Post Views: 74
16bitセンセーションAL
は日本の古き良き時代を背景にしたアニメ作品である.「ミギとダリ」をタイトルに併記しているのは備忘記録であって,この記事には「ミギとダリ」に関する記載は一切ない.同時に視聴したことの備忘記録程度の意味になっている.それに,アニメのタイトルを記載しているが,このアニメの内容について色々述べているわけでもなく,このアニメを見て感じたこと,追い出したことなどを以下に徒然に記述しているだけなのである.
PC98
への愛,日本のPC草創期と現代の課題も含めてオタク女子の戦いが描かれている.ゲームを作る人になりたい女の子の奮闘が描かれている.日本でもっとも売れた日本メーカーによるPCがPC98シリーズだった.日本電気のPCシリーズには8bit CPU搭載のPC80シリーズもあった.16bit CPU搭載のPCがPC98シリーズとして登場した.その後,CPUは32bitへと移っていった.
1985年頃といえば,僕が務めていた医薬品会社の研究所にはPC98が多く導入されていた.ある研究員の先輩は,高価なPC9801シリーズにワープロソフトの一太郎をインストールして,自身が行った研究報告書を量産したいと語った.CPUは16bitの8080だったと思う.
僕は,そんなPC98シリーズが嫌いで,
X68000
に飛びついた.当時,マッキントッシュというアメリカのPCがあった.そのWindowの操作性を参考にしたOSが乗せられていた.実は,OSはMS-DOS(様)にWindowを真似たデスクトップ(アプリ)が上乗せされているという構造になっていた.X68000の姿は個性的で,分かる人は分かる,あのマンハッタンシェープである.ツインビルをイメージしている.一方にはメイン基板,もう一方には5インチのフロッピーディスク・ドライブ 2台が収まっていた.初代X68000の本体の色はビジネス・グレーが採用されていた.やっとの思いで50万円を投入して,X68000と14インチだったかブラウン管ディスプレイ(長残像型)およびB4幅のドットプリンターを手に入れた.CPUはモトローラーの16bitのM68000,このCPU (Central Processing Unit)はMPU (Multi Processing Unit)とも言われていて内部では32bitになっていることを謡っていた,アリタ社ゲーム機にも使用されていた.付録のゲームは,あのグラディウスだった.ゲームをプログラミングしやすいように,スプライト画面という画面が32面だったか,同時に32画面の独立した画面を表示できる性能だった.ゲームPCと揶揄されていたりしたが,僕は,一人暮らしの部屋に帰ってから夜な夜なC言語と英語および日本語入力のブラインドタッチをを学び習得した.
雑誌も時を同じくして,SoftBankからOh! X68000が出版された.実はシャープからはX68000以前には,Zシリーズがあり Oh! Zなどの雑誌が存在していた.
X68000はX68030などの新機種も出てきた.やがて,シャープはPCとしてのX68000の開発を止めた.
そして,2022年にZUIKIからクラウドファンディングによって「X68000Z」が復刻した.
FMV
が時を同じくして富士通から出てくる.この時期は,日本におけるパソコンの草創期であり,バブル経済崩壊の直前くらいの頃だった.CD-ROMを内蔵しており意欲的なPCに仕上がっていた.
MSX
もPCの流行の一躍を担っていた.CPUはザイログの8bitのZ80だった.僕が務めていた会社の研究用の機器を制御するための実験機としてMSXを買ってもらって使い倒していた.マシン後を学んだのがこのMSXでだった.沢山のMSXに関する雑誌も出版されていた.MSX Magagine, HitBit,などが記憶にある.HitBitは日立製のMSXだったか?! もしかしたら,Oh! MSXなんかもなかったか,あったか?
2024年現在,MSXの開発は続けられている.
パソピア
は東芝のPCだった.会社の研究用の測定装置の制御PCとして導入されていた.BASICを学んだのが,このパソピアだった.ブラウン管画面は緑色だった.まさに,ドットが荒く,あのマトリックスのようだった.パソピアは,所謂,DOS-VパソコンだったのでDOSのアプリであったMS プランやMS チャートが動かせた.研究データの整理には良く使用していた.
まとめ
僕は,X68000派だった.どちらかと言えばアンチPC98だった.PC98には,ゲームやワープロソフトなど圧倒的にソフトウェアが開発されていた.だから,僕はアンチPC98になった.長い者には巻かれたくないのは昔も今も変わらない.だがしかし,今は,iPhoneは使っているし,iPadも,Windowsも使っている.若い頃はお金が無かっただけかも知れない.そうすると,反骨精神の表れだったということになる.今は,反骨精神がなくなったのか,いや,そうではないな,今も昔も変わらない.
編集履歴
2024/03/23, Mr.HARIKIRI