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Synology NASについてハード/ソフトの投稿

  • [RT2600ac] SwitchBotミニハブがRT2600acの2.4G Wi-Fiに接続できない [2023/11/05]

    [RT2600ac] SwitchBotミニハブがRT2600acの2.4G Wi-Fiに接続できない [2023/11/05]

    アイキャッチ画像:DALL:E3

    2.4G Wi-Fiが不能?

    SwitchBotのミニハブは,2.4G Wi-Fiにしか接続できない.RT2600acの設定を確認してみると (Wi-Fi Connect -> ワイヤレスの設定),2.4GHz/5GHz自動選択が「自動:ON」になっていた.そこで,「自動:OFF」に設定し保存した.しかし,保存ができなかったとのメッセージがでた.PCからWi-FiをRT2600acの2.4GHz Wi-Fiに接続してみたが,ネットワークに接続されていなとメッセージが出た.SwitchBot ミニハブのWi-Fi設定の編集で2.4GHzのSSIDにパスワードを設定して接続を試みたが「読み込みに失敗しました.」とメッセージがでた.

    以上の状況をまとめると

    RT2600acのWi-Fi設定を,2.4GHz/5GHz自動選択でも,個別選択でも2.4GHz Wi-Fiに接続できない状態になっている.

    これは,RT2600acの故障かもしれないな.

    SRMバージョン : SRM 1.2.5-8227 Update 10

    2台あるので...

    2018/12に導入したRT2600ac(s/n 18系)のバックアップ機(s/n 20系)として2021/03に購入していた.

    2021/10月ごろ,s/n18系が再起動できなくなった時にs/n20系に交換したが,再起動できない現象は解決できなかった.RT2600acの運用には,Threat Preventionアプリで守りを固めているが,Threat Preventionはログのストレッジとして外部メモリが必要なため,USBメモリーかSSDメモリーを本体に接続して運転する必要がある.試行錯誤の検討の結果,再起動は,このメモリーを取り外すことで可能になることを,s/n18系,s/n20系の両方で確認できた.

    結局,Threat Preventionのログストレッジを再設定することで,メモリー接続状態でも再起動が可能となった.

    s/n18系のSRMバージョンを 「SRM 1.2.5-8227 Update 10」にして,同様の現象が起きるか時間があるときに確認しようと思うが,RT6600axに交換する手もあるか...

    とりあえず,SwithBotミニハブは,Internetに繋がっている最初のルーター「Softbank Air」に接続しておく.

    編集履歴

    2023/11/05, Mr.Harikiri

  • [Let’s Note] もしかしてWindows 11のupdate (copilot pre)が原因で指紋認証が?!,ドライバ?, BIOS? 修理前にSynology ActivBackup for Bisunessしかないか.[2023/10/14]

    [Let’s Note] もしかしてWindows 11のupdate (copilot pre)が原因で指紋認証が?!,ドライバ?, BIOS? 修理前にSynology ActivBackup for Bisunessしかないか.[2023/10/14]

    はじめに

    最近,Windows11のupdateが多かったように思います(2024/02/02追記, そっか!金曜日に定期的なupdateがあるんだったな).昨日(203/10/13)まで,指紋認証ができていたLet’s Note (CF-FV3Zシリーズ)が,今日は,できなくなっていました.設定から「指紋」を検索して指紋認証を表示させると以下の表が出ました.

    指紋認証 (Windows Hellow)

    “このオプションは現在利用できません”

    更新履歴をみると,2023/9/28にupdateがあったようです.

    1. 2023-09×64 ベース システム用 Windows 11 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5030310)

    まずは,ドライバと思い,指紋認証のドライバについて調べてみました.その結果,synapticsという会社のスキャナーを主に使用しているとようです。そして,そのドライバーも同会社が提供しているのですが、ノートパソコンでは、そのメーカーによるカスタマイズがされている可能性があるため、指紋認証ドライバーを更新または再インストールしなければならない場合には、ノートパソコンのサイトから指紋認証ドライバーでupdateする必要があとの話もあります.

    そこで,Panasonicのサイトに行って当該Let’s Note用の指紋認証ドライバを探してみましたが,古い型のドライバは見つかるものの,CF-FV用は見つかりませんでした.

    ややこしくなってきたので,BIOSの更新が出ていたので,BIOSをアップデートしてみましたが,やはり指紋認証が出来ません.設定の指紋認証を確認してみると,「このオプションは現在利用できません」と同じ表示になっていました.

    どうやら,センサーの故障かもしれませんね.

    どうしましょうか.修理に出すとしばらくは,Let’s Noteは使用できなし,バックアップを取るのも大変ですよね.

    編集後記

    結局のとろこ,2023/10/14にWindows11のupdateがあったようで,再起動の指示に従い再起動してみたら,指紋認証が可能になっていた.

    updateの内容は以下の通りですが,Let’s Noteの修理をあせって出さずによかった.

    更新履歴によると,ベースシステムの累積更新プログラム,(2)NET Framework 3.5/4.8.1の累積更新プログラムが更新されて,不具合の出ていた指紋認証の原因は,いずれか/両方とも,であると思います.

    1. 2023-10 .NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 11, version 22H2 用) (KB5031323)
    2. 2023-10 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5031354)

    というわけで,以下のActive Backup for BisunessによるPCのバックアップに関しては,Let’s Noteの修理のために直接的な助けとはなりませんでした.でも,更にバックアップの選択肢が増えたので良かったと納得しておきます(2023/10/14,MRHARIKIR).

    バックアップを取る

    Synology のNASでは,Active Backup for BusinessというBackupアプリが無料で提供されています.今まで気になっていましたが,どんなものか試してみることにしました.Let’s Noteのバックアップができれば,修理にだせるのですが.

    ActivBackup

    Synology NASのDS918PにActive Backup for Businessをインストールします.次にWindows用のクライアントをSynologyのダウンロードサイトからインストールします.

    Clientの設定

    WinowsのActive Backup for Business Agent (Client)を起動すると,NASへの接続画面が表示されます.NASのIPアドレスと,User ID/Passwordを入力して接続します.

    これで,バックアップが開始されると思いきや,バックアップは開始されません.

    Serverの設定

    Clientの接続が完了した後,すぐさまバックアップが開始しませんでした.どうやら,規定のスケジュール通り(ある時刻)で実行されるようですが,ゼロタイム時ではバックアップは開始されません.そこで,NASから実行させます.ServerであるNASのDSMにログインし,Active Backup for Businessを開きます.以降は,ClientがNASに接続されていれば,毎日,バックアップされ続けられます.

    下図のように,PC/Macを選択すると右図のように接続されたClientがタスクリストに現れます.バックアップしたいタスクをクリックして選択すると,「バックアップ」ボタンが有効になります.この「バックアップ」ボタンをおしてバックアップを開始させます.

    バックアップの内容と復元

    NASのストレッジに対して,Wiondows11のバックアップをActive Backup for Bisunessでバックアップしました.バックアップは,圧縮イメージで一定容量を1つのイメージとしてNASの「ActiveBackupforBisuness」共有フォルダに保管されます.一定以上の場合は,分割保管されます.

    フォルダ/ファイルの内容を知るには,Synology NASのDMSにログインして,そこから「Active Backup for Bisuness」を起動します.下図に示したように「復元」から確認することができます.それ以外の方法で保存したフォルダ/ファイルを確認する方法はありません.復元は「ファイル/フォルダ」または「ディスク全体」で可能です.

    具体的には,ファイル/フォルダをクリックすると,以下の図のように,バックアップした時期のすべてのバージョンがタイムラインに表示されます.左メニューにはディスク毎に分けられて表示されています.いずれかをクリックするとファイル/フォルダ内容が右の画面に表示されます.これにより,内容を確認することができます.

    復元とダウンロード

    バックアップしたイメージファイルは,Windows/Macに復元またはダウンロードが可能です.ダウンロードではWindowsの場合,「ダウンロード」フォルダにダウンロードされます.復元の場合は,復元先(ダウンロード場所)を指定できます.

    まとめると,復元/ダウンロードをWindows/Macにする場合,WebからDMSにログインしてActive Backup for Bisunessを起動することで行います.

    以上を確認できたので,Let’s Noteの修理を出す前には,Active Backup for Bisunessでバックアップはこと足りると思いますが,その他に,Hyper Backupにもバックアップを取ると思います.もしものためです.そのためのNASですから.

    まとめ

    Synology NASは,Windows PCにとっても必需品であることが分かりました.PCのバックアップは必須です.ユーザーが能動的に毎回バックアップを取るよりは,Synology NASのActive Backup for Bisunessのように一度設定してやれば,後は定期的にバックアップを取ってくれることは本当に助かります.

    これで,Let’s Noteも修理に出すことができます.いつ,修理にだすかはわかりませんけど^^)

    編集履歴

    2023/10/07, Mr. HARIKIR
    2023/10/14,追記(Windows11のupdateで指紋認証の不具合が完全に治った!やっぱりだね.)

  • [Synology] DS1621xs+の冷却ファンがフル回転する夏場の対策について考える  [2023/08/20]

    [Synology] DS1621xs+の冷却ファンがフル回転する夏場の対策について考える [2023/08/20]

    はじめに

    Synolog NAS製品でDS1621xs+ (数字の21は2021年に発売したことを示す)は,現在(2023/08)所有しているSynology NAS (DS918+, DS920+)とは異なる挙動を示すことがある.

    DS1621xs+は,デスクトップ型のNASシリーズのなかでは,フラッグシップの1つにあたり,CPUも高速なものが使われている.そのため,DSM の更新時期は,これらDS918+, DS920+と異なることが多い.

    この記事では,DS1621xs+に特有なメンテナンスに関して記載したいと思う.

    たまにフルパワーでファン

    DS1621xs+を導入して1年余り,もう3回もフルパワーでの冷却ファンのイベントがあった。ファンの設定は以下のように「低ノイズモード」にしているが,突然,ファンがフルパワーで動き出すことは,温度の感知具合で仕方ないことなのだが,なかなか止まらず,止まるまで5分以上はかかっていた.

    うるさいファンを低速に!

    夏の時期に起こるので,温度感知は正常に働いていると思うが,止まるのに少し問題があるのか,搭載しているHDD数が,DS918+, DS920+が4つに対して6つであるのが問題なかの,稼働状況に問題なかの色々と考えられる.まずは,1つずつ検討していく.

    とりあえずファンを元の回転数にもどすには,

    1. ハードウェアと電源 -> 電源管理 -> ファン速度モード
    2. 低ノイズモードになつている状態を冷却モードをセレクト
    3. 適応ボタンを押すと,冷却モードの回転数になる
    4. 今度は,前述の手順で冷却モードから低ノイズモードに戻す

    以上の操作で,低ノイズモードに戻った.しかし,感知温度をリセットしたようなもので,また,徐々に温度が上がれば,ある感知温度でフル回転になると思われため,少し,今後の対応を模索し実施するために,以下に検討と対応策を考察した.

    その前に,HDDの温度とフル回転での温度変化を見てみた.

    HDD温度

    6つあるWDのHDDの温度をストレージマネージャで確認すると,以下のようにだいぶ高温になっていることが分かった.

    Table 1. 装着HDDの温度の観測値

    HDD番号型番容量(TB)強制的にファン停止直後温度(℃)*1フル回転で10分冷却後温度(℃)その後低ノイズモード30分放置後温度(℃)
    1WDC WD120EFBX-68B0EN012433743
    2WDC WD80EFAX-68KNBN08494050
    3WDC WD80EFAX-68KNBN08504150
    4WDC WD80EFAX-68KNBN08494151
    5WDC WD80EFBX-68AXXN08474050
    6WDC WD80EFBX-68AZZN08474050
    量量が同一でも,型番の違いにより発熱温度に違いが若干みられる.また.12TBの発熱量は8TB HDDと比較して優位に低い.
    *1: しばらくフル回転で冷却されていたためファンがフル稼働し始めた温度より低い温度になっている,と考えられる.

    DS1621xs+の環境

    1. DS1621xs+は,天井付近に設置している
    2. 搭載HDDはWD製で6つ
    3. 容量と型番の異なるHDDを搭載している
    4. 天井付近に家庭用のファンを設置して,天井周囲の温度をSwitchBotシリーズセンサーで感知させ,ある設定温度によりファンをON/OFF制御している

    結論

    天井周囲の温度が下がってもNASのHDDは,直ぐには下がらない.DS1621xs+は,愚直にファンをフル回転で回していると理解できた.

    フル回転でファンが回り続ける場合には,何らかの理由がある.まずは,HDDの温度をストレージマネージャで個別に確認することが大切である.

    今後の対策

    なるべくなら,NASには負荷がかからないようにしたい.そのためには,夏場に起こるフル回転による冷却イベントの回数を少なくすることが必要である.

    今でも,”Switch Bot”を活用してNASを設置している天井付近の温度管理をしているが,夏場に適する設定にする必要がある.季節指定や月指定などが,現状の”Switch Bot”にはできないので,季節がきたら手動でするしかない.

    いずれは,もっと自動化を進めたい.なんて...今は思っている.面倒くさい.

    編集履歴

    2023/08/20, Mr. Harikiri, 夏場のNASのフル回転の原因はHDDの温度,当たり前か!?

  • [Synology] C2 Storage? 単なるクラウドストレージではないと!? [2023/04/23]

    [Synology] C2 Storage? 単なるクラウドストレージではないと!? [2023/04/23]

    クラウドストレージ

    端末のストレージ容量を節約するために、クラウドストレージを使用するのが良いですね。iCouldの場合、端末のストレージに保管されている写真データでは、縮小化データサイズまたは実データサイズでの保管オプションがあり、iCloudには、実サイズの写真データが保管されます。

    SynolgyのC2 Storageではどんなことが可能なのでしょう。

    iCloudは、Apple社が提供する個人用をメインとするサービスですが、C2 Storageは、Synologyが提供するクラウドサービスです。クラウドサービスには、他にも、Google, Amazon, NTT (CoWorks)などです。

    C2 Storage

    C2 Storageは単なるクラウドストレージではないとのことです。簡単に述べるとSynology NASをクライアントとして、そのNASに保管されているデータについて、C2 Storageのクラウドにバックアップ、Hybrid ShareでC2 Storageと他Site NAS間で同期するなどの機能があります。

    Synology NASの使用を前提にしたクラウドサービスということになります。

    以上、簡単な説明でした。

    編集履歴

    2023/04/23, Mr.Harikiri

  • [Synology] DS920+ vs DS923+ [2023/02/25]

    [Synology] DS920+ vs DS923+ [2023/02/25]

    DS920+とDS923+の比較

    大きな違いは2つ

    はじめに

    DS920+とDS923+はDS9シリーズです。その意味は、拡張ボックスの取り付けにより、収納可能なデバイススロット数は「9」となります。

    DS9の後ろの数字は、ローンチ年を示しています。20は2020年、23は2023年です。

    「+」の意味については詳細には理解していません。エントリー製品より高性能にしているとの理解で十分だと思います。

    CPU

    違いの1つは、DS920+のCPUはIntel Celeronのクアッドコア、DS923+のCPUは、AMD Ryzenのデュアルコアです。若干の性能向上が図られています。

    メモリ

    もう一つの違いはメモリです。DS920+では、オンボードに4GBが取り付けられているため、使用可能なメモリスリットの1つにに4Gを追加して最大メモリは8GBにできます。DS923+では、オンボードではなく、脱着可能な2つのスロットの内、1つに4GBがプレインストールされています。残っているメモリスロットに4GBを追加してもいいし、8GBメモリを2枚で置き換えも可能です。DS923+は、DS920+と比較して、最大16GBのメモリが搭載可能であり、2倍の最大メモリ容量となっています。

    ItemDS920+
    CPUIntel Celeron J4125 クアッド (4) コア, 2.0GHz (max: 2.7 GHz)
    Memoryスロット1: 4 GB DDR4 (取り外し不可)
    スロット2: 空き, 4 GB DDR4追加可能
    最大: 8GB
    Hard ware encryptionAES-NI
    cacheM.2 2280 NVMe SSD slot x 2
    Storage Slot4
    File System内部ドライブ : Btrfs, ext4
    外部ドライブ : Btrfs, ext4, EXT3, FAT, NTFS, HFS+, exFAT
    RAIDSynology Hybrid RAID (SHR)、Basic、JBOD、RAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 6、RAID 10
    eSATA1
    LAN1GBe RJ-45 x 2
    USBUSB 3.0 x 2
    Virtual MachineライセンスフリーのSynology Virtual Machine Manager (VMM)によりWindows, Linux, Virtual DSMなどのOSを実行可能.
    VMM Proライセンスでは,リモートによるレプリケーション,ストレージ移行が可能.
    Size, Weight166 mm x 199 mm x 223 mm, 2.24kg
    Scaleability+5 storage slot by DX517
    Data Sheethttps://global.download.synology.com/download/Document/Hardware/DataSheet/DiskStation/20-year/DS920+/jpn/Synology_DS920_Plus_Data_Sheet_jpn.pdf
    ItemDS923+
    CPUAMD Ryzen(TM) R1600 デュアルコア(4スレッド) base 2.6 GHz/max 3.1 GHz, 64-bit
    Memoryスロット1: 4 GB DDR4 ECC SODIMM
    スロット2: 空き、(スロット1とともに8GB取り付け可能
    最大: 32 GB (16 GB x 2)
    Hard ware encryptionAEX-NI
    cacheM.2 NVMe SSD
    Storage Slot4
    File System内部ドライブ : Btrfs, EXT4
    外部ドライブ : Btrfs, EXT4, EXT3, FAT, NTFS, HFS+, exFAT
    RAIDSynology Hybrid RAID (SHR)、Basic、JBOD、RAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 6、RAID 10
    eSATA1
    LAN1 Gbe RJ-45 x 2 (Link Aggregation/フェイルオーバー対応)
    USBUSB 3.2 Gen x 2
    Virtual MachineDS920+と同じ
    Size, Weight166 mm x 199 mm x 223 mm, 2.24kg
    Scalability+5 storage slot by DX517
    Data Sheethttps://global.synologydownload.com/download/Document/Hardware/DataSheet/DiskStation/20-year/DS920+/jpn/Synology_DS920_Plus_Data_Sheet_jpn.pdf

    編集履歴

    2022/11/19 Mr. Harikiri
    2023/03/01 追記 – DS920+/DS923+の違いについて

  • [WP] Synology NASのWordPressにおけるWebサイトのPHPをPHP8.0へ移行する [2023/02/01]

    [WP] Synology NASのWordPressにおけるWebサイトのPHPをPHP8.0へ移行する [2023/02/01]

    はじめに

    サイトの反応速度をあげるには,PHPのバージョンを最新にしましょう.PHP7シリーズよりもPHP8の方が高速に処理できるようです

    移行手順

    PHP8.0の適用手順の要点は,プロファイルを新規に作るようにして,エラーが生じた場合に前バージョンのPHPに戻せるようにします.

    今日はここまでです.実際に作業をしてから結果報告します.

    具体的な作業手順は,以下のリンクを辿ってください.

    SYNOLOGY NAS WORDPRESS WEBサイトPHP8の適用

    https://masao-tec.com/apply-php8-0-for-synology-nas-wordpress-website/

    編集履歴

    2023/02/01 Mr. Harikiri

  • [Synology] RT6600acは,lotとプライマリネットワークを分離してセキュリティを高める [2022/12/11]

    [Synology] RT6600acは,lotとプライマリネットワークを分離してセキュリティを高める [2022/12/11]

    さらにセキュリティをアップさせる

    家庭でも機器の制御にIoTが一般化してきました.高度にセキュリティを施しているアメリカのNASAでさえ,IoTからのネットワーク侵入を許したという記事 (2019)があります.その記事では,野良IoT機器(管理されていないネットワークに接続された機器; Shadow IT; シャドーIT)が原因であったとのこと.

    家庭でもIoT機器について,更なるセキュリティの向上が必要であると感じています.

    RT6600acでは

    SynologyのRouter製品は,RT2600acとRT6600axおよびメッシュ製品があります.RT6600axでは,管理ソフトウェアSRM (Synology Router Manager)が1.3となり,IoTをプライマリネットワークから分離できる機能が付きました.残念ながら,RT2600acのSRMはバージョン1.2系のままです(2023/11/05).

    この分離のための方法は,以下のリンクに設定方法があるので,それに従って,設定を行っていきます.

    特定のデバイス間の通信を許可する一方で、2つのローカル ネットワーク間のアクセスをブロックする方法は? – Synology –

    https://kb.synology.com/ja-jp/SRM/tutorial/how_to_best_configure_network_isolation_and_firewall

    編集履歴

    2022/12/11 Mr.Harikiri

  • [Synology] Synology Routeに有線接続されたネットワーク機器のウェークアップ [2022/12/11]

    [Synology] Synology Routeに有線接続されたネットワーク機器のウェークアップ [2022/12/11]

    はじめに

    SynologyのDS Routerと言うアプリ(Apple App Store)を使えば,ルーター (RT2600ac, RT6600ax)につながった有線接続のネットワークデバイスをWake Upすることが簡単にできます。

    DS ROUTER

    iPhoneを使っているなら,Apple StoreからDS Routerをインストールすると,以下の図に示したような操作により,Wake Up機能「Wake-on-Lan」を使用できます.

    操作概要

    1. DS Routerのインストール
    2. 有線接続のデバイスをWake Upするこができる
    3. デバイスを登録する
    4. 登録したデバイスをDS Routerから起動させる
    起動画面
    下のメニューからデバイスを見る
    設定メニュー画面
    設定メニューにあるWake-on-Lan画面
    デバイスを登録

    編集履歴

    2022/12/11 Mr.Harikir

  • [WP] 今日は,4つのプラグインを削除してシステムを軽くする [2022/10/22]

    [WP] 今日は,4つのプラグインを削除してシステムを軽くする [2022/10/22]

    シンプルにするぞ

    連絡(コンタクト)は不可にすることとした.連絡は,コメントでもできるしね.それで,以下のプラグインを削除してシステムを軽くすることにしました.

    1. Ultimate Member – reCAPTCHA
    2. WPForm
    3. Contact Form 7
    4. Flamingo

    編集履歴

    2022/10/22 Mr. Harikiri

  • [Synology] NASのRAID HDDにエラーが出た – HDD交換の手順  [2022/10/15]

    [Synology] NASのRAID HDDにエラーが出た – HDD交換の手順 [2022/10/15]

    Synology NASのRAID HDDの1つが故障

    NASのHDDにエラーが出た。5年程度連続稼働していたRAIDを構成するHDD (以下HDD a)の一つです。NASに発生するイベントは、メール通知するようにしていたので、不良セクタが出始めたことは1ヶ月前から分かっていた。

    とうとう今日、そのイベント通知には「失敗(Fail)」の文字があった。

    HDD aは、Synology製品のNASとして、僕がDS918+に対して最初に導入した1台構成のHDDでした。システム構築時の設定では、その後に追加するHDDをRAID構成できるようにしていました。その後は,順次HDDを増設していき、そのNAS、すなわちDS918+は,フル構成の4台HDDになっていました。

    最近、DS1621xs+を導入した時に,DS918+のHDD aを含む全てのHDDをDS1621xs+に移行,および新品の8TB HDD,2台を追加して継続して使用していました。具体的には、DS918+では4ベイですが,DS1621xs+では6ベイなので,新しくHDDを2台追加して6台HDDとしハイバネーションなしで連続稼働させていました。

    今回、最も稼働時間が長かったHDD aが故障した訳です。

    故障までにかかった期間はHDD aの稼働時間から推定すると,約5年の稼働年数でした。

    今回の故障イベントでは、不良となったHDDを新しいHDDに交換したので、その作業手順(修復;repair)を中心に解説します。

    DS1621xs+のHDD構成

    DS1621xs+にインストールしたHDDの構成は,以下の通りです.

    すべてのHDDは,WD, 8TB HDD Red (or Red Plus)を使用しています.今回,故障した8TB HDDのリプレースには,普通の対応として同じ容量の8TB (2.8万円)で行おうと思いましたが,さらに大きなな容量の12TBを用いることにしました.大きなサイズ違いのHDD追加で,どうなるのかの興味が大きな理由です.

    これから先,現在では健康状態にある残りのHDDも劣化が進み不良セクタが増えて「失敗」というステータスを吐くことは必然です.その都度,12TBに置き換えていければと考えてのことです.交換が必要な頃には,今回,4.5万円で購入したWD 12TB HDD Red Plusの価格は,もっと低価格になっていると思われます.すべての8TB HDDが12TBに置き換わったとき,現在のストレージの簡易的計算容量は,(8×(6-1)) = 40TBから(12×(6-1)) = 60TBに増加します.その時までの先行投資です.

    ストレージプール1を構成しているディスク1のステータスが失敗を示している.構成しているディスクの容量はすべて8TBです.今回のディスク1の修復には,12TBを使用することにした.
    図1. ディスク1のエラー状況

    修復(repair)

    図1の状態から,DSMをシャットダウンさせて,故障した8TB HDDのディスク1を抜き出し,12TBのHDDに交換しました.その後,DS1621xs+を再起動させました.

    再起動後には,DS1621xs+から「ピーッ,ビーッ」と一秒間隔でアラート音が鳴り始めました.このアラート音は,修復作業の開始まで鳴りやみませんでした.

    再起動後にDSMにログインして,乗せ換えたHDDに対してS.M.R.Tを実行しました.約2分後にS.M.R.T処理は完了しました.

    その後,乗せ換えたHDD (ディスク1)の健康状態を確認してから,「修復」を実行しました.修復完了のパーセント値が表示され始めた時に,アラート音が停止しました.

    修復時間の残り時間は,約14時間が表示され,カウントダウンが開始されました.修復開始されるとアラート音も停止し,通常のHDDを使用できる状態になっています.通常の運転状態ということなので,HDDへのアクセスも可能です.

    データ スクラブ

    修復 (約14時間後)が完了すると,データ スクラブ (Data Scrubbing)が実行されます.Data Scrubbingは,以下の2つの処理 (ファイル システム スクラブ,RAID スクラブ)が連続して実施されます.

    1. ファイル システム スクラブ:Btrfs ファイル システムのボリュームのチェック.チェックサムでデータ不一致が検出されると、システムはバックアップを使用してデータを修復しようとする.ファイル パスはログ センターに記録される.
    2. RAID スクラブ:SHR(3 台以上のディスクで構成)、RAID 5、および,RAID 6 のストレージ プールで実施される.検出されたデータの不整合は復元される.

    Data Scrubbing – Synology site –

    https://kb.synology.com/ja-jp/DSMUC/help/DSMUC/StorageManager/storage_pool_data_scrubbing?version=

    以上

    まとめ

    いずれは,Synology NASのHDDエラーが出ると思っていましたが,その日は早く来ました.NASでは,データ整合性を厳密に管理するのが本来の機能なので,「Synology NAS」よ.ナイス.

    Synology NASでは,PCでは見過ごされがちであるHDDの劣化について敏感に感知するように設定されています.PCのデータのバックアップは,RAID構成のNASにすることが良いのだと,あらためて思いました.まあ,そのようにしてきたのですねどね.

    PCのHDDのデータは大丈夫なのか.それについては,今日はあまり考えないようにしておきましょう.

    編集履歴

    2022/10/07 Mr.Harikiri
    2022/10/12 追記:Data Scrubbing
    2022/10/15 追記:まとめ,文言整備