カテゴリー: key-word

  • [用語] rAAV [Biotech] [2022/09/03]

    [用語] rAAV [Biotech] [2022/09/03]

    rAAV

    recombinant AAV (Adeno Associated Virus), 一般的に、「非増殖性の遺伝子組換えアデノ随伴ウイルス」を指す.

    近年,遺伝子治療用の遺伝子の運搬体として使用実績が進んでいる.

    リコンビナントアデノ随伴ウイルス(rAAV)、パルボウイルスの精製プロトコール

    https://www.cosmobio.co.jp/support/technology/a/axs-20130617-1.asp

    AAVanced Concentration Reagent

    https://www.funakoshi.co.jp/contents/63833

    編集履歴

    2022/09/03, Mr. Harikiri
  • [用語] SMB / samba [IT] [2022/09/03]

    [用語] SMB / samba [IT] [2022/09/03]

    SMB

    1. SMB; Server Message Block, 通信プロトコル, SMB 1.0は、CIFSを拡張したものでSMBv1と略すことができる.Windowsなどで使用できるバージョンは3つあり,それぞれSMBv1, SMBv2およびSMBv3と表す.
    2. SMBは,Windows用に開発され,それをLinuxなどに使えるように開発されたのがsambaです.

    ファイル共有プロトコル、SMBとCIFSの違いを正しく理解できていますか?(前編), 2015/01/19

    https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1501/19/news092.html

    Windows で SMBv1、SMBv2、および SMBv3 を検出、有効化、および無効化する方法

    https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/storage/file-server/troubleshoot/detect-enable-and-disable-smbv1-v2-v3

    編集履歴

    2022/09/03, Mr. Harikiri
  • [用語] Protein A; プロテイン A [Bio-Tech] [2022/09/03]

    [用語] Protein A; プロテイン A [Bio-Tech] [2022/09/03]

    Protein A

    Protein Aは、Staphylococcus aureus (黄色ブドウ球菌)の細胞壁に存在する46.7 kDaのタンパク質です。Protein Aは免疫グロブリン(特にIgG)のFc領域に特異的に結合します.IgGとのアフィニティー結合サイト(Ka=10-8M)は4箇所あります。Protein Aは4Mウレアや6Mグアニジン塩酸にような変性剤にさらした後でも活性を保持しています.

    みんなが知りたいプロテインA/G/Lの性質|知っておきたい!タンパク質実験あれこれ 第14回 – Learning at the Bench(新しいタブで開く)

    https://thermofisher.com/blog/learning-at-the-bench/protein-basic14/

    編集履歴

    2022/09/03, Mr. Harikiri
  • [用語] PMDA ; 日本の医薬品行政を担う機関 [2022/09/03]

    [用語] PMDA ; 日本の医薬品行政を担う機関 [2022/09/03]

    PMDA; Pharmaceuticals Medical and Device Agency; 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

    • 平成16年4月1日に独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づいて、以下の組織を統合し設立された
      • 国立医薬品食品衛生研究所医薬品医療機器審査センター
      • 医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構及び財団法人医療機器センターの一部の業務
    • PMDAは、以下の役割を担い国民保健の向上に貢献することを目的とする.
      • 健康被害救済: 医薬品の副作用や生物由来製品を介した感染等による健康被害に対して、迅速な救済を図る
      • 承認審査: 医薬品や医療機器などの品質、有効性および安全性について、治験前から承認までを一貫した体制での指導・審査
      • 安全対策: 市販後における安全性に関する情報の収集、分析、提供

    PMDA

    Pmda 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

    編集履歴

    2022/09/03, Mr. Harikiri
  • [用語] AHP ; 急性肝性ポルフィリン症 (遺伝子疾患)

    [用語] AHP ; 急性肝性ポルフィリン症 (遺伝子疾患)

    AHP; 急性肝性ポルフィリン症

    ポルフィリン症の1つ。AHPの他に、光線過敏症の皮膚症状を示す「皮膚型ポルフィリン症(CP)」がある。

    • 気象遺伝性疾患
    • 急な激しい腹痛
    • 肝臓で「ヘム」を作る過程で働く酵素に遺伝的な変異があることが原因
    • 4つの病型
      • 急性間欠性ポルフィリン症(AIP)
      • 遺伝性コプロポルフィリン症(HCP)
      • 異型ポルフィリン症(VP)
      • アミノデプリン脱水素酵素欠乏症ポルフィリン症(ADP)

    急性肝性ポルフィリン症

    https://www.alnylam.jp/for-patients/acute-hepatic-porphyria-information

    編集履歴

    2020/07/12 Mr.HARIKIRI

  • [用語] NAS; Network Attached Storage

    [用語] NAS; Network Attached Storage

    NAS : Network Attached Storage

    1. NASはパソコンという分類からは外れる
    2. NASのOSのほとんどはLinuxである
    3. 24時間、365日稼働を前提とし、消費電力は抑えられた設計となっている
    4. 従って、不具合の検知の目的から定期的な管理作業を実施しなければならない。
    5. また、外部ネットワークからの脅威も高まるため、その対策に関する管理も日常にしなければならない
    6. ディスプレイを接続できる端子すらなくシンプルにストレッジ装置として作られている
    7. NASでの作業は、NASにログインしてWeb上で行う
    8. すなわち、ローカルネットは少なくとも構築しておかなければならない
    9. ストレッジは、安全なデータ保管を前提にしているためRAIDで運用するのが標準的である
    10. そのためには、RAIDは、RAID5またはRAID6を選択する
    11. 以上、若干面倒な内容もありますが、それほどおじけることはありません。好きで始めたのなら、自然に身に付きます。
      (by Mr.Harikiri)

    編集履歴

    2022/02/15, Mr.HARIKIRI

  • [用語] SC注射 ; subcutaneous infusion (injection) ; 皮下注射; i.s.

    [用語] SC注射 ; subcutaneous infusion (injection) ; 皮下注射; i.s.

    i.s. ; is投与; subcutaneous injection; 皮下注射.

    具体的な投与例としては、抗体医薬品の一部があります。皮下に投与することにより徐放性(徐々に血中に拡散)を期待できます。

    What is a subcutaneous injection?

    https://www.healthline.com/health/subcutaneous-injection#types-of-medications

    薬の投与 -MSDサイト-

    https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/02-薬について/薬の投与と薬物動態/薬の投与

    編集履歴

    2021/04/18, Mr.Harikiri

  • [用語] pDNA ; Plasmid DNA – 染色体とは異なる遺伝子/環状/自己複製/F Plasmid/R Plasmid/ Vector Plasmid [2023/03/25]

    [用語] pDNA ; Plasmid DNA – 染色体とは異なる遺伝子/環状/自己複製/F Plasmid/R Plasmid/ Vector Plasmid [2023/03/25]

    plasmid DNAとは

    pDNA ;Plasmid DNA, 輪っか状のダブルストランドDNA. 細菌や酵母の細胞内に存在し、染色体DNAとは別の自己増殖性のDNAの総称.

    Plasmidは,FとRのPlasmidの発見によって始まった.

    1. F Plasmid (性因子)の発見, 1952年
    2. R Plasmidの発見, 1960年
    3. 制限酵素の発見, 1970年
    4. Vector Plasmidの開発, 1977年

    F/R Plasmidと制限酵素の発見とVector Plasmidの開発の歴史 (F Plasmid, R Plasmid, Vector Plasmid)が述べられている.

    プラスミドの複製調節機構, 日本細菌学雑誌 41 (2), 1986年

    プラスミド (Plasmid): 食品安全委員会の用語解説を以下に示しました.「細菌や酵母の細胞内に存在し、染色体DNAとは別の自己増殖性のDNAの総称で、染色体とは別に環状二本鎖 DNA として存在しています。抗生物質に耐性となる酵素等の遺伝子を含んだり、他の遺伝子の DNA 断片を組み込みやすくするため、制限酵素で特異的に切断される領域を有するものがあります。 組換えDNA実験では、プラスミドをベクター(目的とする遺伝子又はDNAを宿主に移入し、増殖させ、又は発現させるための運搬用DNA)として用い、宿主内での発現を司るプロモーターやターミネーターのDNA断片とともに目的とする遺伝子のDNA断片を組み込み、宿主への遺伝子導入を行います。」

    遺伝子組換え食品等の安全性評価基準の理解の一助となるように、わかりやすく記載していますの で、分子生物学の観点からは十分に内容が盛り込まれていない場合があります。

    食品安全委員会 用語解説

    編集履歴

    2020/12/18 Mr. Harikiri
    2023/03/25 追記 (参考文献の追加)

  • [用語] Lentivirus; レンチウイルス – ウイルスベクター [2020/11/14]

    [用語] Lentivirus; レンチウイルス – ウイルスベクター [2020/11/14]

    レンチウイルス

    • 80~100nmのエンベロープウイルス
    • RNAウイルス
    • レトロウイルス属
    • レトロウイルスに特徴であるgag、pol、env遺伝子を持つ。たたじ、2つの調節遺伝子のtatとrevを持つ
    • 逆転写酵素とインテグラーゼをカプシド内に輸送する事がで、それらタンパク質は、RNAと結合する
    • 逆転写酵素は、ウイルスRNAからDNAを複製する
    • インテグラーゼは、複製されたDNAにLTRを付加し、宿主DNAにインテグレーションさせる
    • Tatは、転写中にトランスアクチベーターとして機能し、開始と伸長を促進させる。
    • Rev応答エレメントは転写後に作用し、mRNAスプライシングと細胞質への輸送を調節する
    • 類人猿、サル、キツネザル、マレーヒヨケザル、ウサギ、フェレット、牛、山羊、馬、猫、羊に生息が確認されている
    • 5つの血清型は、霊長類、羊および山羊、馬、飼い猫、および牛に対応
    • エイズを引き起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)である
    • DNAへのcDNAは、非分裂細胞に効率的に感染する可能性があるため、遺伝子送達の最も効率的な方法の1つです。[2] レンチウイルスは内因性(ERV)になり、そのゲノムを宿主の生殖細胞系列ゲノムに統合することができるため、ウイルスは今後、宿主の子孫に受け継がれます。

    レンチウイルス – Wikipedia –

    https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=https://en.wikipedia.org/wiki/Lentivirus&prev=search&pto=aue
    編集履歴
    2020/11/14 Mr.Harikir
  • [用語] Poliovirus; ポリオウイルス – 腫瘍溶解性 [2021/02/06]

    [用語] Poliovirus; ポリオウイルス – 腫瘍溶解性 [2021/02/06]

    ポリオウイルス

    脳のグリア細胞に感染するウイルス。数%で弛緩性麻痺を引き起こす。

    • 直径30nm、RNAウイルス
    • 約7,500bpからなる1本鎖RNA(ssRNA)のブラス鎖ゲノム
    • プラス鎖RNAを鋳型としてマイナス鎖RNAが複製される
    • マイナス鎖RNAから多数のプラス鎖RNAが合成され、カプシドに封入され、娘ウイルス粒子が完成し、細胞外に放出される
    • エンベロープを持たない
    • カプシドタンパク質で、正20面体を構成
    • 感染は、受容体CD155を介する (脳のGlioma Cellに多い)
    • CD155に結合した後、エンドサイトーシスで細胞内に侵入し、細胞内でRNAが放出される
    • ウイルスRNAは、IRES(リボソーム進入領域)依存的に翻訳される
    • IRES : internal ribosome entry siteは、ポリオウイルスの740塩基あまりの5’-NCRのうち5つのstem-loop構造にまたがる400塩基程度の領域。
    • 弱毒株は、消化管では増殖し免疫誘導するが、神経毒素としては低い。その理由は、IRESの変化にあると言われている

    細胞溶解性を利用して

    脳の細胞に感染することを利用して、脳腫瘍の治療用ウイルスとして開発が行われている。

    • IRESをヒトライノウイルスに置き換えて、ポリオを起こさない組換えたポリオウイルスを作り、悪性脳腫瘍グリオブラストーマを溶解し殺す治療法の臨床試験が行われている

    悪性脳腫瘍(グリオブラストーマ)をポリオウイルスで治療する – Yahoo News, 2018/7/19, 西川伸一 | NPO法人オール・アバウト・サイエンスジャパン代表理事

    https://news.yahoo.co.jp/byline/nishikawashinichi/20180719-00089821/

    Poliovirus To Treat Brain Cancer: A Curious Chronology (2017)

    ポリオウイルスはグリア細胞のCD155抗原と親和性があり感染することができ。脳腫瘍の一種である「」の腫瘍細胞を溶解させて腫瘍の治療効果があり、臨床試験も行われている。

    https://dnascience.plos.org/2017/09/28/poliovirus-to-treat-brain-cancer-a-curious-chronology/

    ポリオウイルス – Wikipedia –

    https://ja.wikipedia.org/wiki/ポリオウイルス

    6. ポリオウイルスの標的組織特異性決定構造 – ウイルス 第54巻 第2号, pp.205-212, 2004 –

    IRESに関する記述がある。

    http://jsv.umin.jp/journal/v54-2pdf/virus54-2_205-212.pdf
    編集履歴
    2020/11/14 Mr.Harikir