[Bio-Edu] 抗体のADCC活性は、脱フコースはもとより、マンノース化でも可能 [2020/07/02]

論文の概要

  • 抗体のグリコシレーションサイトに付加される糖鎖としてMan5は、ADCC活性を高める
  • Man5付加を促進する培養添加物の探索
  • マンノシダーゼ阻害剤であるキフネンシンによるマンノースの付加を増強した培養
  • 精製後、Man5より大きなMan7, Man8 およびMan9をMan5にトリミング
  • 以上により、ADCC活性の強化とFcγRIIIaへの結合活性増加が示された。
  • マンノシル化抗体は、フコシル化抗体よりクリアランスが高い事は知られているが、Man5は、Man8, Man9と同等の動態を示した。

参考文献

Production, characterization and pharmacokinetic properties of antibodies with N-linked Mannose-5 glycans

Production, characterization and pharmacokinetic proterties of antibody , MAbs, 2012 Jul 1; 4(4): 475-487

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3499342/#!po=19.1176

Marcella Yu, Darren Brown, […], and Robert Bayer