免疫グロブリンG ; IgG
免疫グロブリンには、複数のタイプが存在する。微生物やウイルス感染の初期2周後に生体内では、IgMという免疫ブロプリンが産生され、初期免疫が開始される。IgMは、IgGの基本構造を1単位とすると5単位で構成されている。分子量は薬800kDa。
その後、更に送れて2周後からIgGという免疫グロブリンが産生され、免疫反応を受け継ぐ。IgGは、2本の重鎖(ヘビーチェーン, 分子量50kDa x 2)と2本の軽鎖(ライトチェーン, 分子量25kDa x 2)からなる。
生体内の血中では、これら免疫グロブリンが常時、ある一定量が存在しており、ある程度の病原性にたいる反応確率で免疫反応を担っている。
この免疫反応としての病原性に対する結合性を利用して、人為的にある狙った病原性に対する結合性を持つIgGが、バイオ医薬品であるモノクローナル抗体である。
例えば、モノクローナル抗体は、自己免疫疾患の治療薬が多数存在する。ある種の自己免疫疾患では、TNFという物質を過剰に作ってしまう疾患がある。このTNFに対するモノクローナル抗体がバイオ医薬品となっており、患者さんのQOLに貢献している。
紹介–A new method for Antibody purification (using Poll AcroSep resin), 2009
https://harikiri.diskstation.me/myblog/purification/14/