の比較
    米国と英国は、姉妹国であると考えていい。ICT投資のパターンは、ほとんど同等に推移している。フランスは、昔に繁栄した国との認識があるかも知れないが、日本は、そのフランスとですら、同等のICT投資の推移を示しているものの、近年、差を付けられている。

    図4. 日米のGDPあたりのICT投資額の推移と比較
    GDPあたりのICT投資額は、日米で同等である。

    図5. GDPの比較
    英国のGDPは、日本の60%弱である。

    これから日本は、ICT投資を積極的にする必要がある

    パラダイムシフト

    今回のCOVID-19によって、日本では、パラダイムシフトが起こります。いえ、世界でこれまで通りに活躍するためには、パラダイムシフトを起こさなければなりません。世界でもパラダイムシフトは起こります。

    ICTへの投資として、これまでは更新にしか行ってこなかったことを、機能アップにも行っていく必要があります。もしも、そうしなかったとしたら、世界から取り残されていくのは明白です。世界の国々は、ICTが必要であり、機能アップが必要であることを、既に理解しています。

    付けは払わなければならない

    日本でも2000年くらいには、ICTへの投資を叫ばれた時期がありました。しかし、景気の低迷、少子高齢化などに理由を付けて、ICTへの投資を維持はしてきたものの、積極的な投資はしてきませんでした。個々の企業のみならず、バックボーンとなる共通のインフラ関連もそうです。その付けは、これから数年間をもって、払わなければならないでしょう。

    とるべき舵の方向

    日本の大企業は、賃金を上昇を抑えて、内部留保を増やしていると言われまます。今後は、手段であるICTに対しても積極的な投資ができなければ、生き残りは厳しいと感がられます。グローバルでは、ICTを使った競争の激化が始まるからです。

    VPNの拡張か? SD-WANか?

    大規模なリモートアクセス VPN サービスの構築 (2007)

    VPN接続とは?VPNの基本とメリット・デメリットを紹介 – NTT PC – (2019)

    Microsoft®Office 365®が遅い原因とSD-WANを利用した解決方法 – NTT PC – (2019)

    VPN

    VPNの技術のベースは、専用線を使わないで、公共のネットワークであるインターネットを利用して、サーバーとクライアント間で、「トンネリング」、「暗号化」および「承認」というプロセスが発生しています。

    おおよそ、1つのVPNを担うサーバーに対して、繋ぐことが可能なクライアント数は、一般的なサーバーを設定した場合、200~500程度です。

    • Pentium 4, 2.8GHz, 1GB

    VPNサーバーを拡張するには、マシン性能をアップすることが考えられますが、クラスタリングすることが最もスケーラビリティがあり、やりやすいと考えられます。

    • メモリー増設
      • メモリースワップ低減
    • キャッシュメモリー増設
      • 応答速度改善
    • クラスタリング
      • 同等のサーバーを追加による負荷分散
    • サーバーとクライアント数のバランス
    • ネットワークケーブルの劣化、規格(100, 1000)の適正使用とアップデート(同時にネットワーク機器の更新も必要)

    SD-WAN

    VPNの技術よりも、もっと優れたSD-WAN (Software Defined WAN : ソフトウェア定義型広域ネットワーク)というものがあります。速度は4倍高速です。

    • SD-WANの開設期間は短い
    • 速度はVPNの4倍高速
    • Cloudツールも使える
    • ソフトウェアを介してアプリケーションやツールの経路(ネットワーク経路)を一括管理
      • Office 365の通信のみに限定したり
      • 各拠点のエッジ装置から直接インターネットへ通信
      • センター拠点への過剰なトラフィックの集中を防止

    Office365が遅い対策

    • ネットワークケーブル、ルーター
    • Excelの計算設定(GPU/CPU)
      • GPUは、画像処理、制御、演算や大きな計算に特化しているので、特殊なケースでは有利だが、起動に時間がかかる
      • CPUは、その他一般的計算に向いている。Excelの初期設定では、GPUになっているが、CPUにした方が早くなるケースもある
      • 設定は、ファイル → オプション→詳細設定→ハードウェアグラフィックアクセラレータ、で行う
    • Skypeは、音が途切れたりすることが多い。欧米ではすでに、Teamsという会議システムに移行しているようだ。日本でも移行しているのは少ない。Skypeは、one to oneの電話の代替から発展してきた経緯があり、多数を介した会議には力不足のようだ。Teamsへの移行が望まれる。

    自宅のネット環境も確認

    自宅で契約しているネット・プロバイダーのサイトに行って、ネットのスピードを確認してください。契約通りのスピード範囲に収まっているかどうか確認して、もしも、著しく速度が低い場合は、自宅のネット・ケーブルが不適切か、劣化の可能性があります。僕もこのような経験があります。ネット・ケーブルを交換したら敵面に3~5倍の速度アップができたのは驚きでした。

    編集履歴
    2020/04/09 はりきり(Mr)
    2020/04/10 SkypeからTeamsへの移行について追記
    2020/11/19 自宅ネット環境の確認

    参考文献

    2060年の世界および日本経済の行方 (2019)

    https://www8.cao.go.jp/space/comittee/01-kihon/kihon-dai5/siryou2-1.pdf
  • [Synology] NASのネットワークツールからWOLを発信してと思ったが、ルーターはRT2600acなので、iPhone用のアプリDS ROUTERの wake on LAN から自宅のPC/ビデオレコーダー等を起動する [2021/06/19]

    [Synology] NASのネットワークツールからWOLを発信してと思ったが、ルーターはRT2600acなので、iPhone用のアプリDS ROUTERの wake on LAN から自宅のPC/ビデオレコーダー等を起動する [2021/06/19]

    概要

    出先から、自宅のルーターにスマホからアクセスして、ルーターが持つWOL(wakeup on LAN)の機能を使って、目的のMACアドレスのPCを起動する

    条件

    • ルーター : RT2600ac
    • ローカルネットワークにPC、その他機器
    • モバイルは、iPhone/iPadなど

    目的

    出先から以下の操作を可能にすることが目的です。

    • iPhone/iPadなどのMobile端末を使ってPCをWake Onして、PCのデータの参照
    • ビデオレコーダーに撮りためた番組を出先から見たい時に、その電源のON
    • ローカルLANにある機器の電源のON/OFF状態を知りたい時の確認

    方法

    1. Internet経由で、iPhoneのアプリからPCをWake Upする
    2. VPN経由を追加して、同様にWake Upする

    PCの設定

    出先からPCをWake Upするには、先ず、前提として、Wake Upが可能となるようPCのBIOS、ネットワークドライバを設定しておきます。その他の前提は以下の通りです。

    • DDNSによるドメイン名を持っていること
    • PCのBIOS, ネットワークドライバの設定がされていおり、ローカルでWake Upができていること
    • PCのネットワークカードの「MACアドレス」を調べておく

    iPhoneにツールをインストール

    • SynologyサイトのDS routerの説明 source
    • iOSアプリlink

    出先からのアクセス

    • DS routerを起動
    • ドメイン名を使ってログイン (2 factor認証にも対応している)
    • メニューの「Wake Up」を選択
    • 新規に追加するには、MACアドレスを登録する
    • 表示されている名前(MACアドレスも含む)をクリックして、Wake Upさせる

    ブラウザから

    ブラウザでRT2600acに接続して「ネットワークツール」を起動、Wake-on-LAN」タグを開く。

    • デバイスの選択または、MACアドレスで追加すれば、下のデバイス・リストに追加される
    編集履歴
    2019/07/28 はりきり(Mr)
    2020/04/16 大幅修正
    2020/04/24 追記 (関連記事)
    2020/06/25 文言整備
    2020/08/09 追記(DS routerのSynologyサイトのリンク、iOSアプリのリンク)
    2021/06/19,追記(Webブラウザからのコントロール、目的の追加)