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  • [WordPress] WP-Optimizeのキャッシュの設定 – Autoptimizeとの併用効果

    [WordPress] WP-Optimizeのキャッシュの設定 – Autoptimizeとの併用効果

    ID14373

    AutoptimizeとWP-Optimizeの併用

    前回のAutoptimizeの設定では、cacheは逆効果でした。

    (当時の記事の補足。原理をよく考えるとわかりますが、キャッシュは複数あるとコンフリクトを起こしてしまうため、複数のキャッシュ・プラグインの使用は避けるべきです。導入した結果がよかったとしても, 2021/10/30 by Mr. Harikiri)

    ページのスピードアップをするには、以下の知識が必要です。この記事の中では、このことを知らずにテストしていた頃の記事なので、以下の知識について先ずは知っておいてください。

    Googleは、モバイル・ファーストとしてAMPという技術/ルールを提唱しています。このルールは、過度なJava, CSSなどのコードをシンプルにするように求めています。それによって、軽量化されてページの読み込みスピードが向上します。AMPに対応させるにはプラグインを使用することができます。その場合、この記事の中で評価しているAutoptimizeプラグインは、使用を避けてください。その理由は、AutoptimizeがAMPに対応していないからです。AutoptimizeもAMPと同様の目的にJava, CSSのコードを軽量化する独自の方法を使っています。おそらくコンフリクトします。blogをAMPに対応させない場合は、Autoptimizeプラグイン、または、その他の同様のプラグインを、AMPに対応させるには、AMPプラグインを使う用にして、それぞで使い分ける必要があります。

    キャッシュ・プラグインは、AMPプラグイン、Autoptimizeプラグインとは異なる原理で動いているので、併用は可能です。その場合、AMPプラグインに適するキャッシュ・プラグインがあるとでしょう。同様に、Autoptimizeプラグインに適したするキャッシャ・プラグインがあるはずです。

    PageSpeed Insights

    https://pagespeed.web.dev

    WordPressのdatabaseの最適化に、WP-Optimizeをインストールしました。

    このプラグインには、cache機能もあります。cacheをONにしてPageSpeed Insightsで測定しました。

    WP-Optimizeには、画像の遅延読み込み「Lazy Load」機能があるため、EWWW Image Optimizerなどを使っている場合、同じ機能がdefaultで有効になっているので、どちらかを無効に設定します。コンフリクトするとPageSpeed Insights (PSI)のスコアが5ポイント程低下します。

    その他の設定は、前回の記事を継承しています。

    結果

    WP-Optimizeプラグインのcache機能をONにしてSPIモバイル・スコアを測定した結果、更なる速度改善の効果があり、Autoptiizeプラグインとの併用効果が確認できました。

    WP-OptimizeプラグインのPage cachingをしない場合、ページスピードは、モバイル/パソコンそれぞれ40/68でした。

    WP-OptimizeのPage cachingをONすると、ページスピードは、モバイル/パソコンそれぞれ52/82となり少し速度が改善しました。

    • cache: off – SPIスコア:
      • モバイル : 40
      • パソコン : 68
    • cache: on – SPIスコア:
      • モバイル : 68
      • パソコン : 82

    まとめ

    PageSpeed Insightsによるモバイル・スコアは、cacheをONにすることで、モバイル40→52、パソコン68 → 82にスピードアップしました(2020/01/25現在)。

    編集履歴

    2020/01/25 はりきり(Mr)
    2020/05/29 文言整備、追記(まとめ)
    2021/11/20,修正(モバイル/パソコンの測定データのソース写真取り違え)
  • [WordPress] Autoptimize プラグインの威力 – ブログ・サイトのスピード改善対策プラグイン – 更にAMP対応まで進めた結果 [2020/05/15]

    [WordPress] Autoptimize プラグインの威力 – ブログ・サイトのスピード改善対策プラグイン – 更にAMP対応まで進めた結果 [2020/05/15]

    概要

    当サイトのGoogleSpeed Insightsで、サイトのスピードを測定(2020/02)したところ、モバイルでのスピードは、4~5%でした。そこで、サイトスピードを改善するプラグインを検討したところ、「Autoptimize」を基本に、その他キャッシャ関連のプラグインを組み合わせると、10倍程度の劇的な改善(40%程度)が可能でした。

    1. サイトのレスポンス改善プラグインを未導入: モバイル・スコアは4~5%
    2. Autoptimizeプラグイン導入 : モバイル・スコアは40%

    サイトのスピード

    自分のサイトのスピードを知るには、Google Search Consoleを使っているなら、速度(試験運用版: PageSpeed Insights)で測定してくれます。

    お知り合いになっていただいている観音寺さんから、当サイトの速度が遅いことのご指摘を頂き、測定してみたところ、その結果は、4~5%とさんざんでした。

    これでは、誰もみてくれませんね。

    また、Chromeの拡張機能(Windows版)の「Lighthouse」でもサイトの速度を測定してくれます。Lighthouseでは、50%程度の結果でした。
    (Google Search Consoleは、どうやらLighthouseのエンジンを使っているようですが、測定結果は少し異なっているようです)

    そこで、対策としてプラグイン (Plugin)を探してみました。試したのは、

    「Autoptimize」

    です。

    PageSpeed Insightsの測定で、4~5%であった性能が、20~30%に劇的に改善しました。

    その後は、微調整を行いました。キャッシュ(cache)も当然良いのでは無いかと思って、キャッシュ・プラグイン (cache plugin) の併用効果として、

    「WP Fastest Cache」

    で確認しました。当サイトの環境ではこのプラグインでは逆効果でした。

    最後に、Google Analyticsが、時間を食っているのがわかったので、

    「Flying Analytics」

    https://wpspeedmatters.com/how-to-optimize-google-analytics-in-wordpress/

    で、Google Analyticsをミニ化してその改善具合を確認しました。

    詳細は、以下ご覧ください。

    サイトの測定結果の概要

    Autoptimizeの有無での測定概要は、以下の通りです。

    • PageSpeed Insightsでは、モバイルでの速度が4~5%、それが25%に改善 (これでは、まだまだですが、改善度は高いです)
    • Lighthouseでは、50%から90%、更に100%に改善

    さらなるスピードアップには、その他プラスアルファのPluginをリコメンドしてくれています。

    以下は、JavaScript関連、CSS関連、HTML関連について設定の有無で、どれだけ効果があったかをテストしてみました。

    Autoptimizeの効果 – Page Speed Insights測定

    Page Speed Insightsでの測定に際して、Autoptimizeの設定項目は、以下で行った設定検討の結果を元にして決めた項目にて、測定を行いました。

    図1. Autoptimizeの効果 – PageSpeed Insights測定結果

    Autoptimizeの効果 – Lighthouse測定

    設定項目を、(1)CSS, (2)JavaScriptおよび(3)HTMLの順番で、効果の出そうな順に設定し、Lighthoutsで測定しました。

    Autoptimize無し

    21%のPerformanceしか出ていません。

    Autoptimize有り

    以下では、Autoptimizeで各設定項目を段階的に有効化したときのLighthouseでの測定結果です。

    連続2回措定しました。cacheが効いているので、2回目の結果は少し良い値が出ています。

    • CSSコードの最適化
    • JavaScriptの最適化
    • HTMLの最適化

    (1) CCSコード設定

    CCSコード最適化を☑️
    Aggregate CSS-files?☑️
    インラインのCSSを連結☑️

    (1+α) CSSコード設定に更に、データを生成:画像をURI化を追加

    CCSコード最適化を☑️
    Aggregate CSS-files?☑️
    インラインのCSSを連結☑️
    データを生成 : 画像をURI化☑️

    以上の結果から、「データを生成 : 画像をURI化」は、あまり効果がなさそうなので、このチェックは外すことにします。

    (2) +α : JavaScript設定

    Aggregate JS-files?☑️

    JavaScriptコードの最適化の効果はあるようです。

    (3) +α : HTMLオプション – コード最適化

    HTMLコード最適化を☑️

    HTMLコードの最適化はそこそこ効果があるようです。

    最終的に設定した内容

    最終的に、以下の通りの設定に落ち着きました。

    • Autoptimize : JavaScript(JS)、CSSの設定のみ(数参照)
    • Cache : WordPress Pluginは不要、DS918+のSSD cacheがワークしているものと思われる
    • Google Analytics : 速度性能にそれほど寄与しないが、しばらくミニGoogle Analyticsを使用してみる

    プラスアルファ

    その他の併用効果

    (1) WP Fastest cache

    キャッシュの併用も試してみました。WP Fastest Cacheです。Fee版でも多数の設定項目があります。色々設定して、Page Speed Insightsで測定してみました。結局、無い方がスコアが高く出ることがわかりました。

    当サイトのWordPressはSynology DS918+に立てています。SSD cacheも追加で積んでいます。WP Fastest cacheの効果が出なかったのは、おそらく、SSD cacheがあるためと考えれます。二重のcacheは必要ないということですね。

    (2) Flying Analytics by WP Speed Matters

    最適な設定の組み合わせを探して、試行錯誤で設定、PageSpeed Insightsで測定を繰り返し、その結果を眺めていると、Google Analyticsが結構じゃましているようなレポートがあるのに気が付きました。

    以下の測定結果は、All in One SEOに、Google Analyticsを設定した条件で測定した結果です。

    以下の測定結果は、All in One SEOに、Google Analyticsを設定した条件で測定した結果です。レペートの診断結果の項目に「第三者のコードの影響・・・」とあります。次の図には、その詳細を示していますが、Google Analyticsが866msも使っています。

    デフォルトのGoogle Analytics
    ミニサイズのGoogle Analytics

    以下の測定結果は、All in One SEOから、Google Analyticsを外して、代わりにFlying AnalyticsでミニサイズのGoogle Analyticsを設定した場合の測定結果です。

    PageSpeed Insightsによる最終的な速度レポート

    以上の設定を全て組み込んで、PageSpeed Insightsで測定しました。

    当初、1桁だった速度性能が、モバイルで50%程度、今回の取り組み始めには、パソコンでの性能評価は、気にしていなかったため、パソコンの速度性能値は、参考値になりますが、モバイルよりも 高い値のがでます。

    モバイル
    パソコン

    まとめ

    指摘を受けなければ気がつかなかった、サイトの速度でしたが、当初1桁であったのが、50%まで速度性能を改善することができました。約10倍です。

    • JavaScriptの最適化
    • CSSの最適化
    • HTMLの最適化
    • Cacheの設置(Synology NASにSSD搭載のため、プラグインは逆効果)
    • Google Analyticsは、1/10にしたミニ化も少し寄与
    • Google Font: 削除設定で、モバイルが5~10ポイント早くなることを確認。測定毎に約半分の確率でスコア50を超えるようになった(ページの作りも簡素化していることも良い影響がでている)。しばらくこの設定で運用することにした(2020/02/13)

    今後

    更なる速度改善は、以下の項目が考えられますが、個人サイトで出来るものとそうでないものもリストしました。

    • WordPressのDatabase関連 : 最適化でできるらしい
    • 別のCache Plugin : WP Optimizeはすでにためしてみました
    • PHPバージョン : Ver.5よりVer.7が早らいしい
    • Budget.json: よくわからないキーワードですが。
    • DOM : 1500以下に抑えなさいと言われますが、綺麗に見せるstyleにするとトレードオフです。
    • CDN : 個人では無理?
    • インフラ頼み : 5G、今回のこんな苦労は要らなくなるかも

    追記

    その後、いろいと調べていると、Googleは、Mobile Firstであり、モバイルに対して特化したページ作りを求めていることが分かりました。

    既存のページをAMP(Accelerate Mobile Page)という技術で、速度改善を可能にする開発を行なっていることも分かりました。

    結局のところ、現在のページは、今後、生き残らないと判断し、AMP対応ページに移行することにしました。

    2020/2/3からAMPプラグインをインストールして、セッティングを開始しましたが、2ヶ月経過した時点で、広告の表示やページ表示の不具合なども解消できました。

    AMPプラグインにより、ページの表示速度は、GoogleSpeed Insightsのモバイルのスコアで、キャッシュプラグインを有効にしてですが、60~70%にまで改善しました。

    AMP対応にするには、プラグインを使用しますが、これを使うと、「Autoptimize」プラグインの使用は、必要無くなります。

    編集履歴

    2020/01/25 はりきり(Mr)
    2020/02/13 追記 (Google Fontの削除設定)
    2020/02/23 AMPに対応
    2020/04/15 「追記」を追記
    2020/05/15 文言整備

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