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  • [Bio-Material] 一過性発現 – 品質・生産性とも安定発現株に迫る – Gibco ExpiCHO Expression System (ThermoFisher) – ID5031 [2019/12/27]

    [Bio-Material] 一過性発現 – 品質・生産性とも安定発現株に迫る – Gibco ExpiCHO Expression System (ThermoFisher) – ID5031 [2019/12/27]

    ExpiCHO Expression System

    製造株は、CHO細胞を前提にすると、HEK293細胞でサンプルを調製するよりも、CHO細胞でサンプル調製するのが合理的である。

    ThermoFisherから、従来のHEK293細胞を用いた一過性発現システムに加えて、CHO細胞を用いた一過性発現システムが上市されている。

    抗体医薬などバイオロジクスの開発期間の短縮にもつながるもりと考えている。

    以下、CHO細胞を用いた一過性発現システム (Gibco ExpiCHO Expression System)を紹介する。

    Gibco ExpiCHO Expression Systemより

    一過性発現(transient expression)でも、生産性・品質とも安定発現株に迫る「Gibco ExpiCHO Expression System」

    品質もStable株由来に近似

    抗体での生産性は、通常の一過性発現では、0.1~0.5g/L程度のところを、一過性発現でありながらExpiCHO Expression Systemでは安定発現株で得られる4g/Lに迫り、且つ、付加糖鎖組成の類似性も高い。

    生産性

    ExpiCHOは、Expi293と比較しても、Human IgGで約3倍の生産性がある

    安定株との品質の比較

    高生産性を実現し、且つ安定発現株と同等の糖鎖組成を示す

    培養スケーラビリティ

    35mLから1L培養液スケールでのスケーラビリティは高く生産性比90%以上が得られる

    3つの培養条件

    条件3は、1より3倍の生産性(3g/L/Day12~13)

    条件

    1. Standard プロトコール:1回のフィード添加+温度シフトなし
    2. High titer プロトコール:1回のフィード添加+32℃への温度シフト
    3. Max titer プロトコール:2回のフィード添加+32℃への温度シフト
    編集履歴
    2019/12/27 Mr.はりきり
    2020/01/15 追記
    2020/03/30 文言整備
  • [Gear] sanag Bluetooth 円筒形ハンディ スピーカー – ID4979 [2019/12/27]

    [Gear] sanag Bluetooth 円筒形ハンディ スピーカー – ID4979 [2019/12/27]

    sanag Bluetooth handy speaker

    JBLを買おうかと思ってAmazonで品定めした結果、ハンディで同じ価格帯からこれを購入しました。

    Amazon, ¥3,180

    sanag@szdido.com

    Specification

    • Bluetooth Version: 5.0
    • Working Distance: ~10 meter
    • Working Voltage: 3.7V
    • Input Voltage: DC 5V, 1A
    • Watts: 3W
    • Battery Capacity: 600mAh
    • Battery Voltage: 3.7V
    • TF card:Support (up to 32G)
      • 又はSDカード、mp3音楽ファイル再生
    • Weight: 220g
    • Size: 88x75mm
    • AUX: 白色のみ搭載
    • 曲送り: 短く押す、ポリュー(長く押す)と兼用
    • 音色: 再生ボタン長押し(トラッド、クラシック、ロック、ポップ)
    • 再生/一時停止/受話/終話: 短く押す
    • 防水: IPX5相当(水しぶき程度の防水)
    member only

    以上

  • [WordPress] Lazy Loader プラグイン – 画像の読み込み遅延によるサイト・レスポンスの改善

    [WordPress] Lazy Loader プラグイン – 画像の読み込み遅延によるサイト・レスポンスの改善

    Lazy Loader

    Lazy Loaderをインスールした。参考にしたblog siteは、に画像の遅延読み込み系プラグインで一番有能なのはコレ!

    機能の意味

    サイト閲覧時の画像表示を一旦停止しておき、文字などを先に表示して、ユーザーがスクロールなどの操作が可能になってから、画像のロードを開始します。この機能によりユーザービリティを向上できます。

    この機能は、画像関連プラグインにも含まれていることが多いので、多重に機能させないように、その他のプラグインの同機能を確認して無効にしておく必要があります。

  • [WordPress] スパム・コメント対策にreCaptchaプラグイン – 更に、「Statify」/ 「SiteGuard WP」でログイン画面の守りを固める – セキュリティ対策

    [WordPress] スパム・コメント対策にreCaptchaプラグイン – 更に、「Statify」/ 「SiteGuard WP」でログイン画面の守りを固める – セキュリティ対策

    はじめに

    自前NASにWordPressを導入してblogを発信していることを前提にしています。Synology NAS/Routerには、それぞれのマシンのログインや、Synologyが独自で提供する各種サーバーの守りは、それぞれのOS (DSM/SRM)で完結できます。しかし、WordPressは独自に守る必要があります。そのために、WordPressのためのプラグインが存在しています。

    これまで、たとえば、スパム・コメントの対策には、「Throws SPAM Away」にお世話になっていました。その役割も、僕の知識も変化・発展したことで、reCaptchaなるGoogleが提供するセキュリティ対策へと移行しています。更に、冒頭で述べたように、WordPress自体を守るために、新たなプラグインとして「Statify」、「SiteGuard WP」を更に導入しました。

    注) Throwは野球でいう「スローイング」のスロー、投げるの意。

    試したプラグイン

    reCAPTCHAで試したのは、2つ。一つ目の「reCAPTCHA in WP comments form」は、コメントの送信ができなかったので使えず、使えたのは2つ目の「reCaptcha by BestWebSoft」を稼働させることにした。

    • reCAPTCHA in WP comments form
      • 8ヶ月前のupdateで、互換性テストがされておらず、結果的には、コメントの送信ができなかったため、使用できなかった。
    • reCaptcha by BestWebSoft
      • Pro版もあり、メンテナンスはされています。Pro版でない無料版のまま使用することにした

    プラグイン

    reCAPTCHA in WP comments form

    reCaptcha by BestWebSoft

    Throws SPAM Away

    日本語が含まれないコメントは、強制的にコメント送信しても廃棄するプラグインです。現在は使用していません。

    Statify

    Statifyの機能

    「Statify」は、サイトのアクセス数をカウントしてくれるプラグインです。純粋なページへのアクセスに関して「Google Analytics」は、詳細なレポートを示してくれます。Statifyを導入する意義を確認するためにStatifyとの比較をしたところ、結果が異なっていました。Statifyでは、/login/へのアクセスがカウントされていたのに、Google Analyticsではカウントされていなかったのです。

    /login/へのアクセスは、私が知らないアクセスでした。不正なアクセスを試みているものと判断できました。Statifyをインストールして約半日の集計で、すごい勢いでアクセス数が増えるのが観察されました。その反日での結果、/login/のアクセス数は、200を超えました(下図に205とある項目)。少し愕然としました。そんなにアクセスを試みるハッカーがいるものだと。「Statify」を、セキュリティ対策プラグインとして採用することにしました。

    わかったこと

    • Google Analyticsは、善意の第三者がページを閲覧することを前提にしたページモニタリング・ツールである。すなわち、Statifyがカウントするログインページのカウントはない。
    • Statifyは、アクセスした数を実直にカウントしてくれる。すなわち、ログインページのカウントもしてくれるので、セキュリティ対策としてのモニタリング・プラグインとして使用が可能と判断した。

    SiteGuard WP

    SiteGuardの機能

    Statifyが示した愕然する程のログイン画面への多数のアクセス数、この結果を受けて調べました。デフォルトのログイン・リンクは変更すべきなのです。プラグインを使用せずに、PHPファイルにコードを加える方法でも可能なのですが、30行から50行程度のコード追加が必要です。メンテナンスが大変そうなので、プラグインで対応することにしました。

    「SiteGuard WP」は、デフォルトである/login/を、安易に想像できないパーマ・リンクに設定する機能を持っています。SiterGuard WPをインストールした途端、即時に/login/をランダムな数で修正するので、当然ですが、その瞬間から/login/へのアクセスの増加は無くなりました。変更後のパーマ・リンクのアクセスのカウントもモニターされていません。「SiteGuard WP」を、セキュリティ対策プラグインとして採用することにしました。

    上記の機能と説明について、以下に捕捉します。

    • ログインページ変更
      • /login/のデフォルトから変更
    • 画像認証
      • bot対策です。かな文字を画像として表示して、それを入力するように促す機能

    以上のSiteGuardによるログイン・ページの変更だけで不正ログインを試みる事例は、一時期極端に減少しました。しかし、運用開始から1週間後の夜中から今日の朝方にかけて約8時間程度で、3つのIPアドレスからの3,000回以上で、WordPressログイン画面に対してアタックを受けました。このログは、SiteGuardの「ログイン履歴」からわかったことです(下図参照)。Google Analyticsではカウントされ無いものです。

    • XMLRPC防御
      • XMLRPC (XML形式のデータを使いHTTPの通信、RPC: remote procedure call)は、WordPressが開発された当時が実装されているログインしたりリモート制御したりするときに使用する通信機能の1つですが、現在ではREST APIというものに置き換えられています。
      • XMLRPCには全弱性があるため無効にすべきです。
      • XMLRPCにある1つの機能であるピンバック機能のみを無効化するか、XMLRPC全体を無効にするか、いずれかを選ぶことができます。

    WordPressのxmlrpc.php詳細ガイド(xmlrpc.phpとは、セキュリティリスク、無効にする方法)- kinsta –

    https://kinsta.com/jp/blog/xmlrpc-php/

    ロックは完璧

    以下の図は、ログ画面の一部です。内容を確認してみると、3つのIPアドレスからの不正なログインアタックが記録されているのが分かりました。下図の例では、3回失敗した後は、ロックされる設定にしているため、その後のアクセスはロックされているのが分かります。

    次の対策

    念の為、危険なIPアドレスを知った後の処置です。自前のSynology NASまたはSynology RouterがGeteになっているなら、ファイアウォールの設定をしておきます。完全に「出禁」に設定してしまうのです。

    Synology NAS/Routerの場合は、下図を参考にして、以下の通りで設定します。

    1. コントロールパネル (Synology Routerの場合; ネットワークセンター)→ セキュリティ → ファイアウォール (タグ)
    2. ファイアウォール プロファイル → 規則の編集
    3. 「作成」をクリック
      • 全てのポート
      • 特定IP → ソースIP → 単一ホスト(を設定)
      • 拒否
    4. OKで登録

    以上の手順で、危険と思われるIPアドレスをファイアウォールに登録しました。しばらくは、この方法で運用して様子を見てみます。

    まとめ

    コメントのスパム対策から始めたこの記事でしたが、それではサイトの守りはままならないことがわかってきました。AMPプラグインとの相性の問題から、一部のページの守りには、reCaptcha を使えています。しかし、ログイン・ページの守りは、これまでは不十分でした。純粋にアクセス数をカウントする「Statify」プラグインの導入をきっかけに、「SiteGuard WP」プラグインと併用することで、ログイン・ページの守りを強固なものにすることができます。確認された危険なIPアドレスはファイアウォールに拒否リストとして登録します。しばらくは、この運用で様子を見てみます。

    編集履歴

    2019/12/25,はりきり(Mr)
    2021/01/07,追記(Statify, SiteGuard WPをセキュリティ対策プラグインとして採用)
    2021/01/23,追記(WPへの不正アクセス試行を発見し対処する方法)
    2021/09/17,追記(XMLRPC防御について),文言整備
  • [Gear] Back Ground Screen (iPadを背景画像にする) – ID4919 [2019/12/25]

    [Gear] Back Ground Screen (iPadを背景画像にする) – ID4919 [2019/12/25]

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    小物の雑貨などの写真を撮りたいときに、背景が欲しかった。そうだ、ディプレイをバックにしてみよう。

    という訳で、これです。

  • 気になる企業 – Omeros – 頑張るベンチャーの1つの戦略を垣間見る – ID4832 [2020/08/11]

    気になる企業 – Omeros – 頑張るベンチャーの1つの戦略を垣間見る – ID4832 [2020/08/11]

    OMEROS

    OMEROS, Seattle, WA, US

    投資情報: investing.com、社員250

    2019年の売り上げは、26億円

    Pipeline

    • Omidria (marketed)
      • 1%フェニレフリンおよび0.3%ケトロラック眼内溶液)
      • 用途: 白内障手術または眼内レンズ交換
      • OMIDRIA®は、FDAに承認された術中縮瞳(瞳孔収縮)を防止して瞳孔サイズを維持し、術後眼痛を軽減する、白内障手術または眼内レンズ交換中に使用される薬剤
      • Omidria: 薬価サーチサイト KEGG MEDICUS
    • Narsoplimab; OMS721
      • first-in-class monoclonal antibody complement inhibitor
      • MASP-2 inhibitor, lectin pathway
        • 母体媒介性炎症と内皮損傷を抑制
        • 市場/開発中の競合品とは異なり、感染に対する後天的応答の古典経路である補体経路を阻害しない
        • 自然免疫の他の経路に影響を与えない
      • Phase 3
        • Hematopoietic Stem Cell Transplant-Associated TMA (HSCT-TMA) (Phase 3)
          • 100日製造率を約6灰に改善
          • 補体媒介TMAの予防/阻害としてオーファンドラッグ指定(FDA)
          • HSCT-TMA治療としておーファンドラッグ指定(FDA)
          • 造血幹細胞移植の治療薬としておーファンドラッグ指定(EMA)
        • IgA Nephropathy (IgAN)
        • Atypical Hemolytic Uremic Syndrome (aHUS)
      • Phase 2
        • Lupus Nephritis & Other Renal Diseases
    • OMS405(PPARγ)
      • Phase 2
        • Opioid and Nicotine Addiction
    • OMS527(PDE7 inhibitor)
      • Phase 1
        • Addictions and Compulsive Disorders; Movement Disorders
    • 4 of other

    商用製造は、LONZA

    Lonza to continue narsoplimab manufacture for Omeros – by BioPharma Reporter.com (2019/08)

    narsoplimab

    KEGG result: narsoplimab

    narsoplimab: の解説

    • 種類: モノクローナル抗体 (first-in-class)
    • 治療薬 : 造血幹細胞移植などの血栓性微小血管症 (HSCT-TMA)の治療薬
    • 標的: 補体系のレクチン経路のエフェクター酵素であるマンナン結合レクチン関連セリンプロテアーゼ-2(MASP-2)
    • 解説: レクチン経路は補体の主要な経路の1つであり、主に組織の損傷と微生物感染によって活性化される。
    • 作用: MASP-2の阻害は、感染に対する獲得免疫応答の重要な要素である古典的な補体経路を妨害するようには見えないため、この薬剤は、自然免疫の他の経路のそれぞれの機能をそのまま残しながら、補体媒介性炎症と内皮損傷を抑制する。

    ~メンバー専用 ↓
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ↑ メンバー専用~

    無料登録は右の握手ボタンからかできます.

  • [食] 大阪の北新地近く「朝獲れ ぐあん」 – ID4820 [2019/11]

    [食] 大阪の北新地近く「朝獲れ ぐあん」 – ID4820 [2019/11]

    大阪西梅田。

    2022/11/16現在,閉店されたようです.GoogleMap上に発見できませんでした.

    朝獲れ ぐあん

    新鮮な刺身が絶品! 贅沢を味わいました。最後の「鯛めし」は、残ったのですが、包んくれてお持ち帰りさせてもらいました。これもまたうまかった(2019/11)

    大阪府大阪市北区堂島2丁目1−31

  • [Synology] Dynamic DNSサービスとは – Synology Router RT2600ac – myDNS.jpに登録 [2021/01/02]

    [Synology] Dynamic DNSサービスとは – Synology Router RT2600ac – myDNS.jpに登録 [2021/01/02]

    Dynamic DNS (DDNS)サービス

    DDNSとは、固定IPアドレスを持たないでも固定IPアドレスを持っているように振る舞えるサービスです。原理は以下の通りです。

    DDNSの原理

    • DDNSサービサーは、固定アドレスを持っています
    • DDNSサービスを受ける、我々は、固定IPを持っていない一般ユーザーです
    • DDNSサービスに登録すれば、自分のexternal IPアドレスに変更があった場合や定期的に、DDNSサービサーに自動的に連絡する必要があります (Synology NASのDSMにその機能があります)
    • DDNSサービサーは、固定アドレスであり、そこに問い合わせしてくる問合者に対して、DDNSの役割を元にして、管理している該当するドメイン名に対応する、登録ユーザーの現在のexternal IPアドレスを返します
    • 以上の原理により、DDNSサービスを受けるユーザーのIPアドレスに変更があっても、ドメイン名でのアクセスは常に維持されることになります

    DDNSサービサー

    DDNSサービスは、以下のようなプロバイダがあります。当サイトでは、「harikiri.diskstation.me」を使用していますが、「harikir.myDNS.jp」も無料で取得しています。どのドメイン名を使用しても、割り当てられている特定のIPアドレスが返されて、訪問者は、そのIPアドレスに飛んでくる訳です。

    DDNSサービス(Dynamic Network Serviceともいう)とは、固定のIP Addressを持っていない自宅のサーバーにおいて、IP Addressに変更があった都度、その設定されたDomain Nameに対して、変更後のIP Addressを再割り振り、問い合わせに応じて、その問合者に対して通知してくれます。

    Synology NASを購入すれば、NASのDSM (Disk Station Manager)からSynologyサイトへ入り登録することでDDNSを無料で利用できます。

    有料のものでは、バッファローが年間3,600円のサービスを提供しているようです。

    その他のサービスも含め、有料コースのメリットは何なのかは調査不足です。名前を自由に決めたりできるのかもしれませんが、経験もないことから言及できません。

    今回は、無料のDDNSサービスサイトを紹介しているサイトの紹介です。

    DDNSの登録サイト

    DynDNS (US西海岸,CAのサーバー)の登録方法については、kajuhomeさんを参照。おススメ3つ(ieServer net, no ip, myDNS.jp)を紹介頂いているサイトは、Viral Communityさんを参照。

    Synology NASの設定について何時もお世話になっている「観音寺」さんによるホームネットワーク研究所には、myDNS (東京のサーバー)の導入方法が紹介されています。

    当サイトでは、「harikiri.diskstatiom.me」のドメイン名は、1年以上(2021/01現在)使用しているので、馴染んでしまいましたが、異なるドメイン名に別のWordPressサービーを立ち上げれないかを検討していました。先ずは、Synologyが提供するドメイン以外で、フリーのDomain Name登録を模索します。

    上記の目論見は、実は不可能なのです。「harikiri.diskstation.me」と「harikiri.myDNS.jp」はいずれも同じIPアドレスを指しています。すなわち、「ドメイン名」と「IP アドレス」は1対1に対応するためです。殆どの場合、ドメイン名の登録は、ポート番号を含めては登録できません。

    従って、外部からのアクセスは、一旦、ドメイン名に対応する一意に設定されたIPアドレスに飛んで来ます。そして、それは、ポート転送により1つのサーバーに誘導されます。よって、どのようなドメイン名をコールしても、必ず1つのサーバーに飛んでくることになります。

    • そこで、ポート番号が設定されてあれば、それに従った振り分け先である別サーバーに飛ばすことが可能となります。この方法では、ポート番号を付加したアクセスになってしまい、コール側では、ポート番号を意識しなければならず、また、サーバー側では、複数ページで全てにポート番号を付加しないといけなくなります。この方法は、あまりにも冗長です。

    次に、サプドメインで飛ばす方法です。この方法は、少し可能性があります。

    • 「harikiri.diskstation.me」にサブドメインを付加して、例えば「happy.harikiri.diskstation.me」としてやって、happyの部分をポード変換(設定が必要)で、別サーバーに飛ばして上げます。
    注) IPアドレス・ポート番号をドメイン名に割り当てることはできないが、「リバースプロキシ」を使えばできるらしい。今後要検討。
    
    注) DNSの「SRVレコード」を使うと、特定のドメイン名とIPアドレス・ポートの組を紐付けることが可能なようですが、そもそも、WebブラウザSRVレコードに対応していないものが殆どないため実現は不可です。

    以下、「myDNS.jp」ドメインを取得を前提に解説します。

    設定

    myDNS.jp

    2020年の夏頃からか、接続ができなくなっていて、ドメイン通知が機能しなくなっていました。今日(2020/12/29)まで原因がよく分からず放置していましたが、少し集中して原因を調査したところ、以下の設定のように修正して、httpでのアクセスをhttpsにすることで解決しました。

    • 外部アクセス → DDNSを開く
    • myDNS.jpのカスタム設定を開く
    • 以下のように設定を修正する
    • https://www.mydns.jp/directip.html?MID=USERNAME&PWD=PASSWORD&IPV4ADDR=MYIP

    設定が完了していれば、定期的にDDNSとのやりとりをして「ドメイン名」を維持してくれます。「ログセンター」には以下のログが確認できるはずです。

    System successfully registered [<external IP address>] to [<your domain>.myDNS.jp] in DDNS server [USER_myDNS.jp].

    * <>内は、設定による。

    ツール

    スピードテスト : SolveDNS
    スピードデータ : DNSPerf

    WordPressウェブサイトのスピードアップについて(2020年のガイド)

    https://kinsta.com/jp/learn/speed-up-wordpress/#dns

    RockDiskというNASでは

    Threat Preventionを導入してから、5年以上前に導入・稼働させているNAS (IO-DATA, RockDisk)が、定期的に外部に通信しているこことがログから分かりました。ログではHigh Riskの扱いです。High RiskはThreat Preventionからドロップ設定しておくと安心である。

    threat prevention

    しかし、その相手先のIP Adressを調べてみると、Dynamic DNS Servieのサイトのようでした。

    そこで、RockDiskが通信しているIP Address: 216.146.43.71を調べてみるとUSの東海岸にあるDynamic DNS Serviceサイトであることが分かり増した。

    余談ですが、この地は、アニメ「ヴィンランド・サガ」で登場する楽園であるところの「ヴィンランド」に近い。

    同様にしてWhois検索してみると、以下のような応答がありました.真ん中よりすこし下に「Dynamic Network Services, Inc. DNSINC-3」とあります。RockDiskのDDNSとの関連は不明ですが、IO-DATAがRockDiskのDDNSを可能にするために用意した、おそらく無料のサービスであると考察しています。

    #
    # ARIN WHOIS data and services are subject to the Terms of Use
    # available at: https://www.arin.net/resources/registry/whois/tou/
    #
    # If you see inaccuracies in the results, please report at
    # https://www.arin.net/resources/registry/whois/inaccuracy_reporting/
    #
    # Copyright 1997-2019, American Registry for Internet Numbers, Ltd.
    #


    #
    # Query terms are ambiguous. The query is assumed to be:
    # "n 216.146.43.71"
    #
    # Use "?" to get help.
    #

    Oracle Corporation DNSINC-3 (NET-216-146-32-0-1) 216.146.32.0 - 216.146.47.255
    Dynamic Network Services, Inc. DNSINC-3 (NET-216-146-32-0-2) 216.146.32.0 - 216.146.47.255



    #
    # ARIN WHOIS data and services are subject to the Terms of Use
    # available at: https://www.arin.net/resources/registry/whois/tou/
    #
    # If you see inaccuracies in the results, please report at
    # https://www.arin.net/resources/registry/whois/inaccuracy_reporting/
    #
    # Copyright 1997-2019, American Registry for Internet Numbers, Ltd.
    #
    

    その他、DynDNSに登録してサービスを受ける手順: site

    DDNSで与えられたドメイン名と証明書

    何度も経験しているのですが、この証明書が無いか期限が切れていると、myDNS.jpにおけるドメイン維持のための通信にエラーが発生します。確認が長期に続く場合は登録が削除されます。通信エラーによりドメインが確認できない場合、myDNS.jpからアラートメールが届くので、日頃からのメール確認はこまめにする必要があります。

    与えられたドメイン名でサービス(サーバーを立ち上げてblogを発信)をするには、そのドメイン名が正当であることの証明書が必要です。それにより、「https://」でアクセスすることが可能になりSSLによる暗号化通信とすることができます。

    証明書は、第三者機関からもらいます。最近では、ボランティア団体(Let’s Encrypt)により、その証明書が発行されているので、証明書をもらいます。

    Synology RouterのRT2600acでは、Let’s Encryptの証明証を取得する設定画面があるので、取得は簡単にできます。

    編集履歴

    2019/12/21 Mr. Harikiri
    2020/12/29 追記 (DS918+のDDNS設定の修正により接続できるようになった)
    2021/01/02 追記 文言整備