現状分析
問題が生じて、それを解決するには、まず、現状を把握しなければならない。現状分析とは、前提条件は何かのかを知ることです。その後、現状について内容を吟味・分析し、根本原因の把握、その後、課題の抽出、課題の解決のための具体策、その実行と順序を踏んで進んでいく。
基本的には、PDCAを回すことになる。PDCAサイクルは、いかなる活動においても、無意識/意識的を問わず実施されている。
PDCAサイクル
- P : Plan
- D : Do
- C : Check
- A : Action
具体的な問題の発生とその解決までの活動
以下の「問題解決活動」において、自らの活動にあたる項目2から5は、日々の会社経営でも、人生においても、基本的に異なることはない。どの項目の活動であっても共通する大事な認識は、PCDAサイクルは回す必要性があるということである。
2の「現状の把握」では、把握について、把握の仕方をPlan、把握をDo, 把握(の状況)をCheckおよび不備があれば、把握の仕方を修正するAction、というようにPDCAに当てはめることができる。このサイクルを回すことで、把握という活動が精緻な活動になっていく。
もう一つ例を取り上げる。5の「課題の実行」では、問題解決策をPlan, 策のDo, 実行の結果のCheck、および実行策に不具合があれば、その修正としてAction、というようにPDCAに当てはめることができる。
問題解決活動
- 問題の発生
- 現状の把握と分析
- 問題の根本原因の理解
- 根本原因を解決するために必要な課題の抽出
- 課題(問題解消策)の実行(アクション)
現状分析のフレームワーク
何を現状分析したいかによって、いろいろなフレームワークが存在する。
1. 内部・外部で把握
自分とその環境の視点で現状分析するには、SWOT分析がある。SWを内部要因、OTを外部要因に分解する。
外部要因の場合は、その対策は協力、戦闘、内部要因の調整が主となることとは全く異なる。打つ手の種類が異なる。
更に、現状把握のもう一つの分解は、自分の弱みにあたるか、強みにあたるか、で分ける。
これをSWOT分析という。打てる策が身の丈に合っているか、実現可能性を評価するためのツールとなる。
弱みにあたる問題に関する課題には、適当にこなして大きな問題にならないように維持するか、逃走も一つの選択肢だ。
強みにあたる問題に関する課題には、その強みを最大限に使って勝ちにいく。決して負けは許されない。
by はりきり(Mr)
2020/02/13 文言整備
ギャプ分析
自分(達)が設定した目標と現状分析の結果から得られた現状との差、すなわちギャップについて分析を行います。そのギャップは、「問題」とも言い換えることができます。
課題への押し込み
その問題(ギャップ)に対して、解決(差の解決)することが、今後の活動となります。その活動を行うにあたり、障害となることが「課題」ということになります。課題を解決すること、その結果、すなわち問題の解決、ギャップを埋めることになるのです。このように、根拠に基づいて次の活動を決めていきます。
課題とアクションプラン
見出された課題を解決することが、問題の解決につながってゆきます。課題は、複数存在するはずです。全部の課題を解説できれば、問題の解決が達成されます。全ての課題に対するアクションプラン(行動)を設定し、計画に落とし込み実行して行きます。詳細に課題を設定することで、実行日数の正確性が高まり、スケジューリングが意味を持ってきます。このスケジュールに従い実行することで、計画通りに問題の解決が達成されるのです。
編集履歴
2019/11/10, Mr. Harikiri
2022/03/12,追記(ギャップ分析、課題とアクションプランなどについて)