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  • [Bio-Process] Low pH Virus Inactivation

    [Bio-Process] Low pH Virus Inactivation

    Bio-Process

    Low pH Virus Inactivation Process

    低pH処理によるウイルス不活化は、pHの調整後は静的な保管条件が維持されるため、基本的にはプロセス容器中で実施される。CMOなどのスケールが小さい製造では、シングルユース製品であるFlex bugなどが使用できる。

    • Low pH3~4 as Virus Inactivation Process
    • 容易に破れず、使用しているプラスチックからの溶出物も少ないバイオ医薬品製造用バッグは、様々な工程で使用されている。
    • 抗体医薬製造においても、Low pH処理によるウイルス不活化処理工程の容器として使用されている。

    Thermo Scientific™ Productainer™ BPC Bag with 3 Ports

    https://www.fishersci.com/shop/products/productainer-bpc-bag-3-ports/p-4521461

    関連記事

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    編集履歴

    2020/02/01, Mr. Harikiri
    2020/04/24, 追記 (関連記事)
    2021/10/30, 文言整備

  • [Bio-Process] ハーベスト工程・培養上清の回収 [2020/02/01]

    [Bio-Process] ハーベスト工程・培養上清の回収 [2020/02/01]

    ハーベスト

    規定の期間の培養が終了した細胞培養液は、細胞を取り除き培養上清を取得する。この工程をHarvestと呼美ます。

    図1に示すミリポアのPODファイターはカセット式になっていて、図2に示すフォルダーにセットします。

    PODのフィルターサイズは、デブリス除去、細胞除去、清澄化を段階的に行えるように、大きいサイズから小さいサイズにセットされています。図2に示したフォルダーの大きさは、身の丈ほどあり、1000L~2000Lの培養液を処理するのに必要です。

    Merck Millipore, Pod Filter

    http://www.merckmillipore.com/JP/ja/product/Millistak+-Pod-Disposable-Depth-Filter-Systems,MM_NF-C9485?ReferrerURL=https%3A%2F%2Fwww.google.com%2F&bd=1

    ろ過膜の特徴

    • Harvest工程は以下のろ過膜を使用可能
      • フィルターサイズで濾過する単純なろ過
      • 「活性炭や鉱物を練り込んだ膜」によるろ過
    • 単純なろ過では、精製効果は期待できないが、「活性炭や鉱物を練り込んだ膜」では、培養過程で生じる死細胞由来のタンパク質、DNAなどの不純物を除去することが可能である。
    • 「活性炭や鉱物を練り込んだ膜」は、Protein Aレジンのライフタイムを延長効果が期待できるとともに、Protein A施処理後に得られる部分生成品の品質向上も期待できる。

    編集履歴

    2020/02/01 HARIKIRI(MR)
    2021/03/27 記載整備
    2021/10/30 記載整備

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  • [Bio-Equip] ambr 250 – Modular/High Throughput — 250mLスケールでフルコントロール培養を複数台で実行する – ID8287

    [Bio-Equip] ambr 250 – Modular/High Throughput — 250mLスケールでフルコントロール培養を複数台で実行する – ID8287

    ambr 250 modular

    100mLから250mLのシングルユース仕様のリアクターを2個単位で増設可能。250mLリアクターには、Feed培地は5種類のタンク(50mL x 2, 20mL x 3)を装備できます。

    • 500Lや1,000Lへのスケールアップ製造を目的とするプロセス・オプティマイゼーション
    • 培養条件について、どの範囲で培養が成立するするかを検証するプロセス・キャラクタライゼーシヨン

    250mLリアクターと共に、装置にセッティングする。

    ambr 250 high throughput

    サンプリング、培地のショットなどロボットによる全自動。

    amber 250, sartorial stedium

    https://www.sartorius.com/en/products/fermentation-bioreactors/ambr-multi-parallel-bioreactors/ambr-250-modular


    CD CHO Medium (1x), Liquid

    https://www.thermofisher.com/order/catalog/product/10743029

    HT Supplement (100X), Liquid

    https://www.thermofisher.com/order/catalog/product/11067030?SID=srch-srp-11067030

    GE Healthcare™ ActiPro Liquid Medium

    https://www.fishersci.se/shop/products/actipro-liquid-medium/15835261

    HyClone Cell Boost 7a Supplement

    https://www.gelifesciences.com/en/us/shop/cell-culture-and-fermentation/reagents-and-supplements/feed-supplements/hyclone-cell-boost-7a-supplement-p-06179

    HyClone Cell Boost 7b Supplement

    https://www.gelifesciences.com/en/us/shop/cell-culture-and-fermentation/media-and-feeds/feed-supplements/hyclone-cell-boost-7b-supplement-p-06306

    L-Glutamine, 200 mM Solution

    https://www.thermofisher.com/order/catalog/product/25030081

    UniVessel® SU

    https://www.sartorius.com/en/products/fermentation-bioreactors/benchtop-bioreactors/univessel-su

    UniVessel® SU

    https://www.sartorius.com/en/products/fermentation-bioreactors/benchtop-bioreactors/univessel-su

    ネオシェーカー NS-LR

    https://www.monotaro.com/p/3339/7445/?utm_medium=cpc&utm_source=Adwords&utm_campaign=246-833-4061_8351441661&utm_content=89680347110&utm_term=_380604198153__pla-557619277147&gclid=CjwKCAiA4Y7yBRB8EiwADV1hacw6boHDTkb_KayZhNWO4LnQ8uwXxHSryvhJayfP9A-jjKZI8HT93RoCyxYQAvD_BwE

    3578スピナーフラスコディスポーザブル

    https://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/223011456026/

    A Rapid, Low-Risk Approach for Process Transfer of Biologics from Development to Manufacturing Scale (2020)

    https://bioprocessintl.com/sponsored-content/biostat-str-bioreactors-a-rapid-low-risk-approach-process-transfer-of-biologics-from-development-to-manufacturing-scale/

    編集履歴

    2020/02/01, Mr. Harikiri

  • [WordPress]  Hummingbird プラグイン – Optimize Plugin

    [WordPress] Hummingbird プラグイン – Optimize Plugin

    サイトのレスポンス改善

    サイトのレスポンス改善には、基本的に以下の「システム構成」で運用しています。

    Autoptimizeプラグインは、多数のプラグインとの比較でも最もレスポンス改善があるすばらしいプラグインです。

    Autoptimzieプラグインに代わるもっと良いプラグインはないか、第二弾として、Hummingbird Ver.2.30を試してみた。

    Autoptimizeプラグインは、非AMP対応のサイトで導入するプラグインです。AMP対応を完了したサイトであれば、AutoptimizeおよびHummingbirdなどのOptimizeプラグインは、不要になると思います(2020/08/25)。

    注意 (2020/04/24)

    この記事は、「Hummigbird」に対して少し批判的に書きましたが、プラグインの評価の方法として、敢えて、当初のまま残すことにしました(2020/08/25)
    以下の評価結果は、現状のシステム構成より古い構成で検討した結果(2020/2月)についてまとめたものです。「Hummingbird」のバージョンも上がっているので、より使いやすくなっているものと思われます。ただし、インターフェースは、急には変えにくいため、使いづらさは、今現在でもそんなに改善はないかもしれません。

    システム構成

    Synology NAS

    • 2020/07現在
    • DS920+ (DS918+からWordPressを載せ替え, 2020/07)
    • Disk Station Manager, Version 6.2.3-25426 Update 2 (2020/09/16現在)

    WordPress

    • Version : 5.5.1-ja
    • Theme : Twenty Twenty
    • Editor : Gutenberg (標準エディタ)

    Hummingbird Ver.2.3.0を試す(2020/02)

    Hummingbird – Speed Optimize, Cache, Minify & Defer Critical CSS/Javascript

    https://wordpress.org/plugins/hummingbird-performance/

    タイトルにOptimizeとあったので、Autoptimizeに代わるコード最適化のプラグインだと意気込みましたが、cache関連が主軸のプラグインでした。

    以下、総評のみで勘弁してください。

    • 説明文が多い
      Hummingbirdは、Autoptimizeと比較して、英語圏外ユーザーでは、直感的に使いにくい。説明文が多く直感的に使えない。説明しないといけない機能は、自信の無い現れかもしれない。日本語でも同じだが。
    • 余り意味のないテスト
      Hummingbirdは、最初の運用前のテストを行うが、得られたデータは詳しく示されるものの、改善提案がないものがほとんどだった。Google PageSpeed Insightsのテストをユーザーが行う方がシンプルである
    • 主たる機能はコード最適化ではない?
      Hummingbirdの主たる機能は、cacheのようで、JavaScript, CSS, htmlなどのコードの最適化は、PRO版でしか使用できなかったためAutoptimizeとの比較はできなかった。
    • cache機能は不明
      Hummingbirdのcache機能の効果は、未実施で不明だが、cache機能は、プラグインの違いによる性能差は、他のcacheプラグインの比較をした経験から余り大きく無いと考えている
    • 改善提案が消極的
      初期設定では、改善提案としてdefault設定されないため、速度改善がほとんど見られななかった。テストの実施は何のためか?

    結論

    インストール数は、90,000以上と少し期待したが、目当てのJavaScript, CSSなどのコード最適化は、PRO版にのみでしか使用できなかったため試すことができませんでした。

    JavaScript, CSSなどのコード最適化は、サイトの速度を最も改善できる要素ですが、なかなか「Autoptimize」より良いpluginが見つけられません。

    Autoptimizeプラグインの導入記事は、以下をご覧ください。

    Autoptimizeプラグインのサイトは、以下から飛んでください。

    Autoptimizeを更に高速化できるcriticalcss.comのサービスがあり、興味がでてきている。毎月1000円はきついな^^)

    criticalcssについては、以下の投稿で少し紹介しています。

    追記

    PageSpeed Insights (PSI)のスコアが悪くなりがちなのは、モバイルの場合です。PCではほとんどの場合90超えになります。

    そこで、モバイルのスピードアップとしてAccelerated Mobile Pages (AMP)に手を出してしましまいました。AMPプラグインについては、以下の投稿をご覧ください。

  • [WO] Google PageSpeed Insights以外のPage測定 – WEB PAGE TEST、更なる速度改善サービス:criticalcss

    [WO] Google PageSpeed Insights以外のPage測定 – WEB PAGE TEST、更なる速度改善サービス:criticalcss

    サイトのレスポンス改善

    Google PageSpeed Insightsは、とても良い測サイトだが、使い込んでいくと何がわるいのか、もっと知りたくなってくる。

    JavaScriptやCSSのコードの最適化プラグインであるAutoptimizeの設定をよく見てみると、Criticalcss.comでcriticalcssを作れば、更に速度が速くなるとある。

    システム構成

    Synology NAS

    • 2020/07現在
    • DS920+ (DS918+からWordPressを載せ替え, 2020/07)
    • Disk Station Manager, Version 6.2.3-25426 Update 2 (2020/09/16現在)

    WordPress

    • Version : 5.5.1-ja
    • Theme : Twenty Twenty
    • Editor : Gutenberg (標準エディタ)

    Criticalcss.com

    Criticalcss.comのサービスは以下の通り

    • Regular : 2£ (2×150円程度)/月
    • WordPress : 7£
    • 30日間のお試し期間がある(クレジットカード登録が必要)

    どれだけ効果があるか、試してみないとわからないが、今回は、退散することにした。

    そのHome Pageには、「WebPageTest」が最初に記載されていて、「GoogleのPageSpeed Insights」が次に記載されていた。

    WebPageTestは、老舗のサイトのだろうと推察した。

    WebPageTest

    WEB PAGE TEST

    https://www.webpagetest.org

    リンクにゆけば、URLの入力画面があるので、調べたいURLを入力する

    3回測定されるまで30秒程度待つ。

    どの回でもよいので、クラフをクリックすると、グラフ(Water fall graph)が出てくる。

    通信要素のHeader, JavaScript, CSS, imageなどが、どのタイミングから、どのくらいの時間を要しているかがシーケンス図により分かりやすい。

    一度、自分のブログページもお試しあれ。

  • ブログにおけるプライバシーポリシーが必要となったとき

    ブログにおけるプライバシーポリシーが必要となったとき

    ブログをある程度運営していれば、やがてアドセンスを考える時が来ると思います。

    今現在では、Google Ad senceが最初の候補なってきますが、規約には「プライバシーポリシー」をわかりやすいところに掲載とておくことを求めています。

    以下の、ブロガーさんが最小限度の「プライバシーポリシー」の雛形を示されています。

    是非、必要になればご参考にしてください。当サイトでも、使用させて頂いています。

    【2019年コピペOK】グーグルアドセンスのプライバシーポリシーテンプレート(ひな形)書き方の例 2020年1月

    https://carbonjam.com/googleadsense/privacy-policy/
    編集履歴
    2020/01/30 はりきり(Mr)
  • [Data Link] フェブリク投与ガイド – ID8187 [2020/01/30]

    [Data Link] フェブリク投与ガイド – ID8187 [2020/01/30]

    製品情報

    https://medical.teijin-pharma.co.jp/iyaku/product/fe/fet/index.html

    がん化学療法に伴う高尿酸血症 フェブリク錠投与ガイド(RMPに基づく適正使用資材<医療関係者用>)TEIJIN MEDICAL WEB

    https://medical.teijin-pharma.co.jp/materials/iyaku/detail/fcn28e0000009s60.html

    フェブリク錠10/20/40に係る医薬品リスク管理計画書

    https://medical.teijin-pharma.co.jp/iyaku/product/fcn28e0000000c2v-att/fcn28e00000037zc.pdf

    フェブリク錠10/20/40に関する資料

    http://www.pmda.go.jp/drugs/2016/P20160601001/470310000_22300AMX00419000_B100_1.pdf
  • 気になる企業 – Bia Separations – バイオ医薬品開発で次世代モダリティーに適用を提案するモノリス・カラム製品 – mRNAやAAV精製 [2020/09/20]

    気になる企業 – Bia Separations – バイオ医薬品開発で次世代モダリティーに適用を提案するモノリス・カラム製品 – mRNAやAAV精製 [2020/09/20]

    BIA Separations

    次世代モダリティ医薬品

    次世代のバイオ医薬品として、新しいモダリティの開発が進められています。Messenger RNA (mRNA)やリコンビナントAAV(rAAV)が代表的な次世代のモダリティです。

    mRNA

    mRNAを精製するには、CIMmultus PrimaS™️が使えます。source

    • 「CIMmultus PrimaS™️」の特徴
      • High resolution mRNA purification tool
      • monolith structure
      • Rapid process, Scale-up
      • has a intact poly(A) tail
      • to remove dsRNA and DNA
      • to remove product-related impurities: enzyme, fragment of DNA and RNA
    • Messenger RNA (mRNA)は、高分子で、シェアストレスに敏感です。モノリス構造は、高分子のアクセスを可能にし、10kb以上のmRNAを精製することができます。
    • mRNAの化学的特性の豊富なスペクトルは、さまざまな精製カラムの基礎となります。 Messenger RNAには、荷電したリン酸バックボーンと、水素結合能力を持つ疎水性ヌクレオチド残基が含まれています。

    AAV

    AAVの精製には、CIMmultus SO3でキャプチャリングして、CIMmultus QAでポリッシングする方法が使えます。source

    • 製造由来のクリティカルな不純物
      • Host Cell由来の核酸
      • Host Cell由来のタンパク質
      • クロマチン
        • 厄介な不純物、抗原性を持つ
        • クロマトにおける阻害要因
        • 核酸をコンパクトに巻くためのコアとなっているタンパク質
        • 核酸は、酵素にゆり速やかに分解されますが、このタンパク質は頑丈なため、取り除かない限り残留する
    • 目的物由来のクリティカルな不純物
      • Empty Capsids (目的遺伝子; GOIを含まないAAV粒子)
      • Capsid Aggregates (AAVの重合物)
      • Capsid DNA Complexes (AAV粒子とDNAの結合体)

    以下のクロマトグラムは、SF9 harvest AAV2/8の蛍光SEC分析。AAVとクロマチンは挙動を共にしている。Bia Separationsは、2種類のIEXによりAAVの精製プラットフォームを開発している (Harvest→TFF→AAV capture: CIMmultus SO3 (for impurites separation)→ Dilution→CIMmultus QA (for empty/full separation)

    製品

    Bia Separationsが開発した製品は、一般的に言えば、精製レジンです。ただし、粒子ではなくモノリスです。圧損失がなく高流速で処理が可能です。

    分析用カラム

    • CIMac SO3
      • 分析バターンから、CIMmultus OHで精製したAAV9画分は、elution-1で不純物が除去できていることが分かる
    • CIMac QA
      • 分析パターンから、MgCl2を含むバッファーで分析するとEmpty/Fullの分離が良くなることが分かる

    製造用カラム

    スクリーニングカラム

    編集履歴
    2020/09/20 Mr.Harikiri
  • 気になる企業 Cellectis – 遺伝子編集 – ID7662 [2020/01/29]

    気になる企業 Cellectis – 遺伝子編集 – ID7662 [2020/01/29]

    Cellectis

    • 2011年, Cellectics社が保有する独自のメガヌクレアーゼ技術を使用して、CDMO大手であるLonzaが所有の独自宿主細胞株CHO-K1SV細胞のグルタミン合成酵素(GS)をノックアウトすることに成功した。LonzaのGS Gene Expression System製品をさらに進化させた source: Manufacturing Chemist
    • ホームページ
    • 拠点: フランス、米国
    • 2019年、売り上げは、約20億円
    • 主要領域 : ゲノム工学とゲノム手術
    • 事業内容
      • ゲノム工学技術の研究、開発、商品化
      • 免疫系にがん細胞を標的とする免疫療法の開発
      • いくつかの子会社を保有
    • 主要技術
      • TALEN®による遺伝子編集
        • 移植片対宿主病からの保護、拒絶反応の軽減、自殺スイッチの統合による安全性
      • メガヌクレアーゼ組換えシステム(MRS)による遺伝子の切り出し、修正、または置換に関する技術
      • CAR T*療法の開発
      • * CAR T: Chimeric Antigen Receptor T Cell
    • 製品パイプライン
      • 上市品はまだなく、探索段階から臨床試験(Phase I)に6つの候補品の開発が進められている source

    Cellectics に関する情報 – investing.com より

    https://jp.investing.com/equities/cellectis

    編集履歴

    2020/01/29, Mr. Harikiri

  • [WP]プラグイン- PhastPress Ver.1.33はDatabaseを不適正にいじってしまう

    [WP]プラグイン- PhastPress Ver.1.33はDatabaseを不適正にいじってしまう

    はじめに

    この記事は、2020/01当時の古い情報です。プラグインをインストールする前にはバックアップを取っておく必要があることの戒めとして当時の記録として以下に残しています。

    前回までに、(0)「Autoptimize Ver. 2.6.1」プラグイン(CSS, JavaScript, HTMLの最適化)をペースとして、(1)キャッシュ・プラグイン、(2)画像遅延ローダー・プラグイン、(3)画像最適化・プラグイン、およびFlying Analyticsでとりあえずの最適化を完了した。

    今回は、「Autoptimize Ver. 2.6.1」プラグインの代替プラグインとして「PhastPress Ver. 1.33」を試してみた。

    システム構成

    Synology NAS

    • 2020/07現在
    • DS920+ (DS918+からWordPressを載せ替え, 2020/07)
    • Disk Station Manager, Version 6.2.3-25426 Update 2 (2020/09/16現在)

    WordPress

    • Version : 5.5.1-ja
    • Theme : Twenty Twenty
    • Editor : Gutenberg (標準エディタ)

    方法

    1. 「Updraftplus Ver. 1.16.21」プラグインで、全てをバックアップ。以下の種類がバックアップされる
      1. プラグイン
      2. テーマ
      3. アップロード
      4. その他
      5. データベース
    2. 「PhastPress」プラグインをインストール、有効化
    3. なにも設定せず、PageSpeed Insightsで速度スコアを測定
      1. 1回目 : 40
      2. 2回目 : 45
      3. 3回目 : 56
    4. 50代のスコアに喜ぶ
    5. Safariでブラウズ
      1. あるはずの画像が1つもない
      2. 画像はリンクを貼っていたので、タップすると→画像が現れた
      3. 画像が無いため、その分のスピードが速くなったものと解釈
    6. 投稿をエディタで確認
      1. 画像は表示されている
    7. 元に戻すことにした
    8. 「Updraftplus」プラグインで復元
      1. まず、プラグイン、テーマの2つを復元。1分以内で完了
      2. Safariでブラウズ→画像が見えない
      3. 更に、アップロード、その他の2つを復元。1分以内で完了
      4. Safariでブラウズ→まだ、画像は見えない
      5. 最後に、データベースを復元。1分以内で完了
      6. Sarariでブラウズ→アイキャッチゃ画像、記事内の画像、最近の投稿に付属の小さい画像の全てが見えるように復元できた
    9. スコア確認: やはり50代には乗らない
      1. 1回目 : 37
      2. 2回目 : 46
      3. 3回目 : 47
    10. 1つバグがあれば、多数のバグがあると考えられる。もう少し熟成するまで「PhastPress (現バージョン 1.33」は使用しないこととした。

    結論(教訓)

    1. クリティカルな影響を及ぼすと考えられる機能のプラグインは、あまり若いVersionは危険であると承知すべし。
    2. 「UpdraftPlus Ver.1.16.21」プラグインのバックアップと復元機能は、正常であることが確認できた。

    2020/01/29 ばりきり(Mr)

    WP] Autoptimizeの威力 – ブログ・サイトのスピード改善対策プラグイン

    https://harikiri.diskstation.me/myblog/wordpress/7804/

    Google Console Search – Page Speed Insightsを使う

    https://harikiri.diskstation.me/myblog/wordpress/4372/

    [WP] WP-Optimizeのcache設定 – Autoptimizeとの併用効果

    https://harikiri.diskstation.me/myblog/wordpress/8049/

    WP] 遅延読込プラグインはどれがいい? (2020)

    https://harikiri.diskstation.me/myblog/wordpress/8071/

    編集履歴

    2020/01/29, Mr.Harikiri