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  • 気になる企業 – Bia Separations – バイオ医薬品開発で次世代モダリティーに適用を提案するモノリス・カラム製品 – mRNAやAAV精製 [2020/09/20]

    気になる企業 – Bia Separations – バイオ医薬品開発で次世代モダリティーに適用を提案するモノリス・カラム製品 – mRNAやAAV精製 [2020/09/20]

    BIA Separations

    次世代モダリティ医薬品

    次世代のバイオ医薬品として、新しいモダリティの開発が進められています。Messenger RNA (mRNA)やリコンビナントAAV(rAAV)が代表的な次世代のモダリティです。

    mRNA

    mRNAを精製するには、CIMmultus PrimaS™️が使えます。source

    • 「CIMmultus PrimaS™️」の特徴
      • High resolution mRNA purification tool
      • monolith structure
      • Rapid process, Scale-up
      • has a intact poly(A) tail
      • to remove dsRNA and DNA
      • to remove product-related impurities: enzyme, fragment of DNA and RNA
    • Messenger RNA (mRNA)は、高分子で、シェアストレスに敏感です。モノリス構造は、高分子のアクセスを可能にし、10kb以上のmRNAを精製することができます。
    • mRNAの化学的特性の豊富なスペクトルは、さまざまな精製カラムの基礎となります。 Messenger RNAには、荷電したリン酸バックボーンと、水素結合能力を持つ疎水性ヌクレオチド残基が含まれています。

    AAV

    AAVの精製には、CIMmultus SO3でキャプチャリングして、CIMmultus QAでポリッシングする方法が使えます。source

    • 製造由来のクリティカルな不純物
      • Host Cell由来の核酸
      • Host Cell由来のタンパク質
      • クロマチン
        • 厄介な不純物、抗原性を持つ
        • クロマトにおける阻害要因
        • 核酸をコンパクトに巻くためのコアとなっているタンパク質
        • 核酸は、酵素にゆり速やかに分解されますが、このタンパク質は頑丈なため、取り除かない限り残留する
    • 目的物由来のクリティカルな不純物
      • Empty Capsids (目的遺伝子; GOIを含まないAAV粒子)
      • Capsid Aggregates (AAVの重合物)
      • Capsid DNA Complexes (AAV粒子とDNAの結合体)

    以下のクロマトグラムは、SF9 harvest AAV2/8の蛍光SEC分析。AAVとクロマチンは挙動を共にしている。Bia Separationsは、2種類のIEXによりAAVの精製プラットフォームを開発している (Harvest→TFF→AAV capture: CIMmultus SO3 (for impurites separation)→ Dilution→CIMmultus QA (for empty/full separation)

    製品

    Bia Separationsが開発した製品は、一般的に言えば、精製レジンです。ただし、粒子ではなくモノリスです。圧損失がなく高流速で処理が可能です。

    分析用カラム

    • CIMac SO3
      • 分析バターンから、CIMmultus OHで精製したAAV9画分は、elution-1で不純物が除去できていることが分かる
    • CIMac QA
      • 分析パターンから、MgCl2を含むバッファーで分析するとEmpty/Fullの分離が良くなることが分かる

    製造用カラム

    スクリーニングカラム

    編集履歴
    2020/09/20 Mr.Harikiri