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  • [Business] フレームワーク: 「5S」とは – 綺麗な状態を突き詰める  [2020/08/17]

    [Business] フレームワーク: 「5S」とは – 綺麗な状態を突き詰める [2020/08/17]

    5S

    フレームワークとは、物の考え方を0から考えるのではなく、その考え方のポイントを示したものです。5Sもその一つですが、生産管理という製造現場で使われる考え方のポイントを5つのSで示しています。

    • 整理(せいり)
      • いらないものを捨てること
    • 整頓(せいとん)
      • 必要なものを分かりやすく並べたりすること
    • 清掃(せいそう)
      • 日頃の掃除の必要性を示しています
    • 清潔(せいけつ)
      • 以上の活動により、いつでも綺麗な状態を保っていること
    • 躾(しつけ)
      • 以上の活動と状態は、「しつけ」が重要であることを示しています。では、教育と訓練の事です

    まとめ

    5Sとは、綺麗な状態にすることについて、突き詰めていくと5Sに至るという事ですが、ここまで突き詰めた考えを得るために、ゼロから考え始めなくても、先人の知恵を活用できるというのが、このようなフレームワークの良さです。

    編集履歴
    2020/08/17 Mr.はりきり
  • [Business] フレームワーク: 「戦略」とは – 存在意義→方針→戦略→戦術、と具体かしていく  [2020/08/13]

    [Business] フレームワーク: 「戦略」とは – 存在意義→方針→戦略→戦術、と具体かしていく [2020/08/13]

    戦略

    戦略とは、古来の戦争における戦い方を意味しており、著名な賢者が研究を重ねてきました。目的(ビジョン)達成のための手段です。

    戦略を具体化したものが、戦略です。戦略は、方針が立てられてから練られます。方針の上にも、その存在意義を明確に示すような、考え抜かれた概念を持つこともあります。それは、存在意義といえばいいかも知れません。企業では、その企業の存在意義、個人であれば、その個人の存在意義です。自ら考えることが大事です。

    戦略のポジション

    • 存在意義 → 方針 → 戦略 → 戦術
    • 存在意義 : 上位概念なので、抽象的で幅広く表現する。「お客様のために~を提供する」
    • 方針 : 少し具体化する
    • 戦略 : これを作成するには、沢山の先人たちのフレームワークがあります。
    • 戦術 : 戦略を具体化

    戦略を作る・策定する目的は何か。

    • 戦うべき相手を知り、環境と自力を踏まえて、戦い方を塾考し作成した成果物を、「戦略」と定義できる
    • 自力とは、自分自身の能力、会社の組織形態/能力、である

    戦略を策定するために、古今東西でいろいろなフレームワークが考案されています。戦略を策定するとは、温故知新が必要です。

    • 孫氏の兵法
      • 敵を知り己を知れば百戦危うべからず
    • クラウゼビッツの戦略論
      • 一点突破

    ビジネスへの応用

    もともと戦略は、古今東西の戦争論です。ビジネスへの応用では、著名な学者が基本理論を考案してきました。

    • アンゾフ
    • チャンドラー
    • P.F. ドラッカー
    • コトラー
    • M. ポーター

    フレームワーク

    SWOT

    基本的なフロームワークとして、環境、自分の2軸で考案された、SWOT分析が有名です。横軸に強みS、弱みWを、縦軸に機械O、脅威Tを配置して4象限で描画します。

    • 強み (Strengths)
    • 弱み (Weaknesses)
    • 機会 (Opportunities)
    • 脅威 (Threats)

    分析の仕方は、各交点の戦い方を塾考していきます。

    例えば、

    1. 交点(S/O)では、強みを機会に活かす
    2. 交点(S/T)では、強みを脅威に対応させる
    3. 交点(W/O)では、弱みを補強・克服して機会に適応する
    4. 交点(W/T)では、弱みの克服はしない

    ファイブフォース分析

    現状の環境分析として、(1) 自社・競合を含めた「競争環境」、そこに、同製品・同サービスに関わる (2)売り手(製造メーカー、サプライヤー、卸)、(3)買い手(直接の顧客、自己がメーカーの場合では卸やB2Cの直接的な顧客)、また、同製品・同サービスが現存するもので代替される場合の(4)代替品(技術革新によって思いもしない新製品も含む)、最後に現状の競争環境に現れる企業を(5)新規参入として、「競争環境」を現状分析及び未来分析する。

    図的には、(1)競争環境を中心に、周りの環境としての(2)から(5)が関わっている図となる。

    1. 競争環境(現状)
    2. 売り手(現状)
    3. 買い手(現状)
    4. 代替品(現存・未来)
    5. 新規参入(未来)

    競争優位の戦略

    M. ポーターの競争優位とは、1つの軸には、(1)コスト、(2)差別化が基本である。もう1つの軸には、集中について、する/しないで戦略を区別する。

    コストリーダーシップ

    コスト低減化の戦略を、特にコストリーダーシップという。いかなる組み合わせでも良いが、基本的には、組み合わせが増えるほど、そのオペレーションは増大し戦略の意味が薄れてくる。戦略とは、何かを捨てることにあるからである。

    差別化

    コスト以外の差別化をいう。サービス、品質、機能、技術力、などについて、どれを前面に出すかである。

    集中

    集中とは、自己視点ではない、顧客への差別化と言える。目的の顧客を顧客層に絞り、中高年をターゲットにしたり、地理的なロケーションを絞ったりして、自己の領域を定め集中する。

    まとめ

    戦略の策定について、至って表面的な分析手法を紹介した。その心を知るには、更に深堀りの戦略策定を行う事も必要である。

    それは、戦術よりの分析も必要となるという事である。具体的には、組織構造や、組織と戦略との関わりとしての組織が先か戦略が先かの議論も必要になる(チャンドラー, 組織は戦略に従う、アンゾフ, 戦略は組織に従う)。7S分析、QCD, 商業的な分析では、AIDMA分析などの人間の情緒も扱うフレームワークなど、他種、多様のフレームワークがあり、分析をプラットフォームして進めることも必要になってくる。

    編集履歴
    2020/08/13 Mr.HARIKIRI
  • [Business] フレームワーク: ビジョンから戦術まで [2020/08/12]

    [Business] フレームワーク: ビジョンから戦術まで [2020/08/12]

    ビジョンから戦術まで

    会社経営において、会社の目指すビジョンの設定は、まず必要な作業です。

    このビジョン/ミッション/方針がなければ、その下位概念である戦略、戦術を策定することは無意味です。

    個人的な「夢」の実現にも同様の作業を行うことは効果的です.

    夢とは、お金儲けでもいいし、なりたい自分でも、世界平和でもいいのです。そのビジョン/ミッション/方針が決定できたら、その手段としての「戦略」を策定し、その具体的な策としての「戦術」を順次策定します。

    最初に設定すべきは、ビジョンです。上位から下位に,すなわち「ビジョン/ミッション/方針」→「戦略」→「戦術」と立案する.

    1. ビジョン/ミッション/方針
    2. 戦略
    3. 戦術

    ビジョン

    ビジョンは、簡潔です。会社経営のビジョンの場合、顧客視点で策定するのが、最近の定石です。例えば、食に関わる業種・業態の場合は、「消費者の健康的な食生活の達成」、旅行やIT産業の場合は、「顧客のエクスペリエンスを最高にする事」、サービス業の場合は、「顧客の美の要求を充足させる事」、などが思い浮かびます。

    医薬研究者なら、「Xという病気の根本原因を究明し患者さんの治療法の選択肢として最高のものを提案する」でもいいし、製造研究者なら、「現行製造コストを低減化する事で、安価に製品を提供し顧客のクオリティ・オブ・ライフに貢献する事」などのビジョンを設定することができます。

    どんな業種・業態・職業・役割など、どんな思いにもビジョンは設定可能です。

    Appleのビジョン/ミッション

    Apple Inc. (UNITED STATESSECURITIES AND EXCHANGE COMMISSIONWashington, D.C. 20549)の情報から、以下の言葉が拾えます。

    to bringing the best user experience to its customers through its innovative hardware, software and services source: sec.gov /カスタマーの革新的なハードウェア、ソフトウェア及でサービスを通じてユーザーのエクスペリエンスを高める事

    mission-statement.com

    Microsoftのビジョン/ミッション

    to empower every person and every organization on the planet to achieve more. /地球上の全ての個人と企業に更なる達成の力を与える事

    戦略

    戦略 (strategy)とは、その下位の複数の戦術という駒をどのように配置して、どのようなタイムラインや条件で、順次動かしたり、撤退したりする作戦です。研究者なら、Aという研究データを先に取得するか、その前にBという研究データを取得した方が、Aの研究の作業時間が少なくなるのか、色々な方向から戦略を考えて、効果的、効率的、低コスト、期間、データの質などを考慮して戦略を決定します。

    戦術

    戦術は、具体的な策です。研究者なら、それは実験方法です。キットを使うのか自前で開発した測定方法を使うのか。戦術自体の決定のレベルは、戦略にも関わります。戦略として市販のキットを使う方が、データの取得時期が早まるのであれば、戦略として、キットを使う戦略もあり得ます。

    まとめ

    物事を始めるためには、先ず最初に明確な思い、自分としてしっくりくる思いの設定作業が、今後の成果の良し悪しに影響します。会社組織を作るベンチャーにおいて、創業者の思いは重要なファクターです。このビジョン/ミッションを投資家は重要視しています。会社組織内においても、自分の役割について、どれくらいの強い想いがあるのかで、その成果も変わってきます。その強く熱い思いを具体化していく作業が、今回紹介した「ビジョン → 戦略 → 戦術」のフレームワークです。

    編集履歴
    2020/08/12 Mr.HARIKIRI
    2022/10/23 修正: MSのビジョン/ミッションのリンクが切れていたので復旧