[健康] 潰瘍性大腸炎とは(レジメ) – 免疫系の異常 [2020/08/26]

潰瘍性大腸炎

発症率のピークは、男性では、10代後半、女性では、二十歳前後、発症後は、寛解を目指す治療方針です。1日に5から10回の下痢・血便が続く。指定難病97 sourceです。

特徴

  • 病変の拡がりによる分類
    • 全大腸炎
    • 左側大腸炎
    • 直腸炎
  • 病期の分類
    • 活動期
    • 寛解期
  • 重症度による分類
    • 軽症
    • 中等症
    • 重症
    • 激症
  • 臨床経過による分類
    • 再燃 寛解 型
    • 慢性持続型
    • 急性激症型
    • 初回発作型

併発

  • 関節痛がしばしば見られる

治療

通常は、以下の順序で治療法が変更される。

  1. 5-アミノサリチル酸(5-ASA): 抗炎症、経口・直腸投与
    • 従来のサラゾスルファビリジン(サラゾビリン)
    • メサラジン
      • ペンタサ
      • アサコール(ゼリア) : 腸粘膜の保護, 2009/12
  2. 副腎皮質ステロイド : 免疫抑制、経口・直腸投与
    • プレドニゾロン(プレドニン)
  3. 血球成分除去療法 : 対外に血液を取り出して異常に活性化した白血球の除去した後、体内に戻す
    • LCAP (白血球除去療法: セルソーバ)
    • GCAP (顆粒球除去療法: アダカラム)
  4. 免疫調整薬・抑制薬
    • アザチオプリン
      • イムラン
      • アザニン
    • 6-メルカプトブリン
      • ロイケリン
    • シクロスポリン
      • サンディミュン
    • タクロリムス
      • プログラフ
  5. 生物学的製剤(バイオロジクス; biologics) : 原因の1つ考えられる体内のタンパク質に対するモノクローナル抗体を投与する
    • 抗TNFα受容体拮抗薬
      • インフリキシマブ(レミケード)
      • アダリムマブ(ヒュミラ)
  6. 外科的処置 : 大腸除去
    • 重症例
    • 大量の出血

潰瘍性大腸炎(指定難病97)- 難病情報センター –

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