セルスタック
セルスタックとは,Corning CellSTACK培養チャンバーでプラスチック製の接着細胞用の多段培養シャーレです。これはもう「ラボ用」とは呼べないかも知れません。遺伝子治療用のAAVベクターの治験薬製造に使っているCMOも存在します。
- 5段の製品 : Cell STACK5
- 培養面積 : 3,180cm²
- 注入口 : 直径 26mm
- 33mmネジキャップには 孔サイズ 0.2µm の疎水性メンブレンが直接シールされており,コンタミネーションリスクを抑えたガス交換が可能です
- 別売りの化学薬品耐性のあるフレキシブルヒートシールチューブがついた直径 33mm ネジキャップ :培地や細胞液を直接無菌的に出し入れ可能
- USP クラス VI に適合したポリスチレンは、光学的な透明度と機械的強度が優れている
- γ-線滅菌済み, ノンパイロジェニックを保証
- 出荷前に100% リークテストを実施
¥ 35,200 per case (2021/01)
ポリスチレン製 セルスタック – 5チャンバー, ベントキャップ付き, (2個/ケース)
https://ecatalog.corning.com/life-sciences/b2b/JP/ja/アプリケーションから製品を探す/セルセラピーとワクチン/セルスタック/Corning®-CellSTACK®-培養チャンバー/p/3319?clear=true
多品種には
昔ながらのフラスコ(下図)があります。これは、僕がバイオを始めた40年前には、もう既に存在していました。FL細胞という細胞をこのフラスコで静置培養すると、フラスコ面にモノレイヤに増殖します。培地を取り除いた後、トリプシン溶液処理でフラスコから細胞を剥がします。得られた細胞の内の大半は、ある使用目的に使い、残りは、継代培養(CO2インキュベータ)に回します。これを3、4日のサイクルで1年中培養するわけです。当時は、10~20本を培養していました。
細胞培養フラスコ
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/life-science/cell-culture/cell-culture-plastics/cell-culture-flasks.html
編集履歴 2021/01/20 Mr.HARIKIRI