バイスペシフィック
とは,異なる2つの抗原に結合できる抗体のこと.IgGの立体構造はY字であるが,上部のV字部分の2つの結合部位が異なる抗原とそれぞれ結合できるようにしたものがバイスペシフィックの一般的な形態である.
編集履歴
2024/07/14 Mr.Harikiri
以下の文献に規定されている.
分離を求める式は,参考文献を参照のこと.
定量限界は以下の式から求められる.
2024/06/27 Mr.Harikiri
申請書のモックアップ(例)を以下の文献を参考に解説する.
承認申請書記載例解説 : H17の改定薬事法では製造方法及び品質管理も承認事項となった.
医薬品製造販売承認申請時の手順と注意点 東京都保健医療局 (R2)
審査の観点から見た承認申請書 – PMDA (H17)
・改正薬事法に基づく医薬品等の製造販売承認申請書記載事項 …(H17,薬食審査発第0210001号)
工事中・・・
2024/06/21 Mr.Harikiri
とは,厚生労働省に関わる法令,通知,公示に関する公的文書の検査が可能なサービスである.
ざっくり言うと,法令は大枠を,通知はその法令を運用するための詳細が示されている.
医薬品の製造販売承認申請に係る申請書はこれら文書に沿った内容でなかればならない.また,別途,具体的な内容の文書としては「ガイドライン」とよばれるものも様々な公民含めた機関から公表されるが,このデータベースには含まれない.
厚生労働省法令等データベースサービス : 法令検索,通知検索,公示閲覧がオンラインで可能.
2024/06/21 Mr.Harikiri
PMDAの各種関連通知にある以下の通知をもとにして医薬品における新規製造販売承認申請における承認事項について解説する.
通知番号等 | 通知名称 |
---|---|
平成30年3月9日 薬生薬審発0309第1号 薬生監麻発0309第1号 | 医薬品の品質に係る承認事項の変更に係る取扱い等について |
承認を受けた申請に係る承認書に記載された事項.
前述の承認事項のうち,申請書または届書において以下の欄に記載された事項
*1 : 「成分の規格」に記載する内容には一般的に,成分が日局のものを使っている場合は日局と記載されるが,それ以外の場合,申請者が「別添規格」と記載して,日局の記載方式にならった様式で成分の規格を記載する.
医薬品等知事承認審査のための「規格及び試験方法」に関するガイドブックには「成分および分量又は本質」の例示が示されている.
申請等手続き | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 – PMDA
承認申請・届出等様式ダウンロード : 医薬品医療機器法施行規則様式 (一覧)
申請電子データシステム 操作マニュアルダウンロードページ
厚生労働省法令等データベースサービス : 法令検索,通知検索,公示閲覧がオンラインで可能.
2024/06/21 Mr.Harikir
同等性/同質性
バイオ医薬品も主流は英語圏の海外であり,日本語で理解することは理解に誤りを生じやすい.それでも,comparabilityの日本語訳は同等性/同質性である.
ICH Q5Eステップ2ガイドライン 生物薬品 (バイオテクノロジー …
解説 : 蛋白質医薬品の主成分はタンパク質やポリペプチドでり,一般的な合成医薬品とは異なり沢山且つ複数種類のアミノ酸で構成された巨大分子である.蛋白質は細胞内で作られる(翻訳).その後速やかに修飾(翻訳語修飾)される.修飾物は一般的に「糖」であり,その糖の種類も色々と知られている.タンパク質の生産細胞の培養条件によっては,その糖の種類や付加される割合(付加されるアミノ酸配列が決まっている)も異なるため.同一の製造方法であっても作られるタンパク質の品質は,化合物医薬品と比較して厳密には同じではない.Comparabilityを何処まで示せばよいかはケースバイケースであるが以下に示すようなステップを踏むことになる.具体的には,工程内試験,品質特性(品質試験,特性解析),安全性,非臨床や臨床試験の組み合わせにより有用性(効力)が同等性/同質性 (comparability)を確認しなければならない.
ひとりごと :
細胞株の変更に関わるComparabilityについては,海外,特にアメリカのFDAでは臨床試験までしなくても得られるケースがあると聞く.日本のpmdaでは難しいようだが,今般,ドラッグロス/ドラッグラグの議論の中でComparabilityについて合理的に評価されるようになることが記載される.
2024/06/21 Mr. Harikiri
2024/08/12 追記(ひとりごと)
: clinical trial information system
EUのCTIS(Clinical Trials Information System)は、欧州連合(EU)および欧州経済領域(EEA)での臨床試験に関する情報システムです1. このシステムは、臨床試験の申請プロセスを合理化し、効率と透明性を高めることを目的としています。EU CTR(Clinical Trials Regulation)に基づいて運用され、2022年1月31日に本格稼働しました2。CTISは、臨床試験の申請者、EU加盟国、EEA諸国、および欧州委員会の間で情報の流れをサポートしています。
CTIS
Clinical Trials Information System | European Medicines Agency (europa.eu)
Linical
CTIS:EU CTRにおける治験申請の教訓とベストプラクティス (linical.com)
2024/06/13 Mr.Harikiri
監査内容とは.その対応とは.
米国FDA及び欧州QPによるGMP監査での指摘事例とその対応 – 科研製薬株式会社
https://www.jpma.or.jp/information/quality/jirei/pdf/pdf_110930_03.pdf
監査されるタイミングとは.
FDA監査の準備 【第2⃣回】- GMP Platform
https://www.gmp-platform.com/article_detail.html/?id=1137
GMP省令が2022に改正されました.旧GMP省令との違いや指摘事例を知ることができ,改正GMP省令の理解に役立つリンク集です.
■ 承認審査関連業務 GMPラウンドテーブル会議 事例集あり
GMPラウンドテーブル会議 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (pmda.go.jp)
■ 改正GMP省令について 最近の指導事例を中心に R4.9.9 – pmda
https://www.jpma.or.jp/information/quality/jirei/gbkspa00000017ws-att/2022_1.pdf
■ 改正QMS省令の概要及び調査での指摘事例等につい R4.12.1
000252669.pdf (pmda.go.jp)
■ GMP 事例集(2022年版)について 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
000246306.pdf (pmda.go.jp)
GMP事例集 (2022年版)には,設備に関する事例を含む.
2024/05/24 Mr.HARIKIR
2024/08/28 追記 (GMP事例集 (2022年版))
製剤の安定性は,2.3.P.8に記載します.
後発医薬品に係るCTD 第2部 (モジュール2) 記載事例 (モックアップ)
https://www.iga.gr.jp/assets/pdf/ctd02.pdf
脱アミド,酸化,スルホキシド化,凝集,断片化など物質変化を的確に検出するには,電気泳動法,高分離能クロマト法,ペプチドマッピングほうなどがある.
生物薬品 (バイオテクノロジー応用製品/生物起源由来製品)の安定性試験について
000156460.pdf (pmda.go.jp)
2024/05/22 Mr.Harikiri