はじめに
自宅での仕事を快適にできるPCの作業画面を広くしたくてディスプレイを物色しました。結果的には,少しおしゃれな湾曲したウルトラワイド・ディスプレイ (BenQ EX3415R, 34インチ, 21:9, 3440 x 1440, HDR対応144Hz, 湾曲率1900R)を導入することにしました.
ウルトラワイド・ディスプレイ
ウルトラワイド・ディスプレイは,アスベスト比21:9で,最近は従来と異なるサイズもあるようですが,従来の映画館のスクリーンサイズに近く,初見では少し違和感があるほどです.よく対比されるアスベスト比は,ワイド・ディスプレイでは,アスベスト比16:9です.iPadなど従来から使用されてきたアスベスト比は,4:3です.
ウルトラワイド(3440×1440)のアスベスト比21:9の内,フルHDとなる16:9の領域をあるアプリの表示に使ったとき,残る5:9 (約9:16, これはワイドの縦置き)の領域すなわち819×1440) を別のアプリに使用可能となるほど,表示領域は広いです.
ウルトラワイド ディスプレイをPCのディスプレイとして使用する場合,丁度良く目視できるディスプレイの大きさは,日ごろ使っていたPC用のアスベスト比16:9のディスプレイを横方向だけ長くしたようにできる34インチが良いです.違和感が少ないサイズです.
湾曲したディスプレイは,少しおしゃれですね.効率重視のビジネスで使われるような堅苦しさはありません.
ディスプレイタイプ | アスベスト比 | 代表的ドット数 (横 x 縦) |
ウルトラワイド | 21:9 | 3440 x 1440 |
ワイド | 16:9 | 1920 x 1080 (フルHD) |
従来 | 4:3 | 1600 x 1200 |
第3回 16:10と16:9はどっちがいい?―「画面サイズ/解像度/アスペクト比」を整理する – EIZO –
https://www.eizo.co.jp/eizolibrary/other/itmedia02_03/index.html
ウルトラワイド・ディスプレイを使うと,ワイド・ディスプレイ表示,及びA4縦表示が一つのディスプレイで可能らしいことを知り,ウルトラワイド・ディスプレイを物色してBenQのEX3415Rを導入することにしました.
EX3415Rは,ディスプレイ面が湾曲型のゲーミングディスプレイです.ディスプレイ・アダプターが高性能であれば,それに応えてくれる機能が備わっています.当面は,ゲームをすることはないので真価を確認することは先の話になるか,そもそも無いかも知れません.この大画面を十分に活用するには,使用するWindowsマシンの更新が必要かも知れません.とりあえずは,手持ちのSurface Pro 6とのペアで性能を確認していきたいと思っています.
BenQ MOBIUZ EX3415R ウルトラワイドモニター (34インチ/21:9/湾曲率1900R/IPS/3440×1440/144Hz/1ms/HDRi/HDR400/FreeSync Premium/PIP/PBP 2.1ch treVoloスピーカー/高機能スタンド/リモコン付属/ゲームモード(FPS/RPG/レーシング) – Amazonで購入
MOBIUZ, EX3415R
- 34インチ アスペクト比21:9 解像度3440×1440 VESA display HDR400対応 IPSパネル
- BenQ独自のHDRi技術搭載 / treVoloスピーカー内蔵の本格的な高音質サウンドシステム搭載
- 144Hz対応、応答速度1ms(MPRT) およびFreeSync™ Premiumによる快適なゲームプレイを実現
注) HDR: High Dynamic Range, 明暗を途切れなく段階的に表示できるレンジが高いこと.因みに,従来の明暗表示能力をStandard Dynamic Rangeという.
MOBIUZ, EX3415R – BenQ
https://www.benq.com/ja-jp/monitor/gaming/ex3415r.html
MOVIUZ, EX3415R – BenQ – 仕様
https://www.benq.com/ja-jp/monitor/gaming/ex3415r/specifications.html
接続
EX3415Rのディスプレイ接続端子には,HDMI (x2), Display Port (x1)があります.HDMIは一般的なPCやiPad(変換器を介して),およびNintendo Switchなどに接続できます.Display Portには,Surface Pro 6を接続できます.ただし,mini Display Portへの変換ケーブルが必要です..
スタンドアーム
BenQ MOBIUZ EX3415Rの導入と同時にスタンドアームも一緒に購入しました.長く使いたいので,少し高価ですがエルゴトロンの以下のアームにしました.アームを取り付けるテーブル天板の厚さは25mmと少し心持たないと思い,アームスタンド取り付け用の金属版も同時に購入しました.金属板の取り付け位置は,見栄えのことを考えテーブル天板の裏にして,スタンドアームの台座が強調されるようにしました.
設定の概要
Windows
まず,最初の問題として引っかかったのが,間延び表示でした.「デスクトップモード」と「アクティブなシグナルモード」が一致していないと縦または横に間延びした表示になります.解決するには,これらの内容が一致する必要があります.
「設定 → システム → ディスプレイ → ディスプレイの詳細」を開き,「ディスプレイ2のアダプターのプロパティ → モードの一覧」でデスクトップモードと同じモードを選択させ適用すると解決できます.
Nintendo Switch
Nintendo SwitchをHMDIに接続すると,横間延で表示されます.Nintendo Switchには,16:9の表示にしか対応していないかも知れません.とりあえずの対応策は,EX3415Rで画面分割モードがあるので,その中の2:1に分割する設定にすると,2倍の表示領域は16:9のアスベスト比になるのでNintendo Switchの表示は解決します.1倍の表示表示領域の使用方法については,まだ確認できていませんが,他に接続した機器の表示ができるものと思っています.順次確認したいと思っています.
日常の操作
スナップ機能を活用する
Windows 11は,ウインドウの拡大ボタンにマウスカーソルを合わせると,あらかじめ用意されたウインドの表示パターンを表示してくれる機能が追加されている.お好みのパターンを選択するとそのパターンで個々のウインドを配置することができる.この機能を使って,前述したような配置,すなわち,一つのアプリ ウインドウに16:9の領域,他のアプリ ウインドウに9:16 (縦型)の領域を簡単に配置が可能です.
1台で2台分以上の働き!選択肢も増えつつある超ワイドモニターのメリット – PC Watch –
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1393442.html
今後につづく・・・
編集履歴
2022/08/25 Mr. Harikiri 2022/08/27 追記; Nintendo Switchで使用するにはEX3415Rの画面分割機能を使用する.でスプレイアームスタンドと取り付け金属板. 2022/09/03 追記; EX3415Rの製品概要と製品リンクと広い領域21:9のアプリ毎の使用.Windowsのスナップ機能の活用.体裁整備.