カテゴリー: HEALTH

  • バイオ医薬品に不純物として含まれるDNAや核酸など,がん原性のリスクはないのか [2025/03/20]

    バイオ医薬品に不純物として含まれるDNAや核酸など,がん原性のリスクはないのか [2025/03/20]

    遺伝子治療で使用されるAAV製品などでは,断片化したDNAである不純物がある程度含まれる.この核酸の長さが一定以上あるとがん原性のリスクがあると一般的には言われている.以下,Copilotに聞いてみた.Copilotの以下の回答は妥当な回答になっている.

    目次

    DNAや核酸にがん原性はあるか?

    Q: DNAなど核酸が医薬品に含まれる場合,がん原性の懸念はあるか

    Copilot : 医薬品にDNAやその他の核酸が含まれる場合、一般的にその量や形状、由来によって、がん原性の懸念が評価される必要があります。しかし、現在の科学的知見では、そのような懸念がある場合でも、厳格な基準や製造工程を通じて安全性が確保されています。

    1. 宿主細胞由来DNAに関する懸念

    • バイオ医薬品の製造では、細胞(宿主細胞)を使用することが一般的で、その結果として、微量の宿主細胞由来のDNAが最終製品に含まれる可能性があります。
    • 発がん性のリスク: 宿主細胞由来のDNAが不活性で断片化された状態である場合、がん原性のリスクは極めて低いとされています。ただし、リスクを完全に排除するため、厳格な基準が設定されています。

    2. 許容基準

    • WHO(世界保健機関)ガイドライン: 宿主細胞由来DNAの濃度に関して、1回の投与あたり10ナノグラム以下とする基準が推奨されています。これは、がん原性の懸念を最小限にするための保守的な基準です。
    • ICHガイドライン(例: Q5A): バイオ医薬品製造におけるDNAの許容量に関する規定を記載し、安全性を担保する方法を示しています。

    3. 核酸医薬品(例えばmRNAワクチン)の場合

    • 核酸そのものが医薬品の有効成分である場合もあります(例: mRNAワクチン)。
    • がん原性のリスク評価: 核酸医薬品では、がん原性のリスクは非常に低いとされています。特に、mRNAは細胞内で分解されやすく、DNAに組み込まれる可能性はほぼないため、がん原性の懸念は事実上ありません。

    4. 不純物やプロセスの管理

    • 不純物や核酸残存量は、製造工程中で除去・管理されます。
    • 毒性試験や非臨床試験を通じて、リスク評価が実施されます。

    5. 規制当局の役割

    厚生労働省やPMDA(医薬品医療機器総合機構)を含む規制当局は、申請された医薬品の安全性データを審査し、がん原性のリスクが許容範囲内であることを確認しています。

    総じて言えば、DNAや核酸の残存量が医薬品に含まれる場合でも、それらの管理が適切に行われることで、がん原性の懸念は最小化されています。

    核酸の長さは?

    Q : 核酸やDNAの不純物の長さがある程度長いとがん原性のリスクが高まるのは本当か.理論的な話と実験的な結果からそういわれているのか

    Copilot : 核酸やDNAの不純物が長い場合、がん原性のリスクが高まる可能性については、理論的にも実験的にも議論されています。ただし、具体的なリスクの評価は不純物の由来、量、長さ、そして体内での挙動など、さまざまな要素に依存します。

    理論的な背景

    1. 長さと潜在的な生物活性:
      • 長いDNAフラグメントは、特定の条件下で宿主細胞のゲノムに取り込まれる可能性があると理論的に考えられています。この取り込みが細胞の遺伝子発現に影響を与える場合、発がん性につながる可能性がゼロではありません。
      • 特にプロモーターやエンハンサーなどの活性部位が含まれている場合、細胞内で異常な遺伝子活性化を引き起こす懸念があります。
    2. エピジェネティック効果:
      • 長いDNAの断片が細胞内で異常なエピジェネティックな変化(例: DNAメチル化)を誘導する可能性も示唆されています。
    3. 免疫応答の引き金:
      • 長い核酸フラグメントは、体内で免疫系を過剰に刺激することで、炎症やがんのリスクを間接的に増加させる可能性が理論的に考えられます。

    実験的な証拠

    1. 動物モデルでの研究:
      • 実験的には、マウスモデルで高濃度の長い宿主細胞由来DNAを投与した場合、一部で腫瘍形成のリスクが増加する可能性が報告されています。ただし、これらの研究は極端な条件下で行われており、通常の医薬品の状況とは異なります。
    2. 体外試験(in vitro):
      • 宿主細胞由来DNAの長さが増えると、細胞への取り込みや遺伝子再編成のリスクが高まることを示す研究があります。ただし、これも非常に高濃度のDNA断片に依存する結果が多いです。
    3. 臨床的な関連性:
      • 実際のバイオ医薬品の製造プロセスにおいて、宿主細胞由来のDNA断片は非常に低いレベルにコントロールされており、これまでに臨床試験や市場で重大な発がん性の問題が発生した報告はほとんどありません。

    規制と安全対策

    • WHOガイドライン: 宿主細胞由来のDNA断片の長さと濃度を厳しく管理することが推奨されています。通常、10ナノグラム以下の濃度が基準として設定され、さらに断片化され短くなるような製造プロセスが採用されています。
    • プロセスによるリスク低減: 製造工程でDNA分解酵素を使用し、長いDNA断片の分解を確保しています。

    結論

    理論的には、DNAや核酸の長さがある程度長いとがん原性のリスクが高まる可能性が示唆されていますが、製造および品質管理の段階でこれらのリスクは非常に低減されています。実験的なデータも主に極端な条件下での結果が多いため、現実的なリスクは限られていると考えられます。

    リスクが高まるとされるDNAの長さ

    • 一般的な目安: 100~200塩基対以上のDNA断片は、ゲノムへの組み込みリスクがわずかに高まる可能性があるとされています。
    • 許容基準: WHOやICHガイドラインでは、DNAの長さだけでなく、濃度(例えば1回投与あたり10ng以下)も重要視されています。

    投与経路の違いによるリスク

    Q : がん原性が懸念されるDNAや核酸のヒトへの混入経路として皮膚や経口,静脈経由,皮下注射,筋肉注射など考えられるが,経路別のリスクについて教えて

    Copilot : DNAや核酸の不純物がヒトに混入する経路別のがん原性リスクについて、以下のように整理します。各経路での体内吸収効率や生物学的バリアの有無に応じてリスクが変わります。

    1. 静脈経路(Intravenous)

    • 特徴: DNAや核酸が直接血流に入るため、細胞との接触が広範囲に及ぶ。
    • リスク:
      • 高リスク: 長いDNA断片が直接血液中に運ばれるため、細胞に取り込まれゲノムに組み込まれる理論的リスクが最も高い。
      • 免疫応答: 免疫系が異物として認識することで、炎症や副作用を引き起こす可能性。
    • バリアの有無: 血液循環がバリアを持たないため、DNA断片が広範囲に移動。
    • リスク軽減: 厳格な精製工程とDNA濃度管理(WHO基準10ng以下)。

    2. 皮下注射(Subcutaneous Injection)

    • 特徴: DNAや核酸が皮下組織に留まり、局所的な吸収が起きる。
    • リスク:
      • 中リスク: 局所細胞との接触があるため、免疫反応や炎症を誘発する可能性。
      • 遺伝子組み込みのリスクは静脈経路ほど高くないが、細胞吸収が完全に否定できない。
    • バリアの有無: 局所に限られるが、全身への移行が起きる場合も。
    • リスク軽減: 精製プロセスの改善と投与量の管理。

    3. 筋肉注射(Intramuscular Injection)

    • 特徴: DNAや核酸が筋肉組織に注入される。
    • リスク:
      • 中~低リスク: 局所細胞への影響は皮下注射に類似するが、筋肉内での吸収速度が遅いため、リスクはやや低減。
      • 局所炎症や免疫応答の可能性。
    • バリアの有無: 筋肉内の代謝速度に依存。
    • リスク軽減: 皮下注射同様の対応策。

    4. 経口(Oral Ingestion)

    • 特徴: 消化管を通じて体内に入るDNAや核酸。
    • リスク:
      • 低リスク: 酵素(DNAse、RNAse)や酸性環境によって大部分が分解される。
      • 未分解のDNAが腸管上皮細胞に吸収される可能性は極めて低い。
    • バリアの有無: 酵素分解と酸性環境がバリアとして機能。
    • リスク軽減: 消化プロセスがリスクを大幅に低減。

    5. 皮膚経路(Topical or Dermal Absorption)

    • 特徴: 外部からの接触、または傷口からの侵入。
    • リスク:
      • 極めて低リスク: 健康な皮膚には角質層という強力な物理的バリアがある。
      • 傷がある場合、局所的な免疫応答や炎症の可能性がある。
    • バリアの有無: 健全な皮膚はほぼ完璧なバリア。
    • リスク軽減: 適切な防護措置(手袋、傷口保護)。

    6. 吸入(Inhalation)

    • 特徴: エアロゾルや粉塵の形で肺を通じて混入。
    • リスク:
      • 低~中リスク: 肺の粘膜や免疫細胞による防御が働くが、一部吸収の可能性。
      • 長期暴露が続くと、炎症や細胞吸収のリスクが増加する可能性。
    • バリアの有無: 粘膜と免疫系が効果的なバリア。
    • リスク軽減: 作業環境の換気と防護具の使用。

    総括

    • 最も高いリスク: 静脈経路(血流に直接入り、全身に拡散)。
    • 中程度のリスク: 皮下注射および筋肉注射(局所的な影響が中心)。
    • 最も低いリスク: 経口および皮膚経路(強力なバリアがある)。
    • リスク軽減策として、製造工程の改善、精製プロセスの高度化、適切な防護措置が不可欠です。

    さらに具体的なケースや特定の医薬品に関連するリスクについて知りたい場合は教えてください!

    がん原性が懸念されるDNAや核酸のヒトへの混入経路として皮膚や経口,静脈経由,皮下注射,筋肉注射,脊髄投与,など考えられるが,経路別のリスクについて教えて

    DNAや核酸の不純物がヒトに混入する場合、経路別にリスクを評価すると以下のようになります。各経路は吸収効率、体内挙動、バリアの有無によってリスクが異なります。

    1. 静脈経路(Intravenous Injection)

    • 特徴: 血流に直接注入されるため、体内の広範囲に分布する。
    • リスク:
      • 高リスク: 長いDNA断片が血液中に運ばれ、細胞に取り込まれゲノムへ組み込まれる可能性が高い。
      • 免疫反応: 外来DNAが免疫系で異物と認識され、炎症や免疫応答を誘発する可能性。
    • バリアの有無: 血液循環にはほとんどバリアがない。

    2. 皮下注射(Subcutaneous Injection)

    • 特徴: 皮下組織に留まり、局所的に吸収される。
    • リスク:
      • 中リスク: 局所細胞にDNA断片が取り込まれる可能性。免疫反応が主な懸念点。
      • 遺伝子組み込みのリスクは静脈経路より低いが、完全に除外はできない。
    • バリアの有無: 局所的な影響に限定されるが、全身循環への移行が起きる場合もある。

    3. 筋肉注射(Intramuscular Injection)

    • 特徴: 筋肉組織に注入され、徐々に吸収される。
    • リスク:
      • 中~低リスク: 局所炎症や免疫応答の可能性があるが、皮下注射より吸収速度が遅いためリスクはやや低い。
      • 遺伝子組み込みのリスクは限定的。
    • バリアの有無: 筋組織が吸収速度を調整するため、影響は局所的にとどまることが多い。

    4. 経口摂取(Oral Ingestion)

    • 特徴: 消化管を通じて体内に入る。
    • リスク:
      • 低リスク: 酸性環境や酵素(DNAse, RNAse)による分解が主な防御メカニズム。
      • 未分解のDNAが腸管細胞に吸収される可能性はほぼゼロ。
    • バリアの有無: 酵素分解と酸性環境が強力なバリア。

    5. 皮膚経路(Topical or Dermal Absorption)

    • 特徴: 外部からの接触や傷口からの侵入。
    • リスク:
      • 極めて低リスク: 健康な皮膚には角質層という強力な物理的バリアが存在。
      • 傷がある場合に限り局所的な免疫応答や炎症の可能性。
    • バリアの有無: 健全な皮膚がほぼ完全なバリアとして機能。

    6. 吸入経路(Inhalation)

    • 特徴: エアロゾルや微粒子の形で吸入される。
    • リスク:
      • 低~中リスク: 肺の粘膜や免疫細胞によるバリアが大部分を防御。
      • 長期暴露時には局所的な炎症や細胞取り込みのリスクがわずかに増加。
    • バリアの有無: 呼吸器系の粘膜と免疫系が機能。

    7. 脊髄投与(Intrathecal Injection)

    • 特徴: 脊髄内に直接投与される。
    • リスク:
      • 高リスク: バリアが存在しないため、DNAが中枢神経系(CNS)の細胞に直接接触する。
      • 遺伝子組み込みの可能性や局所炎症、中枢神経系への影響。
    • バリアの有無: 血液脳関門を通さず、直接的な影響を及ぼすためリスクは高い。

    総括

    以下に各経路のリスクをまとめます:

    経路リスクバリアの有無
    静脈経路バリアなし
    皮下注射局所的バリア
    筋肉注射中~低吸収速度が遅く影響は限定的
    経口摂取酵素と酸性環境による分解
    皮膚経路極めて低い健康な皮膚でほぼ完全なバリア
    吸入経路低~中粘膜と免疫系による防御
    脊髄投与バリアなし(直接影響を及ぼす)

    各経路におけるリスク軽減には、製造工程での高度な精製と品質管理が不可欠です。

    参考文献

    1. Establishing Acceptable Limits of Residual DNA | PDA Journal of Pharmaceutical Science and Technology
    2. Establishing_acceptable_limits_of_DNA.pdf
    3. バイオ医薬品中の宿主細胞由来の残留DNAの定量

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    2025/03/20 Mrはりきり

  • [健康] 麻しん風しん混合ワクチンとは.

    [健康] 麻しん風しん混合ワクチンとは.

    麻しん風しん混合ワクチン

    麻しん風しん混合ワクチンは、麻しん(麻疹)と風しん(風疹)の両方の予防に用いられるワクチンです。このワクチンは、麻しんと風しんの両方のウイルスに対する免疫を同時に提供するため、一度の接種で二つの病気から保護されることができます。

    日本では、麻しん風しん混合ワクチンは主に以下の年齢層に接種されます:

    • 1歳から3歳の乳幼児:初回接種として2回接種されます。
    • 4歳から6歳の児童:初回接種として1回接種されます。
    • 7歳以上の児童および成人:必要に応じて接種されます。

    このワクチンは、麻しんと風しんの両方の症状を予防するために非常に重要です。麻しんは高熱、発疹、咳、鼻水などの症状を引き起こし、風しんは発疹、発熱、咽頭炎などの症状を引き起こします。

    by Copilot (2024/10/17).

    参考文献

    麻しんについて|厚生労働省 – mhlw.go.jp

    麻疹 – Wikipedia

    風しんについて|厚生労働省 – mhlw.go.jp

    風疹 – Wikipedia

    乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」|【 …

    大人の麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)接種 …

    MRワクチン|厚生労働省

    編集履歴

    2024/10/17 Mrはりきり

  • [ALS] 治療薬

    [ALS] 治療薬

    日本国内のALS治療薬

    1. リルテック (Sanofi), 1999
    2. ラジカット(MTPC), 2015

    [ignore]

    1. ロゼバラミン(メコバラミン, エーザイ), 2024

    [/ignore]

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    2024/08/14 Mrはりきり

  • [健康] 筋ジストロフィーの治療薬が既存の医薬品から見つかる

    [健康] 筋ジストロフィーの治療薬が既存の医薬品から見つかる

    筋ジストロフィー

    は、常染色体優性遺伝の疾患です。19番染色体に存在するミオトニンプロテインキナーゼ遺伝子に存在する塩基配列のCTG反復が異常に沢山あることが原因です。このCTG配列の反復は35回以下が正常、50回以上が異常と判断されます。CTG配列が異常に長く反復しているmRNAが他のmRNAのスプライシング(切断/接合)に影響します。この影響によるタンパク質の合成に正常でないことが生じます。

    1. 常染色体19番
    2. CTG配列の異常反復
    3. mRNAスプライシング異常

    エリスロマイシン

    は、昔からある抗生物質の1つです。その分安全性は十分に理解されています。今回、山口大学の中路先生たちは、エリスロマイシンのリポジショニング手法により筋ジストロフィーに効く既存薬として選択し、新たに筋ジストロフィー患者に対して臨床試験を行いました。その結果、エリスロマイシンは、評価指標であるスプライシング異常を統計学的に抑制した事を確認できました。これは世界初の発見とのこと。

    1. エリスロマイシンは、様々な細菌性の感染症に使用される抗生物質
    2. 医薬品としても処方される

    エリスロマイシン -KEGG-

    https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00052483

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    2024/01/26 Mr.HARIKIRI

  • [健康] 強度近視の新しい治療法/赤色光による臨床試験が始まる [2023/11/27]

    [健康] 強度近視の新しい治療法/赤色光による臨床試験が始まる [2023/11/27]

    いよいよ日本でも!

    強度の近視である成人患者の目に赤色の光を当てて、症状進行を防ぐことができるかを調べる臨床研究を東京医科歯科大学のグループが始めた。世界では,子供で同様の研究が行われていますが大人では初めということです.レッドライト治療法(red light therapy)と呼ばれる治療方法によるもので,2014年に中国において偶発的に、長波長の650nmの赤色光が過剰な眼軸延長を抑制する効果を有することが発見されていた.

    引用文献

    眼科学教室スタッフ一覧

    教室案内:スタッフ紹介 > 東京医科歯科大学 眼科学教室 (tmdu-ganka.jp)

    重い近視患者の症状進行防げるか 大人では初の臨床研究始まる

    重い近視患者の症状進行防げるか 大人では初の臨床研究始まる | NHK | 医療・健康

    近視の進行抑制治療

    近視の進行抑制治療|日本近視学会 Japan Myopia Society

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    2023/11/27, MR.HARIKIRI

  • [健康] マイコプラズマ感染症 [2023/11/26]

    [健康] マイコプラズマ感染症 [2023/11/26]

    はじめに

    マイコプラズマ肺炎(感染症)について,厚生労働省からQ&Aが改定されました.以下にその内容を簡単にまとめました.

    お隣の中国では.小児の間で呼吸器疾患がアウトブレークしており,WHOは2023/11/22,正式に中国に対して情報提供を求めました.原因は,マイコプラズマ、RSウイルス、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスなどの既知の病原体によるものと考えられています.

    WHOによるリスク評価の結果でるまでは感染予防などの注意が必要です.

    • マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症である.
    • 小児や若い人の肺炎の原因としては、比較的多いものの1つである.
    • 例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下で、成人の報告もみられる.
    • マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、冬にやや増加する傾向がある.
    • マイコプラズマ肺炎は周期的に大流行を起こすことが知られており、日本でも1980年代では昭和59(1984)年、昭和63(1988)年に比較的大きな流行があった.4年周期での流行が報告されている。
    • 1990年代以降はかつて見られた大きな流行が見られなくなった
    • 一方で、平成12(2000)年以降は徐々に定点当たり患者報告数が増加傾向にある.
    • 平成23(2011)年は年間の定点当たり累計報告患者数が、平成12(2000)年以降の最多報告数(2010年)を大きく上回わった.
    • 平成24(2012)年は第1週から第37週まで平成23(2011)年の報告水準を上回った状態が続いている.
    • 平成23(2011)年から平成24(2012)年にかけてこのような状態がみられている原因はよくわかっていない.
    • 感染は,患者の咳のしぶきを吸い込んだり、患者と身近で接触したりすることにより感染すると言われている.
    • 家庭のほか、学校などの施設内でも感染の伝播がみられる.
    • 感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2~3週間くらいとされている.
    • 症状は,発熱や全身倦怠感(だるさ)、頭痛、痰を伴わない咳などの症状がみられる.
    • 咳は少し遅れて始まることもある.
    • 咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴である.
    • 多くの人はマイコプラズマに感染しても気管支炎ですみ、軽い症状が続くが、一部の人は肺炎となり、重症化することもある.
    • 一般に、小児の方が軽くすむと言われている
    • 予防は,感染経路はかぜやインフルエンザと同じであり普段から、手洗いをすることが大切である.
    • また、患者の咳から感染するので、咳の症状がある場合には、マスクを着用するなど咳エチケットを守ってください。
    • 治療方法は,抗菌薬(抗生物質)によって治療する.
    • 抗菌薬のうちでも、マイコプラズマ肺炎に効果のあるものは、一部に限られている.
    • 近年、マイコプラズマ感染症に通常使用される抗菌薬の効かない「耐性菌」が増えてきているとされるが、耐性菌に感染した場合は他の抗菌薬で治療するなどする.
    • 軽症ですむ人が多いですが、重症化した場合には、入院して専門的な治療が行われる.
    • 長引く咳などの症状があるときは、医療機関で診察を受けるようにしましょう。
      (注)マイコプラズマ肺炎は、マクロライド系などの抗菌薬で治療されます。

    マイコプラズマ肺炎に関するQ&A 平成23年12月作成、平成24年10月改訂 ~厚生労働省~

    https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/

    中国の北京や遼寧省における原因不明の小児の肺炎のアウトブレイクについて ~Yahooニュース~

    中国の北京や遼寧省における原因不明の小児の肺炎のアウトブレイクについて(忽那賢志) – エキスパート – Yahoo!ニュース

    マイコプラズマ

    [健康] マイコプラズマ感染症 [2023/11/26]

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    [健康] 咳 (せき) – 長引く咳 – それは「マイコプラズマ」かも!? – [2021/01/01]

    [健康] 咳 (せき) – 長引く咳 – それは「マイコプラズマ」かも!? – [2021/01/01] はコメントを受け付けていません

    [Bio-Edu] マイコプラズマ(レジメ) [2020/07/24]

    [Bio-Edu] マイコプラズマ(レジメ) [2020/07/24] はコメントを受け付けていません

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    2023/11/26, MR.HARIKIRI

  • [Health] 中耳炎に伴う耳の骨が溶ける原因 [2023/08/18]

    [Health] 中耳炎に伴う耳の骨が溶ける原因 [2023/08/18]

    中耳炎による難聴

    慢性中耳炎の一つである真珠腫性中耳炎では、耳の骨が溶けて難聴・めまいを発症する。

    大阪大学では、真珠腫性中耳炎の患者から手術で得た患部組織の遺伝子解析を実施しその原因を特定した。解析の結果、アクチビンA (Activin A)というタンパク質が過剰に作られていることが分かった。

    骨の破壊を誘導するアクチビンAは、今回、初めて同定した新しい「病原性線維芽細胞」からも産生される。アクチビンAは、古くなった骨を壊すことに関わっているタンパク質として知られており、破骨細胞を刺激して骨を溶かすように刺激する。真珠腫性中耳炎は手術でしか治療法がなかったが、治療薬の開発に繋げたいとのこと。

    真珠性中耳炎の機序

    マクロファージや破骨細胞は、体の新陳代謝には欠かせません。しかし、パランスを崩すと病的な状態を生じます。耳の骨が破壊される機序について、今回の結果から、次のように進むと考えられます。

    マクロファージ (分泌: IL1-β、PGE2、TNF-α) → 炎症性サイトカインを分泌 → 病的繊維芽細胞 (分泌: RANKL、Activin A過剰産生) → Acitivin A → 破骨細胞の過剰な活性化 → 耳の骨(破壊)

    中耳真珠腫で骨破壊を促す線維芽細胞を発見(石井優 G が Nat Commun. に掲載)— 石井 優、大阪大学 —

    http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jpn/research/20230804-0900.htm

    編集履歴

    2023/08/18, Mr. Harikiri

  • [健康] 緑内障の健診に行ってきた – 国立病院機構[2023/02/28]

    [健康] 緑内障の健診に行ってきた – 国立病院機構[2023/02/28]

    はじめに

    北海道のある眼科を掛かり付け医にしているが、出張が入ったため11月(昨年)の視野検査予約を早められないか相談したものの、空きがないとのことで、予約の取り直しとなった。ところが、その予約日は、更に3ヶ月後の2月(今年)となった。出張も終えて2月の予約日に眼科に出向いたが、自分の不注意であるが時間を間違えたことで、その日は検査を受けさせてもらえなかった。再度、予約の取り直しとなり、また、3ヶ月先の5月の予約となった。

    うーん。これでは、検査ができないよね。緑内障の視野の欠けがどうなってるか気になる。どうしようか?^^;

    帰省して受診しようかな

    この2月(今年)に大阪に帰省することを利用して、白内障の手術を受けた国立病院機構の病院に行って検査を受けれないか画策してみた。結局、数年前に作った診察券を活用して、国立病院機構の病院に行ってみてはどうかと考えた。

    結局、初診料が必要だったが、一通りの検査を受けてきた。

    大きな病院であることと予約もないことから、初診料として¥7,700、検査・診察料との合計で約¥12,000弱の費用がかかった。時間は、8:40に初心受付をしてから支払いを済みせたのが12:40、予約無しで4時間で終了した。

    検査項目は、視力検査、眼圧、視野検査、眼底写真、そして医師による散瞳しての眼底検査および白内障で交換したレンズの具合を診てもらった。

    今回の受診ではコストは高くついたが確実に検査できたことはよかった。本来なら、昨年の11月に検査をして経過観察する予定になっていたので、5月まで検査を待てない気持ちが高まった。

    診療の最後に、定期的に検査ができるのか聞いてみたが、大きな病院では出来ないとのこと。

    まとめ

    今回は、理不尽な事態となり、それを動機に大阪での検査を受けれないか画策し、そして検査を受けたが、同じ病院でのデータが今回以前のものは無いことから経過観察はできないことは残念だった。それでも、次回に大阪に戻ってきた時には、コストを度外視して同様の方法で受診すれば、経過観察は可能であるし、いつでも検査を受けることができることが分かったのは今回の収穫である。

    久々の大阪での診療を受けて、大阪城公園を歩き、IMPのマクドでビックマックを食べ、スタバでコーヒーを飲んで、少し心が穏やかになった。

    3/5には北海道に戻る。

    編集履歴

    2023/02/28 Mr. Harikiri

  • [健康] 点鼻のインフルエンザワクチン承認 (第一三共) [2023/02/28]

    [健康] 点鼻のインフルエンザワクチン承認 (第一三共) [2023/02/28]

    点鼻のワクチン

    7年前に申請していた点鼻のインフルエンザワクチンが、日本で承認(2023/2/27)され、日本では始めてのケースだとニュースになっていた。なんで、7年もかかったのか?

    注射を怖がる小さい子供には使い易いのでは、と言っていた。申請は、第一三共で、不活化ワクチンである。点鼻をこの機に承認するのは、今後、mRNAワクチンの点鼻も開発されて申請が行われてくるのであろうと邪推する。

    フルミスト点鼻液(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン、第一三共):「インフルエンザの予防」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。再審査期間は8年。

    初の経鼻投与型インフルエンザ予防ワクチン「フルミスト」など6製品承認へ 薬食審・第二部会で了承 -mix online

    第一三共が2016年に薬事申請していたインフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」について、使用を了承しました。対象年齢は2歳以上19歳未満で、鼻の中に霧状のワクチンをスプレーして使います。

    【速報】国内初の経鼻インフルワクチン 厚労省の専門部会が使用了承 テレビ朝日

    このワクチンは、去年12月時点で、30カ国以上で承認されています。

    対象年齢は2歳以上19歳未満…点鼻インフルワクチン 国内初承認 – テレビ朝日

    経鼻ワクチンは、弱毒化したウイルスを使った生ワクチンと呼ばれるタイプだ。厚労省によると、国内の臨床試験では、約3割の発症予防効果が確認された。一方、鼻水や喉の痛み、せきなどの副反応が報告された。2~18歳が対象で、左右の鼻腔(びくう)に0・1ミリリットルずつ(計0・2ミリリットル)を噴霧する。

    厚労省、経鼻ワクチン初承認へ インフル「フルミスト」 第一三共申請 毎日新聞

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