論文の概要
- 抗体のグリコシレーションサイトに付加される糖鎖としてMan5は、ADCC活性を高める
- Man5付加を促進する培養添加物の探索
- マンノシダーゼ阻害剤であるキフネンシンによるマンノースの付加を増強した培養
- 精製後、Man5より大きなMan7, Man8 およびMan9をMan5にトリミング
- 以上により、ADCC活性の強化とFcγRIIIaへの結合活性増加が示された。
- マンノシル化抗体は、フコシル化抗体よりクリアランスが高い事は知られているが、Man5は、Man8, Man9と同等の動態を示した。
参考文献
Production, characterization and pharmacokinetic properties of antibodies with N-linked Mannose-5 glycans
Production, characterization and pharmacokinetic proterties of antibody , MAbs, 2012 Jul 1; 4(4): 475-487
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3499342/#!po=19.1176
Marcella Yu, Darren Brown, […], and Robert Bayer