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  • 気になる企業 – Biogen – 多発性硬化症治療薬に集中 –  [2024/05/22]

    気になる企業 – Biogen – 多発性硬化症治療薬に集中 – [2024/05/22]

    ID23033

    Biogen

    • 2024/5, SOD1-ALSに対する治療薬(アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO), トフェルセン, QALSODY)の日本国内承認申請.SOD1 mRNAに結合,推計患者数は2%.SOD1蛋白質の折り畳み障害が原因.アメリカではP3において主要項目評価で未達であったがバイオマーカのデータでFDAは迅速承認していた.
      • FDAによる承認についての要約( by Copilot)
        • FDAの加速承認: QALSODY™ (tofersen) がSOD1遺伝子変異を持つ成人の筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療のためにFDAによって加速承認されました。この承認は、QALSODY治療を受けた患者の血漿中の神経フィラメント軽鎖(NfL)の減少に基づいています。
        • QALSODYの効果: QALSODYは、ALSの遺伝的原因を標的とする初の承認治療法です。治験では、QALSODY治療を受けた患者はプラセボを受けた患者に比べて、血漿NfLが55%減少しました。
        • 重要な安全情報: QALSODYには、重篤な神経学的イベント、視神経の腫れ、頭蓋内圧の上昇、無菌性髄膜炎などの警告と注意が関連しています。
        • バイオジェンのALSへの取り組み: バイオジェンは10年以上にわたりALS治療の追求に尽力しており、QALSODY以外にもALS治療のための薬剤候補を開発中です。

    FDA Grants Accelerated Approval for QALSODY™ (tofersen) for SOD1-ALS, a Major Scientific Advancement as the First Treatment to Target a Genetic Cause of ALS

    FDA Grants Accelerated Approval for QALSODY™ (tofersen) for SOD1-ALS, a Major Scientific Advancement as the First Treatment to Target a Genetic Cause of ALS | Biogen
    • 2019年の売り上げは、$14,378m source
    • バイオテク企業の株価の比較(2020/08)
      1. Regeneron Pharmaceuticals : $620
      2. Biogen : $290
      3. Vertex Pharmaceuticals : $280
      4. Amgen : $250

    2019年の売り上げと製品

    2019年の売り上げは、$14,378mでした。その内訳を以下に示します。

    • TECFIDERA, $4,433m
      • 2013/03/27, FDA承認
      • 2017/09/19, 日本人、とくに未治療(※)の再発寛解型MSでの安全性と有効性が確認された souce
      • 多発性硬化症 (MS)治療薬 (dimethy ufmarate)カプセル錠
      • 再発型MS (中枢神経系の慢性的炎症性の自己免疫疾患)
      • ※ 他の治療として、「フィンゴリモド」などがある
      • 解説) T1-Gd+造影病変の観察により有効性を評価
    • Interferon, $2,102m
      • Source
      • 2006/07, 日本で承認
      • 2018/03/30、使用成績調査が完了し、付されていた承認条件がはれて解除された
      • MSの再発予防
      • 製品名「アボネックス」(一般名Interferon β-1a)
      • エーザイが共同販促
    • SPINRAZA, $2,097m
      • 2016/12, 申請から3ヶ月未満でFDA承認
      • 脊髄性筋萎縮症(SMA)の機能改善、生存延長 souce
    • TYSABRI, $1,892m
      • 薬剤の種類は、疾患修飾薬(DMT)である
      • TYSABRI(タイサブリ)は、α4-Integrinに対するモノクローナル抗体。α4β1-Integrinとvascular cell adhesion molecule-1の相互作用を遮断し、MS患者の炎症性細胞の活性を阻害すると考えられている
      • タイサブリは、日和見ウイルス感染症PMLのリスクを高める。そのリスクファクターは抗JCV抗体陽性、免疫抑制剤の前投与、タイサブリの長期投与。
      • 米国では、再発寛解型MSの単剤療法で適応が認められている。
      • 2014/06より日本で販売
      • 2017/09/19, 市販後調査で安全性と有効性が確認された souce
    編集履歴
    2020/09/27 Mr.Harikiri
    2024/05/22 tofersenのFDA初認と日本での承認について追記