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  • [ChatGPT] o3とか4oとかよく分からん! 今は有料版で4oを通常使用-その他のモデルも使用できるが,先ずは比較検討してみた [2025/04/22]

    [ChatGPT] o3とか4oとかよく分からん! 今は有料版で4oを通常使用-その他のモデルも使用できるが,先ずは比較検討してみた [2025/04/22]

    はじめに

    ChatGPT Plusを使っていると、「GPT-4o」「GPT-4.5」「o3-mini」など複数のモデルが選択できるようになっています。どれを選ぶべきか迷ったことはありませんか?さらに最近では、「ChatGPTには思考過程がある」「会話が記憶されている」といった話題も耳にすることが増えてきました。本記事では、実際に私がChatGPT 4oを使いながら確かめた「モデルごとの違い」「推論の有無」「記憶機能がどこまで働いているのか」について整理し、初心者から上級者まで役立つ情報としてまとめました。

    特に、GPT-4oは最新の統合モデルとして音声・画像・テキストの全てに対応し、従来のGPT-4 Turboよりも高速で柔軟な応答が可能です。一方で、軽量モデルである「o3-mini」やその高性能版「o3-mini-high」も、場面によっては有効な選択肢となります。

    また、ChatGPTはあなたの興味や会話スタイルを覚える「記憶」機能も備えており、使い方次第でよりパーソナライズされたAIアシスタントになります。本記事を通じて、あなたにとって最適なChatGPTの使い方を見つけていただけたら幸いです。(以上は,以下の質問・会話の内容からAIに作ってもらった記述)

    目次

    ChatGPTのモデルについて

    Q: ChatGPTについて,o3とo3miniの違いを教えて

    ChatGPT: ChatGPTの「o3」と「o3-mini」は、GPT-4世代のモデルでありながら、それぞれに異なる特性利用目的があります。以下に、主な違いを表で整理して解説します。


    ChatGPT「o3」と「o3-mini」の比較

    項目ChatGPT o3(GPT-4)ChatGPT o3-mini
    モデル世代GPT-4GPT-4(軽量版)
    公開時期2024年4月2024年4月15日(公開)
    性能(推論能力)高精度・高能力軽量・低コスト
    応答速度やや遅め高速
    計算リソース多い少ない
    推定用途精度重視の対話、創作、分析リアルタイム対応、コスト削減
    Deep Research/検索機能対応対応(ただし制限がある場合も)
    利用対象Plusプラン(GPT-4)ユーザーPlusプラン(GPT-4)ユーザー
    位置づけフラッグシップモデル軽量パートナー/補助モデル

    詳細なポイント

    • 「o3」(正式には GPT-4 Turbo の最新版、2024年版)は、ChatGPT Plusユーザーにとってのデフォルトモデルで、文章生成、推論、複雑な分析など高精度な処理を得意としています。
    • **「o3-mini」**は、同じGPT-4世代に属するものの、処理を軽量化したバージョンです。高速応答が求められる場面や、比較的単純な対話・自動応答などでの使用に向いています。

    使用イメージの違い

    • o3(GPT-4 Turbo):<br>
      ✔ 研究的対話・創作支援・コード生成・長文理解などで使用。<br>
      ✔ ChatGPTの「Deep Research」や「画像生成」とも連携しやすい。
    • o3-mini:<br>
      ✔ FAQボット、チャット対応、軽量アプリのAI機能など。<br>
      ✔ 応答が速く、スケーラブルな環境での採用が期待されている。

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    Q: 4oとo3の違い?

    ChatGPT: 「GPT-4o(4o)」と「GPT-4 Turbo(o3)」の違いは、OpenAIが2024年4月に発表した最新モデル GPT-4o(オー)が、従来のGPT-4 Turbo(コード名 o3)に比べて速度・性能・コスト・マルチモーダル能力すべてで上回っている点にあります。

    以下に、わかりやすく違いを表にまとめて解説します:


    GPT-4o(4o) vs GPT-4 Turbo(o3)

    項目GPT-4o(4o)GPT-4 Turbo(o3)
    モデル公開日2024年4月(4月末から順次展開)2023年11月(ChatGPT向け)
    マルチモーダル対応◎ 音声・画像・テキスト完全対応△ テキスト・画像(音声不可)
    応答速度非常に高速高速(ただし4oより劣る)
    精度・性能GPT-4と同等以上GPT-4相当(圧縮型)
    リアルタイム音声対応◯(300ms以下)×
    入出力制限同等(128kトークン)128kトークン
    実装技術新アーキテクチャ(未公開)GPT-4 Turbo
    利用可能範囲無料ユーザーも利用可能(一部制限)Plusユーザー専用
    API展開提供中(OpenAI API)提供中(OpenAI API)
    コスト(API)約50%割安高め(比較対象による)

    特徴のまとめ

    ✅ GPT-4o(o = omni の略)

    • 音声/画像/テキスト」をすべてリアルタイムに処理可能な初のGPTモデル。
    • 応答が人間の会話並みに高速(平均320ms)
    • マルチモーダル処理が統一された単一モデルで完結(旧GPT-4は別モジュールを使っていた)。

    ✅ GPT-4 Turbo(o3)

    • 高性能かつ長文対応(128k token)で、従来のGPT-4(2023年3月版)よりもコスト削減&高速化されたモデル。
    • マルチモーダルには部分対応(画像は可能、音声は非対応)。
    • 2024年4月現在、GPT-4oに置き換わりつつある

    実際の用途面の違い

    用途例向いているモデル
    音声対話・同時通訳GPT-4o
    高精度テキスト生成GPT-4o または GPT-4 Turbo
    画像解析と説明生成GPT-4o
    コード生成・文書要約両方対応
    長文処理(書籍級)両方対応(128k)

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    ChatGPT: ありがとうございます。有料版(ChatGPT Plus)をご利用中で、以下のようなモデル選択肢が表示されているとのことですね:


    💬 ChatGPTで選択可能なモデル(有料版)

    1. GPT-4o
    2. GPT-4.5
    3. o1
    4. o3-mini
    5. o3-mini-high

    これらはすべてGPT-4系またはその派生モデルですが、目的や設計思想が異なっています。それぞれのモデルがどのような立ち位置か、以下にまとめて解説します。


    モデル一覧と違いの比較

    モデル名正式名・説明特徴(主な強み)想定用途
    GPT-4oGPT-4 Omni
    (2024年4月リリース)
    テキスト・画像・音声対応の統合モデル最も高性能なマルチモーダルモデル
    GPT-4.5GPT-4 Turbo系の発展モデル(暫定ラベル)GPT-4相当の精度+高速性正確な対話、文章生成、分析など
    o1GPT-4.0(旧GPT-4 Turbo)の初期バージョン(2023年11月頃)GPT-4精度+高速+コスト低現行モデルのベース
    o3-miniGPT-4世代の軽量版ミニモデル(2024年4月公開)高速・低コスト・軽量FAQ、チャットボット、リアルタイム用途
    o3-mini-higho3-miniの「高精度バージョン」miniよりも精度高だが依然軽量ミドルクラス向けAIアプリ

    解説付きポイント

    1. GPT-4o(Omni)

    • OpenAIが最新の旗艦モデルとして発表(2024年4月)。
    • 単一モデルで「音声・画像・テキスト」すべてを理解・応答。
    • ChatGPT無料プランでも使えるが、Plus版では速度・優先処理で有利。

    2. GPT-4.5

    • 通称的な呼称。実際には GPT-4 Turbo の一種で、「o3」や「o1」などのコードネームモデル群の一つ
    • ChatGPT UI上では「GPT-4.5」や「GPT-4 Turbo」などの表記になることも。

    3. o1

    • GPT-4 Turbo(2023年11月〜2024年3月頃)に対応する初期型。
    • 現在は後継モデル(GPT-4oなど)に置き換えが進行中

    4. o3-mini

    • GPT-4系軽量モデルのうち高速・軽量特化型
    • 通常のチャットや埋め込み用途、低コストAPI向け。

    5. o3-mini-high

    • o3-miniの派生モデルで、「精度重視」だが軽量性も保つ中間型。
    • 機械学習APIやアプリ組み込みに適した性能バランス。

    結論:どう使い分ける?

    用途おすすめモデル
    高精度・幅広い生成GPT-4o または GPT-4.5
    コスト重視・高速応答o3-mini
    軽量でもやや精度を重視o3-mini-high
    フルモーダル対応(音声等)GPT-4o
    GPT-4時代の標準モデルo1(参考用/旧モデル)

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    思考過程や推論過程があるモデル

    Q: モデルによっては,思考過程や推論過程があるものとないモデルが存在していると聞くがそれは正しいか?

    ChatGPT: とても鋭いご質問です。結論から言うと:


    「思考過程」や「推論過程」を

    明示的に出力できるモデルと、そうでないモデルがある

    というのはある程度「正しい」認識です。


    そもそも「思考過程・推論過程」とは?

    AIにおける「思考過程・推論過程」というのは、以下のようなものを指します:

    • Chain of Thought(思考の連鎖)
      → 問題に対して、一段ずつ論理的にステップを踏んで答えに至る過程を出力する技術。
      → 例:「まずAを確認し、次にBを考慮し…だからCになる」
    • Tool Use(ツール利用推論)
      → 計算、検索、知識ベースなどの外部ツールを使ってステップを明示的に処理すること

    モデルによる違い(思考プロセス出力の有無)

    モデルChain of Thought対応推論ステップの出力精度傾向
    GPT-4o◯(指示で可能)非常に高い人間的な思考プロセスを自然に表現できる
    GPT-4 Turbo(o1/o3)◯(強い)数学や論理のステップも精度が高い
    o3-mini△(指示が必要)中〜低単純な推論なら可能、深い思考は苦手
    o3-mini-high△(やや強い)miniよりは強いが、Turboには及ばない
    GPT-3.5(旧モデル)△〜×Chain of Thoughtはうまく使えない場合多い

    なぜ違いが出るのか?

    1. 学習データの違い
      • Chain of Thought形式のプロンプト(例:Think step by step)を多く学習しているモデルは強い。
    2. モデルサイズとアーキテクチャ
      • 大規模・多層構造のモデルほど論理の連続性を保持しやすく、内部的な「推論構造」が強い。
    3. 目的設計の違い
      • mini系モデルは応答速度・軽量性が重視されるため、複雑な推論処理を簡略化している可能性がある。

    実例:思考ステップの比較

    質問:7個のりんごを3人で公平に分けたら1人あたり何個ですか?

    • GPT-4oやGPT-4 Turbo
      → 「7 ÷ 3 = 2余り1。したがって、各人に2個ずつ配り、残り1個は…」など丁寧に手順を示す
    • o3-mini
      → 「2.3個」や「2個」と即答するが、過程を説明しないことがある。

    まとめ

    判定項目説明
    思考過程の表示能力GPT-4系(特にGPT-4o, Turbo)は優秀。mini系は簡略化されがち。
    推論力(精度)GPT-4o > GPT-4 Turbo ≒ o3-mini-high > o3-mini > GPT-3.5
    明示的な「思考手順」の出力明示的プロンプトがあれば、多くのモデルで可能だが、精度と深さに差が出る。

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    Q: わたしがChatGPT 4oを使用し始めて1カ月未満だが,4oには沢山の質問を含め会話してきたが,これらの内容は,今後の質問に対してどのように影響してくるのか?

    ChatGPT: とても重要で興味深いご質問です。ChatGPT(特にGPT-4o)との会話内容が**今後の対話や応答にどう影響するのか?**について、以下のように整理して解説します。


    ChatGPT 4oとの過去の会話が今後にどう影響するか

    観点GPT-4oでの影響解説
    会話中の文脈記憶(短期)✅ 強力に影響する同じセッション中(ページ開いている間など)は文脈を高精度に保持。
    アカウントに紐づく記憶(長期)✅ 有効(設定によりON/OFF可能)「カスタム指示」や「記憶機能」をONにしていれば、長期的に好みや知識を学習。
    モデル自体への学習❌ 不可(現時点では)個別ユーザーの会話内容が「モデルの知識そのもの」には反映されない。
    プロンプトパターンの学習⭕ 傾向として補正が効く(セッション中)あなたの質問傾向に対し、回答スタイルを調整し始める(”癖を掴む”)。

    詳しく分けて説明すると:

    ① セッション内での「文脈記憶」

    → あなたが一連の会話で話した内容は、直後の質問に非常に影響します。
    例えば:

    • 前に出した例や定義に従って、以降の説明が行われる。
    • トピックが連続していれば、背景知識がある前提で話してくる。

    → これが「コンテキストウィンドウ(文脈保持)」で、GPT-4oは最大128,000トークン(書籍数冊分)まで保持できます。


    ② 長期的な記憶(「カスタム指示」・「記憶機能」)

    ChatGPT Plusには、「記憶(memory)機能」があります(GPT-4oも対応):

    • あなたがどんな関心を持っているか(例:GMP、Blender、CDMO)
    • 好む答え方(例:表形式、箇条書き、詳細→要約順)
    • 話し方のトーン(丁寧/カジュアル)

    これらを明示的に保存・調整可能で、メニューから以下のように管理できます:

    📌 [設定 > パーソナライズ > 記憶] でON/OFF
    📌 記憶に追加された内容は、通知され、いつでも削除可能


    ③ モデル自体の再学習には影響しない

    あなたの会話は、モデル本体(GPT-4o)の学習や改善には使われません(ChatGPTのプライバシーポリシーに基づく)。
    個人ごとのセッション改善には使われるが、OpenAI全体の知識更新とは別です。


    まとめ:今後の質問にどう影響するか?

    状況影響の内容
    同じセッションで話題を続けたとき非常に高精度な文脈理解(話の続きが自然に)
    記憶機能がONになっているときあなたの興味・好み・目的に合わせた回答スタイルを維持
    複数日やアプリ間でやり取りする場合過去の保存情報を活用し、精度と一貫性が向上
    モデルの挙動そのものを変えるか?いいえ(あなたの個別使用では学習されない)

    o3と4oの比較

    「o3」と「GPT-4o」の違いまとめ

    比較項目GPT-4o(4o)o3(GPT-4 Turbo 2024年版)
    モデル名の意味o = omni(全方位:音声・画像・テキスト)o3 = GPT-4 Turbo の2024年版コードネーム
    リリース時期2024年4月2024年初頭(2023年11月~2024年3月で主力)
    性能GPT-4系で最高水準の統合モデル高速・高精度なGPT-4 Turbo
    マルチモーダル対応音声・画像・テキストすべて統合対応◯ テキスト+画像(音声なし)
    応答速度大幅高速化(音声で300ms台)高速(旧GPT-4よりもかなり速い)
    推論・思考の深さ非常に高い高い(4oに近いがやや劣る)
    トークン上限128,000トークン128,000トークン
    API提供OpenAI APIで利用可能(低価格)OpenAI APIで提供
    ChatGPTでの位置づけ最新かつ主力モデル(無料でも使える)GPT-4 Plus専用モデル(無料では使えない)

    補足解説

    ● GPT-4o(4o)の特徴

    • omni」の名の通り、1つのモデルでマルチモーダル(音声・画像・テキスト)をネイティブに処理
    • 応答速度は人間の会話に近い(平均応答300〜500ミリ秒)。
    • Plusプランでは最も優先されるモデルであり、今後の主軸。

    ● o3の特徴(GPT-4 Turbo)

    • GPT-4 Turboの中でも、2024年版(o1→o3へ進化)。
    • 高速でありながら、GPT-4と同等の精度を保つ。
    • マルチモーダルは別モジュール処理(統合ではない)。

    結論:どちらを使うべき?

    目的・状況推奨モデル
    音声や画像を含むマルチモーダル利用✅ GPT-4o
    単純なテキスト生成・コード記述両方(GPT-4o推奨)
    高速性と精度のバランスを重視したいGPT-4o(最新)
    GPT-4 Turbo世代の従来モデルを試したいo3(比較用)

    編集履歴

    2025/04/22 Mrはりきり

  • [GMP] Validation,Verification and Qualificationの違い.医薬品の開発や製造においては文脈で少しだけ異なることもあるとか.[2025/04/21]

    [GMP] Validation,Verification and Qualificationの違い.医薬品の開発や製造においては文脈で少しだけ異なることもあるとか.[2025/04/21]

    はじめに

    なかなかしっくり理解することができない – バリデーション,ベリフィケーション, クオリフィケーショ.もういっかいまとめてみようかな.対象が何なのか.状況がどうなのか.5W1Hで違いを理解すればいいのかな.ではやってみようか>

    先ずは,「AIに聞いてみた!」.

    ChatGPT:

    以下に「バリデーション(Validation)」「ベリフィケーション(Verification)」「クオリフィケーション(Qualification)」の違いを、GMP/GQP/ICH Qシリーズの定義や実務運用に基づいて明確に比較・解説します。


    ✅ 概要比較表

    用語意味対象主な使用場面規制文書での定義例
    バリデーション
    Validation
    規定された要件に一貫して適合することを証明する文書化された手続きプロセス、方法、システム全体製造工程・清浄バリデーション・分析法ICH Q7, EU-GMP Annex 15, PIC/Sなど
    ベリフィケーション
    Verification
    指定された要件が個々のケースで満たされていることを確認する行為試験結果、製品、データ出荷判定、試験確認、OOS対応などISO 9000, FDA QSR, ICH Q2等
    クオリフィケーション
    Qualification
    設備やシステムが意図通りに機能することを証明する手続き(Validationの一部)設備、ユーティリティ、装置装置導入、施設立上げEU-GMP Annex 15, PIC/S PE009

    🧪 1. Validation(バリデーション)

    🔹 定義

    「プロセス、手順、システムが意図された結果を一貫して出す能力があることを文書化して証明すること

    🔹 対象

    • 製造工程(例:無菌製造工程のPV)
    • 分析法(例:HPLC法のバリデーション)
    • コンピュータ化システム(CSV)
    • 清浄バリデーション(空調系)

    🔹 規制例

    • ICH Q8~Q10
    • FDA Process Validation Guidance
    • EU-GMP Annex 15

    🔧 2. Qualification(クオリフィケーション)

    🔹 定義

    Validationのサブセットであり、設備やシステムが意図した仕様通りに稼働することを確認すること

    🔹 ステージ(代表例)

    区分内容
    DQ(設計時)設備やシステムが要求要件に合致しているかを確認
    IQ(据付時)機器や部品が正しく設置されているかを検証
    OQ(稼働時)設備が仕様どおりに機能するか(例:温度、圧力)
    PQ(性能時)実際の条件で所定性能が安定的に出るか

    📊 3. Verification(ベリフィケーション)

    🔹 定義

    個別の製品や工程が所定の要求を満たしているかを、測定または観察によって確認する行為

    🔹 主な使用例

    • 試験室での規格適合確認
    • 製品出荷時の承認(出荷判定の一部)
    • 洗浄後の残留検査結果の確認
    • バリデーションの一部データの二次確認

    🔹 規制文書

    • ISO 9000:2015(品質マネジメント)
    • FDA QSR(医療機器)

    📝 使い分けイメージ(例:HPLCシステム導入時)

    フェーズ活動用語
    装置導入据付・稼働テストQualification(IQ/OQ)
    分析法開発メソッド構築と性能評価Validation
    日常試験製品毎の結果確認Verification

    ✅ まとめ(簡易フレーズ)

    用語一言で表すと
    Validation「工程や手順全体がいつも正しく動くことの証明」
    Verification今この結果が正しいかの確認」
    Qualification「設備や機器がきちんと動くかの検証」

    医薬品ではどうなのかな?

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    ChatGPT:

    はい、基本的に「バリデーション(Validation)」「クオリフィケーション(Qualification)」「ベリフィケーション(Verification)」の概念は、医薬品の開発・製造分野においても同様の意味で使用されて差し支えありません。 ただし、医薬品分野では特有の文脈や運用上の違いがあり、それらに留意する必要があります。

    以下に、医薬品GMPやICHガイドラインに基づいた使い方と、それぞれの違い・補足的意味合いを解説します。


    医薬品分野における各用語の使い方

    1. Validation(バリデーション)

    • 目的:プロセス・手順・分析法・製造工程が一貫して品質要件を満たすことを、事前に検証して文書化する活動
    • 対象
      • 製造バリデーション(Process Validation, PV)
      • 分析法バリデーション(Analytical Method Validation)
      • 洗浄バリデーション(Cleaning Validation)
      • コンピュータ化システムバリデーション(CSV)

    🧾 規制文書例:ICH Q7, Q8, Q9, Q10、FDA PVガイダンス、EU-GMP Annex 15


    2. Qualification(クオリフィケーション)

    • 目的:設備・機器・ユーティリティ等が、意図通りに設置され、機能し、目的の性能を満たすことを確認する(Validationの一部として位置づけ)
    • 段階(典型的な4ステージ)
      • DQ(Design Qualification)
      • IQ(Installation Qualification)
      • OQ(Operational Qualification)
      • PQ(Performance Qualification)

    🧾 規制文書例:EU-GMP Annex 15、PIC/S PE009、JP-GMP省令、ICH Q9, Q10


    3. Verification(ベリフィケーション)

    • 目的個々の製品または試験結果が、あらかじめ規定された受入基準に適合していることを確認する行為
    • 使用場面
      • 日常試験結果の合否確認(製品の放出試験)
      • 分析法バリデーション済みメソッドによる測定結果の確認
      • 清浄状態の目視・測定確認
      • 洗浄確認試験(残留量の限度確認)

    重要:VerificationはValidationの代替ではありません(例:分析法開発初期に使用されるVerificationは限定的)


    ⚠ 医薬品分野における留意点(重要差異)

    項目内容
    Validation ≠ 一回の試験「継続的に(一貫性をもって)意図通りに動く」ことを証明する必要がある(例:3ロット実施)
    QualificationはValidationの一部特に設備や施設に関して、Validationの前提として必ず必要
    VerificationはGMP実務の中で頻繁に使用されるOOS対応、製品出荷判定、工程内管理などの「日常確認手順」として扱われる

    🧭 実務における適切な位置づけ(図解的まとめ)

                    設備や工程の準備段階

    【Qualification】…IQ/OQ/PQ

    【Validation】…工程や分析法の性能確認

    日常試験や製品放出時の確認
    【Verification】

    ✅ 結論

    判断内容
    同義的に使って良いか?基本的にはYes。ただし医薬品分野ではより厳密に区別され、役割が制度的に定義されている
    違いが出るのはどこか?GMP準拠のバリデーション計画、設備導入時のDQ/IQ/OQ/PQ構成、日常品質確認(Verification)時の文書管理など
    留意点Validationは再現性と文書化が核心であり、Verificationは即時の適合性判断に使われる。Qualificationは前提条件の確認として必須のプロセス

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    日米欧の違い

    下に、バリデーション(Validation)、クオリフィケーション(Qualification)、ベリフィケーション(Verification)に関する日本(PMDA)、米国(FDA)、欧州(EMA)での考え方・要求事項の違いを比較表としてまとめます。GMP、ガイドライン、運用実務の観点を踏まえた違いも解説しています。


    📊 日米欧における考え方・運用の比較表

    項目日本(PMDA/GMP省令)米国(FDA/21 CFR/ガイダンス)欧州(EMA/EU-GMP)
    Validation
    (バリデーション)
    GMP省令第5条において明示的に義務化。3ロット原則が強調される傾向あり。FDA Process Validation Guidance(2011)で**ライフサイクルアプローチ(3段階)**を明確に提唱。EU-GMP Annex 15で詳細規定。ライフサイクル管理と連携。3ロット原則をベースに柔軟性あり。
    Qualification
    (クオリフィケーション)
    Validationの一部として明確に義務化されている(例:IQ/OQ/PQ)。設計段階(DQ)はやや省略される傾向あり。設計からPQまで含めた一連のクオリフィケーションを要求(DQ/IQ/OQ/PQ)。リスクベースで実施深度を調整。Annex 15でDQを含む4段階を正式に要求。QRM(Quality Risk Management)との連携が重視される。
    Verification
    (ベリフィケーション)
    「試験適合性の確認」として品質管理部門で日常的に使用。プロセス検証の代替手段には位置付けられない。ライフサイクル第3段階「Continued Process Verification (CPV)」において、実運用データの継続的確認として活用される。Annex 15では「現場確認」や「工程トレンド管理」として明示。バリデーション完了後の状態監視に相当。
    文書要件SOP、計画書、報告書の整備が必須。PMDAは文書の整合性と逸脱時の対応を重視。実施とレビューの記録、継続的改善の記録が求められる。**監査証跡(Audit trail)**も重視。Annex 15でバリデーションマスタープラン(VMP)やライフサイクル文書体系の整備を要求。
    考え方の特徴形式的整合性と再現性に重きを置く(→適合性の事後証明型)。統計的手法・QbD・継続的改善など科学的根拠に基づいた柔軟性が強調される。QRMとの一体運用により適用範囲・深度をリスクに応じて調整。柔軟性あり。
    CSVとの関係CSV(Computerized System Validation)もGMP適用対象。ER/ES指針に従う。21 CFR Part 11対応。ALCOA+原則、Data Integrity重視。Annex 11とPart 11に基づく適用。リスクベースのCSVが義務化されている。

    📌 日米欧の違いの要点まとめ

    観点相違点
    プロセスバリデーションの考え方日本:従来型(3ロット製造が重視)
    米欧:ライフサイクルアプローチ(ICH Q8~Q10と整合)
    クオリフィケーション段階の扱い米欧ではDQ~PQの体系が前提。日本ではPQからのスタートや簡略化されることもある。
    Verificationの運用日本では「試験結果の確認」としての色が強い。米欧では工程管理の継続的保証手段として重視。
    柔軟性日本は「承認書逸脱=再申請」リスクを避ける傾向があり保守的。
    米欧は「科学的妥当性とリスク評価」により柔軟に判断。

    ✅ 補足:ガイドラインの対応付け

    分類日本米国欧州
    GMPGMP省令、GMP施行通知21 CFR Part 210/211EU-GMP Vol. 4
    Validation指針GVP省令、通知FDA Process Validation Guidance (2011)EU-GMP Annex 15
    QRM/QbD指針ICH Q8~Q10(準拠)同左+FDA独自ガイドありAnnex 15と連携
    CSV指針ER/ES指針(厚労省)21 CFR Part 11Annex 11(+Part 11との整合)

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    EMA/EU-GMP/Annex15とは

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    ChatGPT:

    EMA(欧州医薬品庁)/EU-GMPにおける Annex 15(附属書15) は、バリデーションおよびクオリフィケーションに関するガイドラインであり、EU-GMP Part I(製造所向けGMP基本規定)に付属する形で提供されています。

    以下にその概要を構造的に解説します。


    📘 Annex 15:Qualification and Validation(クオリフィケーションおよびバリデーション)

    項目内容
    発行主体欧州医薬品庁(EMA)/欧州委員会(European Commission)
    位置付けEU-GMPガイド第1部の附属書(Annex)
    最新版2015年10月更新(施行:2015年10月1日)
    適用対象医薬品製造所(ヒト用・一部動物用)、無菌/非無菌製剤、API、装置、ユーティリティ

    🔍 主な目的

    Annex 15は、以下の内容について文書化・計画的なアプローチを通じて保証することを目的としています:

    • 製造設備・ユーティリティ・プロセス・分析法が期待通りに機能し、製品が一貫して品質要件を満たすことを証明する
    • ICH Q8~Q10のリスクベースアプローチと整合
    • バリデーションのライフサイクル管理の実践を推進

    📚 Annex 15の構成概要

    セクション内容
    1. 目的(Principle)バリデーション/クオリフィケーションの必要性、文書化、ライフサイクル管理を明記
    2. 文書体系VMP(Validation Master Plan)の作成要件、手順・記録の整備など
    3. クオリフィケーションDQ/IQ/OQ/PQの4段階に分類し、各段階の記載要件と内容を規定
    4. プロセスバリデーション従来型/連続製造/継続的プロセス確認(CPV)への対応を提示
    5. 清浄バリデーション(Cleaning)製品交差汚染の防止と洗浄確認要件(PDE概念含む)
    6. トランスポートバリデーション製品の輸送条件が品質に影響しないことの検証
    7. 分析法バリデーション分析法のバリデーションと移管(Analytical Method Transfer)の要件
    8. コンピュータシステムAnnex 11との整合を図ったCSVへの基本的要求

    💡 特徴的ポイント

    項目説明
    ライフサイクルアプローチプロセスバリデーションを**「初期」「パフォーマンス評価」「継続的確認」**の3段階で管理
    リスクベース評価の明確化ICH Q9に基づき、バリデーションの適用範囲・深度をQRMで調整可能
    柔軟性の容認従来の3ロット製造に縛られず、科学的妥当性に基づくアプローチを許容
    他Annexとの整合Annex 11(CSV)、Annex 1(無菌)、Annex 20(QRM)と連携設計されている

    ✍ 製薬実務への適用例

    適用対象Annex 15での要求内容
    新規製造設備の導入DQ, IQ, OQ, PQの順でクオリフィケーション実施
    工程変更/サイト移管再バリデーションまたは同等性評価(equivalency)を実施
    分析法の導入バリデーション+移管記録(方法移管)
    洗浄手順の妥当性PDEに基づく許容残留量、サンプリング法の評価

    ✅ まとめ

    項目内容
    名称EU-GMP Annex 15「Qualification and Validation」
    意義医薬品製造における設備・工程・手順の品質保証の根幹
    位置づけEU-GMPの公式補足文書(Annex)
    適用範囲製剤、API、無菌・非無菌、機器、施設、分析法など広範囲
    特徴DQ~PQの段階的資格付け、QRMによる柔軟性、CSV・洗浄も包含

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    編集履歴

    2025/04/21 Mrはりきり

  • [医薬品開発] 委託製造でもPMDA調査はある?申請者が備えるべきGQP・GVP体制 [2025/04/20]

    [医薬品開発] 委託製造でもPMDA調査はある?申請者が備えるべきGQP・GVP体制 [2025/04/20]

    はじめに

    新規医薬品の製造販売承認申請を行う企業が製造を外部に委託している場合、PMDAによるGMP適合性調査は主に受託先の製造所が対象となります。しかし、申請者自身もGQP(品質保証)やGVP(安全管理)体制を有していれば、これらに関する調査をPMDAから受けることがあります。特に申請者が出荷判定責任を持つ場合や、RMP(リスク管理計画)を要する品目では、GQPやGVPの適合性調査が重要となります。したがって、委託先任せにせず、申請者自身もGQP・GVP体制を整備しておくことが求められます。

    目次


    Q: PMDAが行うGMP適合性調査というものはあるか

    ChatGPT: はい、PMDA(医薬品医療機器総合機構)は、GMP適合性調査を実施しています。これは、日本で医薬品の製造販売承認を取得する際や、承認後の製造所の変更などに伴って、製造施設がGMP(医薬品の製造管理および品質管理の基準)に適合しているかを評価するための重要なプロセスです。


    【PMDAによるGMP適合性調査の概要】

    項目内容
    名称GMP適合性調査(GMP Compliance Inspection)
    実施機関PMDA(または厚生労働省の委託を受けた地方厚生局)
    法的根拠医薬品医療機器等法 第14条の2、第14条の3など
    目的製造所がGMPに適合しているかを確認し、品質の確保を保証するため
    対象新規製造所、製造所の変更、定期的な再評価(再審査・再評価時)
    実施形式書面調査(ドキュメントレビュー)、実地調査(オンサイト監査)
    結果「適合」「一部不適合(要是正)」「不適合」などが通知される

    調査が行われるタイミング

    タイミング調査の目的
    製造販売承認申請時製造所がGMPに適合しているかの初回調査
    製造所の追加・変更時新規製造所が基準を満たしているかの変更時調査
    再審査・再評価時承認後一定期間経過した後の継続的な適合性確認
    海外製造所の登録時外国製造業者認定のためのGMP調査(外国GMP調査)

    注意点

    • GMP適合性調査は、製造販売承認の審査プロセスの一部として実施されます。
    • 外国製造所についても、PMDAは海外GMP調査を実施することがあります(現地訪問または遠隔調査)。
    • 重大な不適合があれば、承認が保留されたり、製造が停止される場合もあります。

    ご希望であれば、実際の調査チェックリスト例や、調査結果報告書の書式日米欧の比較などもご提供できます。どうされますか?


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    ChatGPT: ​はい、都道府県もGMP(医薬品の製造管理および品質管理の基準)適合性調査を実施しています。​これは、PMDA(医薬品医療機器総合機構)と並んで、医薬品等の製造所がGMP省令に適合しているかを確認するための重要な役割を担っています。​


    都道府県によるGMP適合性調査の概要

    実施対象

    PMDAが担当する製造所以外の国内製造所が対象です。​具体的には、一般的な医薬品や医薬部外品を製造する国内の製造所が該当します。 ​東京都交通局交通情報+3独立行政法人 医薬品医療機器総合機構+3東京都交通局交通情報+3

    調査の種類

    調査方法

    • 実地調査:​製造所に赴いて行う現地調査です。
    • 書面調査:​提出された書類をもとに行う調査です。​

    調査方法は、過去の調査結果や製造所のリスク評価に基づいて決定されます。 ​


    申請手続きと注意点

    • 申請先:​製造所の所在地を管轄する都道府県の担当部署に申請します。
    • 申請様式:​各都道府県が指定する様式を使用します。​東京都交通局交通情報

    例えば、東京都では「医薬品等適合性調査申請書」を提出し、FD申請ソフトを利用して電子申請を行うことが推奨されています。 ​東京都交通局交通情報


    調査スケジュールの一例(山口県の場合)

    山口県では、調査実施までの標準的なスケジュールが以下のように示されています:​

    • 2~3か月前:​調査日程および調査対象品目の確認
    • 約1か月前:​調査申請書等の受付、事前調査の実施
    • 7日前:​調査日時、調査者氏名、調査スケジュールおよび調査開始までに提出すべき追加資料等の伝達
    • 調査当日:​調査の実施
    • 概ね10業務日以内:​指摘事項書の交付(不備事項がある場合)
    • 概ね2~4週間以内:​改善計画書、改善結果報告書の徴収
    • 適合性調査結果通知書等の送付:​標準事務処理日数は64日とされています。 ​厚生労働省+6山口県ホームページ+6日本製薬工業協会+6

    地域ごとの対応

    都道府県ごとに申請様式や手続きが異なる場合があります。​例えば、東京都では「医薬品等適合性調査申請書」を提出し、FD申請ソフトを利用して電子申請を行うことが推奨されています。 ​東京都交通局交通情報


    【PMDA vs 都道府県】GMP適合性調査の違い一覧

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    ChatGPT: 以下に、PMDAと都道府県が行うGMP適合性調査の違いを、目的・対象・実施タイミング・調査方法などの観点からリスト形式で整理・解説します。


    項目PMDA(医薬品医療機器総合機構)都道府県
    役割中央行政機関(審査支援)地方行政機関(管轄地域の監視)
    対象施設主に新規承認申請品目に係る製造所(国内外)管内の既存の国内製造所(承認品目含む)
    主な調査目的製造販売承認審査におけるGMP適合性評価承認品目の維持管理、定期調査、不備対応など
    対象品目新規医薬品・バイオ医薬品・輸入品目既承認品目や製造方法変更品目
    海外対応外国製造所の現地調査・遠隔調査あり海外施設への調査権限なし
    調査の種類承認時調査、変更調査、外国GMP調査定期調査、変更調査、区分調査、不適合是正確認
    調査の法的根拠医薬品医療機器等法 第14条の3、第18条など同上(第18条・第23条など)
    調査方式実地調査、書面調査、遠隔調査(リモート)実地調査、書面調査
    報告先厚生労働省に調査結果を報告(審査資料)地域の監督権限に基づき行政処分も可能
    対応ソフトFD申請ソフト等を用いた電子対応都道府県ごとに様式・対応が異なる場合あり
    結果の通知GMP適合性確認書・照会事項の発行GMP適合性通知・是正勧告・指導記録書等
    実施頻度新規申請や変更ごとに都度原則3年ごとの定期調査が中心(リスクにより変動)

    補足解説

    • PMDA調査は、承認審査の一環として実施されるため、「承認可否判断の材料」となります。
    • 一方、都道府県調査は、製造販売後の定期監視や法令順守状況の確認が主目的です。
    • 海外施設に対して調査を行えるのはPMDAのみで、都道府県は国内の施設のみに権限があります。
    • 都道府県調査で重大な不適合が確認された場合は、製造業許可の取消や業務停止命令など行政処分が行われる可能性もあります。

    実務上の使い分けイメージ

    状況実施する調査主体調査内容
    新薬の製造販売承認を申請するPMDA審査に伴うGMP適合性調査(国内外)
    国内製造所で定期調査を受ける都道府県区分調査(3年に1回程度)
    製造工程に重大変更がある都道府県(またはPMDA)変更調査
    外国製造所の新規登録PMDA外国GMP調査

    PMDAによるGMP適合性調査:網羅的実施項目一覧


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    ChatGPT: PMDAが実施する**GMP適合性調査(GMP Compliance Inspection)**では、製造販売承認の審査の一環として、製造所の品質保証体制や製造管理体制がGMP省令に適合しているかを確認します。以下に、調査の実施項目を網羅的に解説します。


    【1】基本情報の確認

    • 製造所の概要(組織構成、敷地・建物の配置、製造ライン、作業エリアの動線)
    • 製造販売業者と製造業者の関係性
    • 製造品目の範囲・承認品目との一致性

    【2】品質保証体制(Quality Assurance System)

    • 品質保証部門(QA)の独立性と責任範囲
    • 製造業者の品質保証責任者の配置状況
    • 製品回収・回顧調査の体制、リスクマネジメントの導入状況
    • **品質保証契約書(GQP連携)**の有無と適切性

    【3】人員管理(Personnel and Training)

    • 適格性のある教育訓練の実施記録
    • 役割分担と責任範囲の文書化
    • 衛生管理・健康状態の管理(職員の更衣区画、健康診断の実施)

    【4】施設・設備(Premises and Equipment)

    • クリーンルーム等の清浄度管理
    • 空調(HVAC)・圧差・温湿度のモニタリング
    • 製造機器・測定機器の校正・バリデーションの記録
    • 設備保守計画と点検記録の整備状況

    【5】原料・資材の管理(Materials Management)

    • 原料・資材の受入検査記録
    • 保管条件・保管エリアの分離管理
    • 在庫管理のトレーサビリティ
    • 使用期限・先入先出(FIFO)管理の徹底

    【6】製造・包装工程の管理(Manufacturing and Packaging Control)

    • 製造記録(製造指図・実施記録)の適正な作成・保存
    • **製造中の重要工程管理(IPC)**の確認
    • 製品識別・ロット管理・切替時の交叉汚染防止対策
    • 包装・表示内容の適正性(アートワーク含む)

    【7】試験検査および品質管理(Quality Control and Testing)

    • 試験法の妥当性確認(バリデーション)
    • 分析機器の校正・管理
    • OOS(規格外試験結果)・OOT(逸脱傾向)の処理手順
    • 標準品・試薬の保管および期限管理
    • 安定性試験の設計・実施体制

    【8】文書管理(Documentation Control)

    • 製造指図書・手順書の管理、改訂履歴の整合性
    • 電子記録・電子署名(ER/ES)運用時のセキュリティと監査証跡(21 CFR Part 11に相当する規制対応)
    • 文書の改ざん・誤記修正の適正処理(ALCOA原則)

    【9】逸脱・変更・是正管理(Deviation, Change, CAPA)

    • 逸脱管理手順と記録の整備状況
    • 変更管理制度(変更通知、影響評価、承認の手順)
    • CAPA(是正・予防措置)の導入状況と記録
    • リスク評価とQRM(Quality Risk Management)の適用状況

    【10】委託製造・試験の管理(Outsourced Activities)

    • 委託先との品質契約書の締結
    • 委託先に対する適格性評価・監査記録
    • 委託先からのデータの評価・受け入れ判断

    【11】回収・苦情対応(Recall and Complaints)

    • 市販後の苦情処理記録
    • リコール体制と模擬リコール訓練の実施記録
    • 苦情・リコールに基づく品質改善活動

    【12】自己点検・内部監査(Self-inspection and Internal Audit)

    • 年間計画と実施記録
    • 指摘事項に対する是正措置の実施とフォローアップ

    【13】データインテグリティ(Data Integrity)※重点項目

    • 原記録(紙・電子)の保存とトレーサビリティ
    • システムアクセス管理と監査証跡(Audit Trail)の確認
    • **CSV(コンピュータ化システムバリデーション)**の実施状況

    補足:調査結果の分類

    区分内容
    適合GMP要件を満たしており、承認審査に支障なし
    軽微な指摘あり是正報告を条件に適合と判断される
    不適合GMP上の重大な問題があり、承認見送りや是正指示が必要

    【PMDA 】GMP適合性調査チェックリスト


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    ChatGPT: PMDA GMP適合性調査チェックリスト

    以下に、PMDAが行うGMP適合性調査における【内部用チェックリスト】を表示しました。調査カテゴリごとに「主な確認項目」および「確認書類例」をまとめています。現場の事前準備や模擬査察対応に活用可能です。

    調査カテゴリ主な確認項目確認書類例
    基本情報製造所の概要、組織図、製造品目やロット情報の整合性組織図、製造所配置図、承認書控
    品質保証体制QA部門の独立性、品質保証責任者の配置、品質契約の妥当性品質マニュアル、品質契約書、QA手順書
    人員・教育訓練教育訓練の記録、職務分担、衛生・健康管理手順教育訓練記録、衛生手順書、業務分担表
    施設・設備清浄度管理、空調・圧差、設備バリデーション、保守点検体制保守点検記録、清浄度マップ、設備リスト
    原材料・資材管理受入検査、保管方法、在庫トレーサビリティ、使用期限管理受入検査記録、在庫台帳、保管基準書
    製造管理製造指図・実施記録、交叉汚染対策、中間管理(IPC)製造記録書、交叉汚染対策手順、作業指図書
    包装表示管理表示内容の正確性、ラベル管理、包装手順の実施状況ラベル見本、包装記録、表示確認手順書
    品質管理・試験試験法バリデーション、OOS/OOT処理、安定性試験管理試験記録、安定性試験計画、OOS報告書
    文書管理SOP整備、改訂履歴の管理、電子記録の真正性とセキュリティSOP原本、改訂履歴表、電子記録管理規程
    逸脱・変更・CAPA逸脱管理、変更手順、是正予防措置(CAPA)の記録と評価逸脱報告書、変更申請書、CAPA一覧
    委託業務管理委託先の適格性評価、品質契約、委託先からのデータの受け入れ判断委託契約書、監査報告書、受入確認書
    苦情・回収対応苦情記録、リコール手順、模擬訓練の実施記録苦情報告書、リコール報告書、模擬訓練記録
    自己点検・監査点検計画、実施記録、是正報告と再発防止対応点検計画書、実施記録、是正報告
    データインテグリティ原記録の保全、監査証跡、CSV文書、アクセス管理と改ざん防止監査証跡ログ、アクセスログ、CSV実施記録

    都道府県によるGMP適合性調査:網羅的実施項目

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    ChatGPT: 都道府県が実施するGMP適合性調査(地方自治体による医薬品等製造所の監視指導)は、厚生労働省のGMP省令に基づき、国内製造所のGMP遵守状況を定期的かつ網羅的に確認することを目的としています。以下に、実施項目を体系的・網羅的に解説します。


    【1】施設・設備の構造と配置

    • 製造区域、清浄度区分の設定と管理状況
    • 交叉汚染防止(動線・物流線の分離)
    • 温度・湿度・圧差管理、記録保存
    • 設備機器の定期点検・校正・洗浄手順と記録

    【2】組織体制と責任者配置

    • 製造管理者・品質管理者・総括製造販売責任者の選任
    • 職務分掌書、組織図の整備
    • GMP教育訓練の計画と記録
    • 業務手順の整備と従業員の理解度の確認

    【3】製造管理(製造作業の計画と実施)

    • 製造指図記録書の整備・内容の妥当性
    • 製造中の中間確認(In-process control, IPC)
    • 原料秤量・混合・充填・包装作業の確認
    • 各工程の工程内管理基準の設定と記録

    【4】原材料・資材の受入と保管管理

    • 受入検査記録、試験成績書の保存
    • 品質区分ごとの保管(合格・保留・不合格)
    • 在庫管理、使用期限管理、先入先出(FIFO)
    • 冷蔵・遮光・乾燥など特殊条件の対応

    【5】品質管理(試験・記録・逸脱対応)

    • 製品規格書と試験手順書の整合性
    • 試験機器の校正・使用記録・試薬管理
    • 規格外試験結果(OOS)処理の手順と記録
    • 品質検査室の清浄性と分析の信頼性

    【6】文書・記録の管理

    • 標準作業手順書(SOP)の整備・改訂履歴の保管
    • 製造記録・試験記録の保管年限と保存体制
    • 改ざん防止措置、紙・電子媒体のセキュリティ
    • 操作記録・点検記録の確認と署名の整合性

    【7】逸脱・変更・是正の管理

    • 逸脱報告書、原因分析と是正措置(CAPA)
    • 製造・品質手順の変更時の評価と承認記録
    • 手順変更に伴う教育訓練の実施
    • リスク評価(QRM)に基づく変更管理の導入状況

    【8】苦情・回収・自己点検

    • 苦情受付記録と対応履歴の整備
    • リコール(自主回収)手順と模擬訓練の実施履歴
    • 自己点検(内部監査)の年間計画と指摘事項への対応
    • 外部監査対応履歴とその是正状況

    【9】委託業務・外部との連携

    • 委託製造・委託試験の契約書と内容確認
    • 委託先の適格性評価と監査報告の保管
    • 委託からのデータの受領・評価・記録の整合性

    【10】衛生管理・従業員管理

    • 個人衛生、作業衣の管理、更衣区域の管理
    • 従業員の健康管理記録(健診結果、感染症対応)
    • 作業区域ごとの立ち入り制限と記録

    【11】データインテグリティ(重点強化分野)

    • 原記録(紙・電子)の完全性と可読性
    • 監査証跡(Audit Trail)の有無と内容確認
    • 電子記録・署名(ER/ES)に関するルール遵守
    • アクセス権管理、IDの不正共有防止策

    【12】清掃・洗浄・バリデーション

    • 洗浄バリデーションの計画と試験記録
    • 製造設備の洗浄マニュアルの有無と教育
    • 清掃記録の整合性とロギング管理
    • 定期的な微生物モニタリングの実施と記録

    調査結果の通知・処置

    評価区分内容
    適合GMP要件を満たすと判断
    指摘あり(軽微)是正報告により改善確認
    指摘あり(重大)立入検査・業務停止命令・許可取消しの可能性あり

    補足:使用される参考資料・ガイドライン

    • GMP省令(医薬品等の製造管理及び品質管理の基準に関する省令)
    • 「医薬品等の適合性調査の実施に関するガイドライン」(厚労省通知)
    • 各都道府県の監視指導実施要領(例:東京都、山口県など)

    【PMDA vs 都道府県】GMP適合性調査の実施項目の違い


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    ChatGPT: PMDAと都道府県のGMP調査実施項目比較表

    以下に、PMDAと都道府県が実施するGMP適合性調査の網羅的な比較表を提示しました。調査カテゴリごとに、両者の「調査観点」と「主な違いのポイント」を具体的に整理しています。

    調査項目カテゴリPMDAの着眼点(詳細)都道府県の着眼点(詳細)主な違いのポイント
    1. 組織・責任体制製販一体での品質責任体制、GQPとの整合、申請内容との一致を評価。製造責任者の選任や職務分掌の妥当性をGMP省令の観点から確認。PMDAは申請ベースでの組織責任を重視、都は許可要件としての整備を確認。
    2. 教育訓練・人員管理製品別訓練や手順理解度まで踏み込んだ精査を行う。教育記録と衛生管理の履行状況を中心に確認。PMDAは製品単位、都は従業員単位での基礎的教育管理を確認。
    3. 施設・設備管理空調・バリデーション・清浄度など申請前提の管理妥当性を評価。空調設備の稼働、清掃・交叉汚染対策の記録を中心に確認。PMDAは製品再現性を重視、都は設備の日常管理体制に重点。
    4. 原料・資材管理承認書との整合、出荷判定記録と使用期限の一貫性を調査。物理的な保管方法や在庫管理手順の順守を確認。PMDAは申請と工程の整合性、都は現場の基本運用に着目。
    5. 製造工程管理ロット記録と指図の正確性、承認書との照合、交叉汚染対策。工程記録の記載、SOPの遵守状況と逸脱の有無を確認。PMDAは記録と承認書の一致、都は作業手順の実行と記録整備に重点。
    6. 包装・表示管理承認表示内容との一致性、包装誤り対策、ラベル管理体制の確認。包装手順、ラベル使用履歴、表示ミス防止の仕組みを確認。PMDAは表示内容の正確性、都は実務的な誤包装防止策に焦点。
    7. 品質管理(試験・検査)試験法の妥当性確認、OOS/OOT対応、安定性試験の信頼性。校正記録、試験実施記録、標準品の保管と使用期限の確認。PMDAは試験の科学的妥当性、都は手順順守と記録の保存状態を重視。
    8. 文書・記録管理電子記録・改訂履歴の整合性、原記録のトレーサビリティ。紙記録の保存年限と改ざん防止策の整備状況を確認。PMDAはER/ES含む信頼性重視、都は紙中心の記録管理の基本運用。
    9. 逸脱・変更・CAPA逸脱と変更の評価方法、CAPAの有効性、QRMの活用を確認。逸脱・変更手順の有無、対応記録が整備されているか確認。PMDAはリスク評価込みの適格性評価、都は記録の有無と是正履歴を確認。
    10. 委託業務管理委託契約内容、品質責任の分担、委託先評価とデータ受領体制を調査。委託契約書の有無、業務内容の明確さ、監査実施記録を確認。PMDAは品質とデータの信頼性を重視、都は契約・記録の存在を確認。
    11. 回収・苦情対応模擬回収の実施記録、苦情評価・報告体制の妥当性、再発防止策の有無。苦情処理記録、模擬訓練の実施有無と訓練結果の保存を確認。PMDAはリスクマネジメントの有効性、都は対応体制の実施状況を確認。
    12. 自己点検・監査指摘事項への是正・フォローアップの妥当性、内部監査体制の実効性。点検記録、指摘内容と是正記録の確認、再発防止策の運用確認。PMDAは是正の有効性重視、都は記録の履行有無に重点。
    13. データインテグリティ監査証跡、アクセス制御、CSV適格性、原記録の保全と改ざん防止。修正履歴の明確性、紙記録での真正性確保とルールの整備。PMDAはER/ESを含む全体整合性、都は紙記録の真正性確保を重視。
    14. 洗浄・バリデーション交叉汚染防止、洗浄バリデーションの妥当性と記録の再現性確認。洗浄手順書の有無、定期洗浄記録、手順書と記録の一致性を確認。PMDAはバリデーションの科学的妥当性、都は手順の実行と記録の有無に重点。

    「GMP適合性調査」は正式名称か?

    Q: pmdaと都道府県が実施する調査に「GMP適合性調査」という項目はあるか,正式名称として正しいか?

    ChatGPT: はい、ご指摘のとおり「GMP適合性調査」という用語は広く実務上用いられていますが、法令上や行政文書での「正式名称」かどうかについては、以下のような違いがあります:


    対象正式名称(行政文書・法令上)「GMP適合性調査」という呼称の扱い
    PMDA医薬品医療機器等法 第14条の3による「製造所調査」や「適合性調査実務上「GMP適合性調査」と呼ばれることが多いが、正式通知では「適合性調査」等の表現が用いられる
    都道府県医薬品医療機器等法 第18条や第23条に基づく「監視指導」「立入検査行政文書では「監視指導」「製造所調査」が一般的で、「GMP適合性調査」は便宜的表現

    解説

    ● PMDAの場合

    • 製造販売承認審査に付随して行う調査として、「適合性調査」という表現が厚生労働省やPMDA文書で用いられます。
    • 例:PMDAの「GMP・QMS・GCTP適合性調査業務の手引き」では、「GMP調査」「適合性調査」という表現が使用されます。
    • 「GMP適合性調査」は通称であり、正式には「製造所の適合性調査」などとされる場合が多いです。

    ● 都道府県の場合

    • 法的には「医薬品等監視指導実施要領」に基づき、「立入検査」「監視指導」「製造所調査」と記載されます。
    • 「GMP」という文言は使われることがありますが、「GMP適合性調査」が制度上の正式名ではありません。

    実務上のまとめ

    表現実務での使用法令・通知での正式性
    GMP適合性調査(通称)◎ 多く使用される△ 正式名称ではないが一般化している
    製造所調査/適合性調査○ 正式な用語として使用◎ 正式名称(通知や法令用語)

    結論:

    GMP適合性調査」という用語は、実務上の通称として正しいですが、行政文書・法令における正式名称ではないことが多いです。PMDAでは「適合性調査」、都道府県では「監視指導」「立入検査」が正式用語です。

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    PMDAの「適合性調査」に含まれる範囲の整理

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    ChatGPT: ご質問のとおり、PMDAが実施する「適合性調査」には、GMPだけでなく、場合に応じて**GQP(品質保証)GVP(安全管理)**に関する調査も含まれることがあります。以下にその構造と判断基準を整理して解説します。


    対象領域調査の対象となるか主な調査内容と背景
    GMP(製造管理・品質管理)✅ 常に対象製造所の設備、製造工程、品質管理、文書記録、バリデーションなど
    GQP(品質保証)⭕ 必要に応じて対象製造販売業者における品質保証体制、品質契約、出荷判定など(例:製販一体型や国内製造所が関与するケース)
    GVP(安全管理)⭕ 製造販売後調査や特定製品で対象安全管理責任者の設置、リスク管理計画、医薬品安全性情報の収集・評価・報告体制など

    詳細解説

    ① GMP:常時調査対象

    • 製造販売承認申請製造所の変更などのタイミングで、**製造管理・品質管理の適合性(GMP)**が必ず確認されます。
    • 海外製造所の場合でも、遠隔調査または現地調査で確認されます。

    ② GQP:品質保証体制の確認(場合により対象)

    • 製造販売業者が自社で出荷判定を行う場合や、製造所との品質契約に問題があると判断される場合に調査対象となります。
    • 製造所におけるGMP調査と並行して、**製販間の連携体制(GQP-GMP連携)**が妥当かも確認されます。

    調査例:

    • 品質保証責任者の設置と独立性
    • 品質情報の管理体制(出荷判定、回収、苦情対応)
    • 品質契約書の整備と内容の妥当性

    ③ GVP:特定の場合に調査対象

    • 通常のGMP調査には含まれませんが、以下のようなケースでは**GVP(製造販売後の安全管理)**の体制が確認されます:
      • 承認審査時に安全対策(RMP)が重要視されている品目
      • 再審査や特別調査対象品目
      • 製造販売業者がGVP省令に基づく義務を履行しているかの実地確認が必要な場合

    調査例:

    • 安全管理責任者の選任
    • 医療機関からの副作用情報の収集・評価体制
    • 定期報告(PMS)や再審査資料の作成記録

    結論

    PMDAが実施する「適合性調査」は、主にGMPを対象としますが、品目や状況に応じてGQPやGVPも調査対象に含まれます。

    特に「製造販売業者としての責任が重い品目(例:新薬やバイオ医薬品)」や、「製販一体型の組織」では、GMP + GQP + GVPの3者連携体制を包括的に評価するケースもあります。


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    製造委託先と委託元に対する調査範囲

    Q: 新規の医薬品の開発が完了し製造販売承認申請を提出する会社は製造を外部に委託している場合に,pmdaの適合性調査を受ける対象となる会社はその製造外部委託業者なのか?そうである場合,委託元である申請者はpmdaからの適合性調査の対象にはならないのか?それともGQPやGVPの調査として必ずpmdaの調査を受けることになるのか? 関連する情報も含めて解説して

    ChatGPT: 非常に重要かつ実務的なご質問です。
    以下に、新規医薬品の製造販売承認申請を行う会社(申請者)が製造を外部に委託している場合に、PMDAの適合性調査の対象となる範囲を、GMP・GQP・GVPの観点を含めて体系的に解説します。


    基本構造:GMP・GQP・GVPの役割

    領域対象範囲主な責任主体
    GMP製造・試験の実施、記録管理、製造所の品質管理体制製造受託業者(製造所)
    GQP製造販売業者における品質保証、出荷判定、委託管理申請者(製造販売業者)
    GVP安全管理責任者、安全性情報収集、リスク管理計画申請者(製造販売業者)

    ケース設定:製造を委託している申請者のPMDA調査対象は?

    1. 製造受託業者は、GMP適合性調査の対象となる

    • 製造所(外部委託業者)は、承認審査の一環としてPMDAによるGMP適合性調査を受ける。
    • 調査内容:
      • 製造・試験記録の整合性
      • 清浄度、バリデーション、製造設備
      • 文書管理、逸脱管理、変更管理など
    • 外国製造所であれば、外国GMP調査(現地 or リモート)が行われる。

    結論:GMP適合性調査は製造業者(受託先)が対象。


    2. 申請者(製造販売業者)は、GQP・GVPの適合性調査の対象となりうる

    GQP(品質保証)調査が必要な場合

    PMDAは次のようなケースで、GQPの実地調査を行います:

    • 申請者が出荷判定を行う主体である場合
    • 委託製造先との品質契約の妥当性を確認する必要がある場合
    • 製販一体型ではないが、申請者のGQP体制が新設または未確認である場合

    調査内容の例:

    • 品質保証責任者の配置
    • 品質標準書・GQP SOPの整備
    • 製造所との品質契約内容と実行状況
    • 出荷判定に関する手順・記録の有無

    GVP(安全管理)調査が必要な場合

    次のような場合、GVP適合性調査も実施される可能性があります:

    • 新規モダリティ医薬品(バイオ医薬品・再生医療等製品など)
    • 安全対策(RMP)を含む製品
    • GVP体制に変更があった、または構築直後

    調査内容の例:

    • 安全管理責任者の設置と体制
    • 副作用情報の収集・評価・報告体制
    • GVP SOPおよびRMP実施状況

    総合判断:申請者がPMDAの調査対象となるか?

    判断基準回答
    GMP適合性調査製造受託先が対象(委託先製造所)
    GQP調査申請者が対象となることが多い(出荷判定者であれば原則実施)
    GVP調査対象となる場合がある(新薬、バイオ品、RMP対象品目など)

    よって、申請者はGMP調査の対象にはなりませんが、GQPおよびGVPの調査対象となる可能性が高く、実際にはPMDAから査察や書面調査を受けるケースが多いと考えるのが正確です。


    関連通知・参考資料

    1. 厚生労働省通知(薬食審査発):「製造販売承認申請における適合性調査の実施要領」
    2. PMDA公式ガイドライン:GMP/QMS/GVP調査業務手引書(最新版)
    3. ICH Q10(Pharmaceutical Quality System):製造販売業者と製造所の品質責任分担

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    編集履歴

    2025/04/20 Mrはりきり

  • [ナレッジ] 広告・映像業界でよく聞くプロダクションとポスプロの違いを解説 [2025/04/20]

    [ナレッジ] 広告・映像業界でよく聞くプロダクションとポスプロの違いを解説 [2025/04/20]

    はじめに

    CM制作の現場では、「production(制作)」「post production(仕上げ)」「advertising agency(広告代理店)」といった用語が明確に役割分担されています。まず、広告代理店(ad agency)はクライアントと直接契約し、CMの企画立案、予算管理、メディア出稿などを統括します。その後、撮影業務を担当する制作会社(production company)に撮影を委託し、ロケ地や出演者、撮影スタッフの手配、現場進行を行います。

    撮影が完了した後にバトンを受け取るのが、ポストプロダクション(post production)です。これは映像編集(オフライン・オンライン)、カラーグレーディング(色補正)、音声整音(MA)、テロップ挿入、納品フォーマット変換など、CMを放送可能な最終形に仕上げる工程です。ただし、BGMやジングルを制作する音楽制作会社(music production company)は、ポストプロダクションとは別の専門会社であり、外部パートナーとして関わります。

    これらの関係は形式的には下請け構造ですが、実際には高度な専門性と提案力を持ったパートナーとして、プロジェクト単位で密接に連携しているのが特徴です。

    目次

    CM制作に関わっている会社

    どの会社・業種が重要かそうでないかではなく,CM業界の理解をしやすいことを優先して以下述べている.その他の会社が重要でないということではないことをご了解してほしい.

    Q: 広告代理店とproduction およびpost productionはCM政策などに関わっている会社であるが,どのような役割分担があるかのか

    ChatGPT: CM(コマーシャル)制作における「広告代理店」「プロダクション(production)」「ポストプロダクション(post production)」の三者は、それぞれ明確な役割分担があります。以下にそれぞれの役割と相互関係を説明します。


    1. 広告代理店(Ad Agency)の役割

    広告主(クライアント)と制作現場をつなぐ「企画・戦略・調整の司令塔」。

    主な業務:

    • クライアント対応:企業(広告主)の要望やブランド方針をヒアリング
    • 企画立案:マーケティング戦略に基づくCMのコンセプト・アイデアを提案
    • 予算管理:広告主の予算に応じた制作とメディア展開の調整
    • ディレクション:制作進行の全体管理と進捗チェック
    • メディアバイイング:テレビ・ネット・SNSなどへの広告出稿手配

    2. プロダクション(Production)の役割

    CM撮影を実行する制作部隊

    主な業務:

    • 企画具体化:広告代理店の企画をもとに、脚本(絵コンテ)や撮影プランを制作
    • 撮影スタッフの手配:監督、カメラマン、照明、美術などのスタッフを集める
    • キャスティング:出演者やロケ地の選定
    • 撮影実行:スケジュール・機材・現場管理を行い、CM素材を撮影

    映像業界では「制作会社」とも呼ばれ、クリエイティブな部分の中心を担います。


    3. ポストプロダクション(Post Production)の役割

    撮影後の編集・仕上げ工程を担う技術系の最終仕上げ部門

    主な業務:

    • 映像編集(カッティング):不要なシーンを除き、構成を調整
    • 音響処理(MA):ナレーション、BGM、効果音(SE)の追加・調整
    • 色調整(カラーグレーディング):映像全体の色合いや明るさの調整
    • テロップ・CGの合成:字幕やアニメーション、ロゴなどの挿入
    • 最終フォーマット出力:TVやWeb向けの規格に合わせた納品データを生成

    技術的・感覚的な精度が求められ、専門スタジオで行われます。


    三者の関係性まとめ(簡易フロー)

    cssコピーする編集する[広告主] 
       ↓ 依頼
    [広告代理店] ←→ [プロダクション] ←→ [ポストプロダクション]
          ↑予算管理・進行管理         ↑撮影実行          ↑編集・仕上げ
    

    補足:最近の傾向

    • ワンストップ型:広告代理店が自社内に制作部門やポストプロダクション機能を持つケースも増加中(インハウス化)。
    • デジタル対応強化:SNS・YouTube向けのCMに特化したプロダクション・ポストプロも台頭。

    必要であれば、各役割ごとの具体的な職種(プロデューサー、ディレクター、エディターなど)も紹介可能です。ご希望ありますか?


    Q: その他関わっている会社の種類はあるか

    ChatGPT: はい、CM制作には広告代理店・プロダクション・ポストプロダクション以外にも、多くの専門会社やフリーランスが関わっています。以下に**「CM制作に関わるその他の会社・専門職種」**を分類してご紹介します。


    その他の会社・業種

    CM制作に関わるその他の会社・業種

    1. キャスティング会社

    • 役割:タレント・モデル・エキストラなどの出演者を手配
    • 特徴:所属タレントの管理や、オーディションの実施も担当

    2. ロケーションコーディネート会社

    • 役割:撮影場所(ロケ地)の提案・交渉・使用許可取得
    • 補足:撮影に必要な施設・交通・宿泊手配なども含むことがある

    3. スタイリスト事務所 / メイク・ヘアメイク会社

    • 役割:衣装や小物のコーディネート、出演者のヘアメイク担当
    • 補足:作品の世界観に応じたスタイリングを提案

    4. 美術制作会社

    • 役割:撮影セットや小道具のデザイン・制作
    • 補足:撮影現場に設営・撤去まで含めて対応することも

    5. 音楽制作会社 / サウンドデザイン会社

    • 役割:オリジナルBGMや効果音(SE)の作曲・編集
    • 補足:ライセンス管理(著作権クリアランス)を行うことも

    6. ナレーション事務所 / 声優事務所

    • 役割:ナレーターや声優の手配と収録調整
    • 補足:ポストプロ工程と連携し、MAスタジオで録音

    7. CG / VFX制作会社

    • 役割:特殊効果・アニメーション・3DCGなどの制作
    • 補足:合成やモーショングラフィックスを担当することも多い

    8. MAスタジオ(Multi Audio)

    • 役割:音声の収録・ミキシング・最終音仕上げ
    • 補足:ポストプロの一部でありつつ、独立スタジオも多い

    9. 媒体・放送用フォーマット変換会社

    • 役割:テレビ局や配信プラットフォームに合わせた納品形式へ変換(放送コード準拠)
    • 補足:CM素材の入稿・送稿対応も含む

    間接的に関与する業者・サービス

    業種主な関与内容
    法務事務所・著作権管理会社権利処理、契約書作成、使用許諾管理
    翻訳・字幕制作会社海外向けCMへの対応(字幕・吹替)
    ドローン撮影会社特殊撮影ニーズへの対応
    配信プラットフォーム業者YouTube広告などデジタルメディアへの出稿管理
    広告審査機関(例:JARO)広告表現の適正確認(法令・倫理)

    補足:近年の傾向

    • インハウス化(社内一貫制作):大手企業やIT企業が自社で制作機能を持つケースも。
    • マイクロスタジオの活用:YouTubeやSNS用の少人数編成の映像チームも増加。

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    CM制作に係る会社・業種の全体リスト

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    ChatGPT: 以下に、CM(コマーシャル)制作に関わる各会社の種類と、それぞれの担当範囲を一覧で整理しました。企画から納品までの一連の制作工程に沿って分類しています。


    CM制作に関わる会社一覧と担当範囲

    分類会社の種類(日本語)英語名主な担当範囲
    ① 企画・統括広告代理店Advertising
    Agency
    ・クライアント対応
    ・企画立案/戦略設計
    ・予算管理と全体進行
    ・制作会社への発注
    ・メディア出稿管理
    ② 撮影準備・実行制作会社(プロダクションProduction Company・企画の具体化(脚本・絵コンテ作成・撮影計画)
    ・スタッフ・監督・出演者手配
    ・ロケ調整・撮影進行
    ・現場ディレクション
    キャスティング会社Casting Agency・俳優・モデル・エキストラの手配
    ・キャストの提案・契約
    ロケーションコーディネート会社Location Coordination Company・撮影地の選定と交渉・許可取得
    ・撮影許可取得、交通・宿泊手配
    ・交通・宿泊の手配
    美術制作会社Art/Set Design Company・セット・小道具のデザイン/制作と設営
    ・世界観づくり
    スタイリスト/ヘアメイク会社Styling / Hair & Makeup Company・衣装・小物・メイク・髪型などのスタイリング
    ③ 音楽・音響音楽制作会社Music Production Company・BGM・ジングルの作曲・収録
    ・サウンドロゴの制作
    ナレーション/声優事務所Narration / Voice Actor Agency・ナレーター・声優の手配
    ・録音立ち会い
    サウンドデザイン会社Sound Design Company・効果音・SEの設計
    ・音演出プランニング
    MAスタジオ(音声編集)MA Studio (Multi Audio Studio)・ナレーション/SE/BGMの整音
    ・音声のミキシング・ノイズ除去
    ④ 編集・仕上げポストプロダクション会社Post Production Company・映像編集(オフライン/オンライン)
    ・音・音楽編集(ナレーション,BGM)
    ・カラーグレーディング
    ・字幕/テロップ挿入
    ・納品フォーマット変換
    CG/VFX制作会社CG / VFX Production Company・3DCG/モーショングラフィック制作
    ・映像合成/視覚効果処理
    ⑤ 納品・媒体対応フォーマット変換会社Format Conversion / Delivery Company・テレビ局/Web媒体向けの納品
    ・放送コード・仕様への変換
    ⑥ その他連携先法務・著作権管理会社Legal / Rights Clearance Company・出演者・音楽の契約管理
    ・著作権処理・放送規制確認
    翻訳・字幕制作会社Translation / Subtitling Company・多言語対応用字幕の作成
    ・海外版CMの翻訳・吹替
    配信プラットフォーム会社Digital Media Distribution Company・YouTube/SNS/配信媒体のCM登録・管理

    Note: 音に係るpost productionの会社では,ナレーションや音楽制作も行えるところも存在しており,表にまとめた会社・業種の枠にとらわれない認識も必要である.

    補足事項

    • 一部の大手広告代理店や制作会社は、これらの機能を**社内に保有(インハウス)**していることもあります。
    • 「ポストプロダクション」は広義で音編集(MA)・CG・仕上げ全般を含むが、音専業の会社はMAスタジオとして独立していることが多いです。

    用語の誤解について

    以下,私が誤解していたことについて確認した.


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    ChatGPT: ご指摘の文章には、用語の混同と構造の誤解が含まれており、いくつかの点で間違っています。以下に、その文章を分解しながら、どこがどう誤っているのかを明確に解説します。


    該当文章:

    「英語のpostは,広告代理店をproductionといい,その下請けである動画編集・音楽編集を担う会社をpost productionという」


    間違いのポイントと正しい説明

    文中の部分間違いの内容正しい理解
    「英語のpostは,広告代理店をproductionといい」広告代理店(advertising agency)を「production」と呼ぶのは誤り
    →「production」は**映像制作会社(撮影担当)**を指す用語であり、広告代理店とは別組織
    ✅ **広告代理店(ad agency)**はCM企画・予算・進行管理を行う上流工程の統括者
    **制作会社(production company)**は撮影現場を担当
    「その下請けである動画編集・音楽編集を担う会社をpost productionという」動画編集会社と音楽編集会社をまとめて「post production」と呼ぶのは不正確
    →ポストプロダクションは動画編集、音声仕上げ、色補正などの総称であり、音楽制作会社はその一部ではない
    ✅ **post production(ポストプロ)**は「撮影後の仕上げ工程」の全体を指し、
    動画編集(映像)・音声編集(MA)・合成・納品作業などが含まれる
    音楽制作会社(music production)は別業種で、ポストプロの外部協力者

    正しい構造と用語の対応関係

    用語英語担当範囲
    広告代理店Advertising Agencyクライアント対応、企画・予算管理、全体進行
    ・クライアントとの折衝
    ・企画立案、戦略設計
    ・予算管理と全体進行
    ・制作会社への発注
    ・メディア出稿の手配
    制作会社Production Company撮影計画、ロケ、キャスト手配、実際の撮影
    ポストプロダクションPost Production映像編集、音声整音(MA)、カラーグレーディング、納品変換
    音楽制作会社Music Production CompanyCM用BGM、ジングル、効果音の作曲・録音(ポストプロとは別カテゴリ)

    正しい言い換え例(修正案)

    「英語の ‘post’ は、映像制作工程における『撮影後の仕上げ』=ポストプロダクション(post production)を指す言葉であり、映像編集や音声編集などが含まれます。一方、広告代理店は ‘advertising agency’、撮影を担う制作会社は ‘production company’ と呼ばれます。音楽制作は、別の ‘music production company’ が担当します。」


    まとめ

    • 「広告代理店=production」は 用語の混同(誤り)
    • 「音楽編集=post production」は 業種の誤分類(不正確)
    • 正しくは:
      • 広告代理店:Ad Agency(企画・管理)
      • プロダクション:Production Company(撮影)
      • ポストプロ:Post Production Company(編集・仕上げ)
      • 音楽制作:Music Production Company(楽曲専門)

    音楽制作会社はpost productionではない

    Q: 音楽制作会社は,post productionではないのか

    ChatGPT: とても良いご質問です。結論から申し上げると:


    音楽制作会社は **「ポストプロダクションの外部協力会社」**です。

    (=「ポストプロダクションの構成要素」ではあるが、「ポストプロ会社」そのものではない)


    解説:ポストプロダクションとの関係性

    【ポストプロダクション】とは?

    • 撮影後に映像や音を編集・仕上げる全工程のこと。
    • その工程を請け負う会社を「ポストプロダクション会社」と呼びます。
    • 代表的な業務:
      • 映像編集(オフライン/オンライン)
      • カラーグレーディング
      • MA(音声仕上げ:ナレーション・SE・ミックスなど)
      • 納品用フォーマット変換

    【音楽制作会社】の役割

    • CM用のオリジナル楽曲・ジングル・BGMを作曲・編曲・収録する会社
    • 作曲家、アレンジャー、ミュージシャン、録音スタジオを抱える
    • 作った音源を、ポストプロダクションのMA工程で映像と合成・調整して使われる

    違いのポイント

    項目ポストプロダクション会社音楽制作会社
    役割映像・音の編集全般音楽(楽曲)制作の専門
    映像との関係撮影素材を完成形に仕上げるBGM・ジングルを提供する
    MAとの関係MAを社内に持つ場合が多いMAには関与しない(音源を提供するだけ)
    分類上ポストプロセスの中核実施者ポストプロセスの外注協力者

    実務的な整理

    • MAスタジオ(音声仕上げ)=ポストプロの一部
    • 音楽制作会社=MAの前段階として音素材を作る専門会社
       → 音楽制作はポストプロの一部工程に「接続する外部制作」扱い

    例でイメージ

    1. 音楽制作会社がCMのBGMを作曲・録音して音源を納品
    2. ポストプロのMAスタジオが、ナレーションや効果音と一緒にこの音源を映像に合わせて調整・ミックスする
      → 最終的な音と映像が完成

    結論まとめ

    音楽制作会社は、ポストプロダクション工程の外部パートナーとして「音源を提供」する会社であり、ポストプロダクション会社そのものではありません。

    ただし、ポストプロダクションの工程全体には組み込まれる存在であり、密接に連携しています。

    編集履歴

    2025/04/20 Mrはりきり(広告(CM)業界の構造を業界の人からのインタビューも含めて調べた)

  • 製造プロセスの最適化などの医薬品開発・GMP遵守・品質保証など様々な局面には欠かせない分析ツールであるRCA について[2025/04/20]

    製造プロセスの最適化などの医薬品開発・GMP遵守・品質保証など様々な局面には欠かせない分析ツールであるRCA について[2025/04/20]

    はじめに

    根本原因分析(Root Cause Analysis: RCA)は、問題や不具合の「真の原因(根本原因)」を特定し、それに対する対策を講じることで、再発防止を図る手法です。製薬業界においては、GMP遵守、品質保証、製造プロセスの最適化などの観点から極めて重要な分析手法です。

    AIに聞いてみた

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    RCAとは

    問題の「本当の原因(真因)」を追究するための分析手法で。

    🔷 1. RCAの基本概念

    項目内容
    目的単なる表面的な原因(例:ヒューマンエラー)ではなく、**なぜそれが起きたのか?**を繰り返し問うことで、**根本的な原因(systemic issue)**を明らかにする
    最終目標**再発防止策(Corrective Actions)と未然防止策(Preventive Actions)**の構築
    代表的手法5 Whys、Ishikawa Diagram(フィッシュボーン)、FMEA、Fault Tree Analysis(FTA)など

    🔷 2. 製薬業界における適用場面(共通)

    適用ケース説明
    逸脱(Deviation)発生時製造や試験で手順逸脱、工程逸脱があった場合、その原因調査としてRCAが必要
    OOS/OOT(試験結果の異常)結果が規格外または傾向外となった場合、その原因を明確にする
    回収(Recall)対応時市販後に不具合が発覚した際、根本原因を究明して再発防止策を講じる
    工程設計/バリデーション失敗時プロセスバリデーション(PV)の失敗・変動要因調査などでも用いられる
    CAPA(是正予防措置)支援RCAはCAPA文書の一部に組み込まれ、原因分析の根拠資料となる

    🔷 3. RCAの活用:低分子 vs バイオ医薬品における違い

    観点低分子医薬品開発バイオ医薬品開発
    対象物の安定性化学的に安定な物質が多く、逸脱は装置・操作ミスに起因することが多い複雑な構造と環境依存性のため、温度・pH・剪断力・宿主由来因子など多因子が絡む
    製造プロセス精密な化学合成工程。原料や合成ルートの純度・反応条件が主因細胞培養・精製工程における変動(例:培養pH・収量・プロテアーゼ活性)が問題となりやすい
    典型的なRCA事例– 合成反応の不完全
    – 製造装置の不具合
    – 試験法の誤差(機器校正など)
    – 発現量の低下
    – 溶液中の凝集体発生
    – バイオ負荷によるフィルター閉塞
    – クロマト精製の分離不良
    分析支援法FTIR, HPLC, GC-MS等による不純物特定ELISA, SDS-PAGE, CE-SDS, LC-MS等の構造・活性評価がRCAの補助に

    🔷 4. RCA導入のフロー(製薬現場の例)

    ① 問題の特定 → 
    ② 初期調査(事実確認) →
    ③ RCAチーム組成(品質保証・製造・分析・技術) →
    ④ 原因候補の洗い出し →
    ⑤ 分析(5 Whys、フィッシュボーン) →
    ⑥ 真因特定 →
    ⑦ CAPA設計・実行 →
    ⑧ 効果検証・記録化

    🔷 5. 規制当局の要求事項との関係

    規制・ガイドラインRCAに関する要求・位置づけ
    ICH Q10品質マネジメントシステムにおいて、「逸脱の根本原因分析と是正予防措置」を求める
    FDA警告書RCAの不備はよくある指摘事項:「不適切な原因特定」「繰り返し発生」「根拠不十分」など
    EU GMP Annex 20(QRM)リスクマネジメントにおける原因分析はリスク評価の中核とされている

    🔚 まとめ

    根本原因分析(RCA)は、品質確保とリスクマネジメントの両面で不可欠なアプローチであり、

    • 低分子では操作や設備の不具合を中心に
    • バイオ医薬では生物学的変動や複合因子に着目する必要があります。

    CAPA設計や製品品質の継続的改善のためにも、科学的かつ多角的なRCAの導入が推奨されます。


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    QbDやQRAでの使用ケース

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    はい、**RCA(Root Cause Analysis)**は、**QbD(Quality by Design)品質リスク分析(QRA: Quality Risk Assessment)**においても、支援的な分析・判断ツールとして非常に重要な役割を果たします。


    🔷 1. QbDとRCAの関係

    ✅ QbDにおける目的と構造

    QbDは「製品・プロセスを科学的根拠に基づいて設計し、ばらつきに強い品質保証を実現する」アプローチであり、主に以下の要素から成ります:

    QbD要素内容
    QTPP最終製品の品質目標
    CQA製品品質に影響を与える特性(Critical Quality Attributes)
    CPP製造工程の中でCQAに影響する因子(Critical Process Parameters)
    Risk AssessmentCQA・CPP同定のためのリスク分析

    ✅ RCAとの関係

    QbDプロセスにおいて、RCAは次のような役割で使用されます:

    用途活用例
    過去の逸脱・失敗の分析開発初期における失敗知見から設計空間(Design Space)の設計要素を導出する
    CQA/CPP設定時の因果関係分析CQAに影響(製品に影響)を与える工程要因を根本的に洗い出す際にRCAを利用
    工程改善・再設計DoE結果のばらつきやPV失敗時に、RCAで因子同定 → 新たなCPP候補に反映(再設計につなげる)

    🧩 例:培養pHがわずかに変動すると発現量が不安定 → RCAで攪拌制御の異常が真因と判明 → CPPに設定


    🔷 2. 品質リスク評価(QRA)との関係

    ✅ QRAの定義

    QRAは、製品品質や患者安全性に関わるリスクを、体系的かつ文書化して評価・管理する手法です(ICH Q9に準拠)。これは,リスク低減策を設計するプロセスです。以下のようなQRAツールにRCAを活用しリスクを明確化します.

    主なQRAツール説明
    FMEA(Failure Mode and Effects Analysis)事象の失敗モードと影響度を分析し、リスクを定量化
    FTA(Fault Tree Analysis)トップレベルの事象から原因要素をロジック的に分解
    HACCP(製造上の重要管理点分析)食品・製薬向けプロセス管理手法

    🧩 例:ろ過工程の膜閉塞発生 → RCAでバイオバーデンの増加が真因と判明 → FMEAの「原因」記載を更新し、SOPと監視項目に反映

    ✅ RCAとの統合的使用

    活用場面説明
    FMEAのフォローアップ高リスク項目に対してRCAを使って実因を深掘りし、CAPAの根拠とする
    逸脱に基づくリスク再評価逸脱イベントに対するRCAの結果が、リスクランク再評価や制御戦略の見直しに貢献
    リスクレビュー製品ライフサイクル管理(PLCM)での再評価プロセスにRCA結果を統合可能

    🔷 3. FDAでの位置づけ

    規制文書RCAの関連記述(要旨)
    FDA PVガイドライン(2011)「プロセス不具合の根本原因調査は、持続的改善と変更管理の起点である」
    FDA警告書・483指摘事項RCAの「不十分」「表面的」であるとの指摘多数 → GMP遵守上もRCAの精度が問われる

    🔷 4. RCAに言及・関連するICHガイドライン一覧

    ICHガイドライン関連内容RCAとの関係
    ICH Q9
    (Quality Risk Management)
    品質リスクマネジメント手法(例:FMEA、FTA、HACCP)を紹介し、リスク発生時の評価と制御を推奨リスク要因の特定・評価後、真因分析手法としてRCAの導入が推奨されている
    ICH Q10
    (Pharmaceutical Quality System)
    逸脱、CAPA、変更管理、継続的改善を含む製薬品質システムの枠組みCAPA実施のための真因特定手段として、RCAが明示的に記述されている
    ICH E6 (R2)
    (GCP:臨床試験の品質管理)
    臨床試験における品質リスクマネジメントと問題対応の重要性問題発生時の「root cause identification」の必要性が記載されている(3.4項など)
    ICH Q7
    (GMP for API)
    原薬製造における逸脱管理・文書管理・変更管理を規定逸脱時の調査と是正において、原因分析(RCA)によるCAPA設計が求められる(2.15項など)
    ICH Q5A/B
    (ウイルス安全性・製品均一性)
    バイオ製品のウイルス不活化工程や製品の安定性管理不具合発生時に再発防止のためのRCA適用が含意される場面あり(明示はされないがGMPとの連携で重要)
    ICH Q12
    (Product Lifecycle Management)
    製品ライフサイクル管理における変更管理や継続的改善変更管理プロセスでの変更理由の正当化にRCAが支援的に活用されうる(リスクベースアプローチ)

    🔹 補足事項

    • ICH Q9/Q10が最も明示的にRCAの必要性を記述しています。
    • Q7やQ12では、明示されていないこともありますが、「適切な原因分析に基づく対応」としてRCAの導入が事実上求められていると解釈されます。
    • E6(GCP)においても、臨床試験でのデータ不整合や逸脱に対してroot causeを特定する品質管理体制が重視されています。

    ✅ まとめ

    RCAが関与するICHガイドライン:

    1. ICH Q9:品質リスク評価 → RCAはリスク要因の真因分析手法
    2. ICH Q10:CAPA・逸脱対応 → RCAは是正予防措置の基礎
    3. ICH Q7:原薬GMP → 逸脱管理・調査手段としてRCA
    4. ICH Q12:変更管理 → 理由の裏付けとリスク再評価にRCA活用
    5. ICH E6 (R2):臨床品質管理 → データ逸脱等への根本原因分析
    6. ICH Q5A/B:バイオ製品の問題分析におけるRCAの必要性(間接)

    🔚 総括

    RCA(Root Cause Analysis:根本原因分析)は、製薬業界において逸脱・OOS・CAPA・プロセス不具合の真因を科学的に特定し、再発防止策を講じるための重要な手法です。QbDでは、工程設計やCQA/CPPの同定において、過去の失敗要因分析としてRCAが活用され、品質設計の科学的根拠となります。また、品質リスク評価(QRA)においては、リスクの特定やFMEAにおける原因構造の裏付けに寄与します。RCAはICHガイドライン(Q9, Q10, Q7, Q12, E6など)に明示的または補足的に位置づけられており、特にICH Q10ではCAPA実施の要として、Q9ではリスク管理の一環として重要視されています。RCAは、品質問題に対する体系的・再現性のある対応手段として、GMP遵守、製品品質の確保、継続的改善の実現に不可欠です。

    編集履歴

    2025/04/20 Mrはりきり

  • AIに写真の加工をお願いしてみた-昔若い頃のバイク乗りだった時の写真をビックリマン風にしてもらつた.

    AIに写真の加工をお願いしてみた-昔若い頃のバイク乗りだった時の写真をビックリマン風にしてもらつた.

    昔若い頃(1991年)に乗っていたYAMAHA V-MAXにまたがってボースを決めている写真をChatGPTにお願いして,ビックリマン風にしてもらった.V-MAXのディテールは最初の作品では余り再現できていないけど.

    元データは,個人情報満載なので載せてません.あしからず.

    以下は,あまりこのよう依頼は珍しいようで,二つの作成した候補を出力してくれて,どれいが良いか選択させられた.

    2025年4月19日 19 10 36
    2025年4月19日 19 12 35

    次に,バイクのディテールが良くなかったので,以下修正してもらった.

    Q: 写真のバイクは,YAMAHAのV-MAXです.修正版の画像を作成して

    Chatgpt image 2025年4月19日 19 22 34

    まだ,バイクのディテールが良くなかったので再度修正を以下おねがいした.

    Q: V-MAXの燃料タンクの両サイドにはエアインテークがあります.それを再現して再度画像を作成してください.

    Chatgpt image 2025年4月19日 19 26 47

    最初にuploadした写真の構図になっていなかったので,修正を以下お願いした.

    Q: この画像はバイクの再現は問題ないので,写真の構図で再度ビックリマン風にして作成して.

    Chatgpt image 2025年4月19日 19 28 02

    最初にuploadした写真の構図と比較して左右逆の鏡コピーになっていたので,修正を以下お願いした.

    Q: 構図は問題ないのですが,左右逆のの鏡コピーになっているので写真の構図としては左右逆の鏡コピーです.修正をしてください.

    Chatgpt image 2025年4月19日 19 30 21
    あなた:

    ありがとう.これでOKです


    顔が大きくなっていないので,ビックリマンの写真がどのような特徴を持っているのかChatGPTは知らないようだ.具体的に指定してあげないといけなかたようですね.

    でもやっばり,ビックリマンチョコのカード風には程遠いので,顔の大きさでけ修正を再度お願いした.

    Q: ビックリマンチョコレートについていたカードに描かれていたキャラクター達は,頭が多くデフォルメされていた.この情報をもとに再度修正した画像を作って

    Chatgpt image 2025年4月19日 19 40 33

    頭が多きなったら,手が短くなった.体を小さくしすぎたな!

    手っ取り早いのは,実際のビックリマンチョコのカードの写真をuploadすることかな.blogに乗せるのにそれはできないしな.

    以上,ChatGPTで遊んでみた.

    編集履歴

    2025/04/19 Mrはりきり

  • 医薬品製造 -Automated Visual Inspection [2025/04/19]

    医薬品製造 -Automated Visual Inspection [2025/04/19]

    WILCO AGの「EVO CAX 20」は、高品種少量(High-Mix/Low-Volume)の注射剤向けに設計された自動視覚検査装置です。​この装置は、最小限の設置スペースで完全自動のバイアル検査を実現し、臨床試験や小規模生産環境において生産計画の柔軟性を高めます。​液体および凍結乾燥バイアル(2R~30R)に対応し、最大20本/分の処理速度を誇ります。​AIを活用したOptiX™ビジョンシステムにより、フォーマット変更時の再調整が不要で、迅速なレシピ開発が可能です。​また、色彩や濁度の測定、ストッパー検査も統合されており、GMPガイドラインに準拠した設計となっています。​この装置は、再現性の高い検査結果を提供し、オペレーターの熟練度に依存しない高品質な検査を実現します。​詳細は公式サイトをご覧ください。

    Image

    Automated Visual Inspection | WILCO AG

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    2025/04/19 Mrはりきり

  • [ITセキュリティ] 「ET CINS Active Threat Intelligence Poor Reputation IP group 16」は、ネ過去に悪質な活動が確認されたIPアドレス群からの通信を検知・警告アラート-ブロックすべきかどうか? [2025/04/19]

    [ITセキュリティ] 「ET CINS Active Threat Intelligence Poor Reputation IP group 16」は、ネ過去に悪質な活動が確認されたIPアドレス群からの通信を検知・警告アラート-ブロックすべきかどうか? [2025/04/19]

    はじめに

    「ET CINS Active Threat Intelligence Poor Reputation IP group 16」は、CINS(Collective Intelligence Network Security)が提供する脅威インテリジェンスに基づくシグネチャで、過去に悪質な活動が確認されたIPアドレス群からの通信を検知・警告します。これらのIPは、マルウェア配信、スパム、スキャン、C2通信などの疑いがあると評価されています。SnortやSuricataなどのIDS/IPSにより、ネットワーク内への不審なアクセスを検出した際に出力され、セキュリティ対策としてIPの遮断や通信端末の確認が推奨されます。


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    ChatGPT : このログは、SnortやSuricataなどのネットワーク型侵入検知システム(NIDS)により出力されたアラートの一種です。アラートは**「ET CINS Active Threat Intelligence Poor Reputation IP group 16」**というルールに基づいています。


    ✅ 解説(主要項目)

    項目内容
    アラート名ET CINS Active Threat Intelligence Poor Reputation IP group 16
    意味アクセス元IPが「悪意のあるIPアドレスグループ(Group 16)」として知られており、CINS(Collective Intelligence Network Security)によりリスト化されています。
    該当IP群14.47.x.x15.235.x.x など多くのIP(全て明示的にブラックリスト入り)
    通信方向any -> $HOME_NET any(任意のIP・ポート → 自ネットワーク上の任意のIP・ポート)
    発報条件一定時間内(3600秒)に同一送信元IPから1回以上アクセスがあると発報
    参照URLhttp://www.cinsscore.com(悪質IPのスコアリング提供元)
    SID(シグネチャID)2403315(アラートを一意に識別)
    分類classtype: misc-attack(分類:その他の攻撃)
    重大度signature_severity: Major(高リスク)
    更新日updated_at: 2025_03_21(シグネチャ最終更新日)

    🔐 実際の意味と影響

    このログは、「悪意があると評価されたIPアドレスから、社内ネットワーク($HOME_NET)への通信があった」ことを示します。これは単なる通信の検知ではなく、既知のボットネット、スパムサーバ、マルウェアホストなどと通信している可能性があるため、セキュリティ上の警告と捉えるべきです。


    ⚠️ 取るべき対応

    対応内容詳細
    該当IPの通信先確認自ネットワーク内で該当IPと通信した端末(宛先IP)を特定する
    ファイアウォールで遮断該当IPアドレスをブロックリストに追加(IPベースの遮断)
    内部端末のマルウェアスキャン該当通信があった端末が感染していないか確認する
    SIEM連携・ログ監視他にも同様の通信が継続していないか、ログ監視体制を強化する
    定期的なIOC更新ブラックリストやThreat Intelligenceの定期更新を行う

    ✍️ まとめ(簡潔)

    このログは、外部の悪質と評価されたIPアドレスから社内ネットワークに通信があったことを検知したもので、マルウェア通信、スキャン活動、C2サーバ接続の可能性があります。早急な通信元の特定と遮断、関係端末の確認が必要です。


    IP Groupについて

    📋 代表的なIP Groupと意味

    Group番号説明(目的や特徴)
    Group 1ボットネットホストとして知られるIP群
    Group 2マルウェアのコマンド&コントロール(C2)サーバ
    Group 5スパム送信でブラックリストに載ったIP群
    Group 8ポートスキャンの発信元として検知されたIP
    Group 10RDP、SMBなどへのアクセス試行が多いIP群
    Group 13Webアプリ攻撃(SQLi, XSS等)に関連するIP
    Group 14持続的な攻撃挙動(Persistent Threats)を示すIP群:同一IPが長期間にわたり様々な攻撃活動に関与している場合などに分類。APT関連や多段階攻撃が含まれる可能性もあり。
    Group 16総合的に「悪評(Poor Reputation)」とされたIP(幅広い攻撃履歴あり)
    Group 23SSHログイン試行・ブルートフォース攻撃に関与したIP
    Group 26IoTデバイスを標的とした攻撃元IP
    Group 30〜高度標的型攻撃(APT)や地域別キャンペーンなど、より詳細な脅威分類グループ(随時追加)

    💡 ポイント

    • 各GroupはIPの過去の行動履歴や脅威傾向に基づいています。
    • Group番号で分類することで、対応の優先順位や遮断ポリシーを柔軟に制御可能。
    • Group 14は特に、**「継続的かつ多様な脅威活動に関与するIP」**とされ、組織的な攻撃に使われる可能性が高いIPが含まれると考えられます。

    ✅ まとめ(簡潔)

    CINSのIPグループは、脅威レベルや攻撃タイプごとに分類されており、Group 14は「継続的な攻撃活動を行うIP」として特に注意が必要です。Group 16は「総合的な悪評IP」、他にもボットネット(Group 1)、C2(Group 2)、スパム(Group 5)など目的別に分かれており、セキュリティ製品ではこれらを使って効率的な防御と監視が行われます。


    Groupに応じた適用戦略

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    ChatGPT: 以下に、CINS IP Groupごとの遮断ルールの推奨方針と、企業・組織環境での実用的な適用戦略を体系的にまとめてご提案します。


    ✅ 前提:導入前の準備事項

    項目内容
    導入対象IPS/IDS(Suricata、Snort等)または次世代Firewall
    更新ポリシーCINSやETルールセットを定期更新(自動スケジューリングが望ましい)
    ログ保存体制SIEMなどによるログ蓄積・可視化
    通信制御対象社内ネットワーク($HOME_NET)への外部からの着信を基本に対策

    🔐 グループ別:遮断ルールと推奨対応レベル

    Group特徴推奨対応理由と例
    Group 1
    ボットネット
    感染ホスト即時遮断C2通信の踏み台にされる恐れ
    Group 2
    C2サーバ
    マルウェア制御元即時遮断マルウェアの挙動制御の根幹
    Group 5
    スパム発信元
    メール関連遮断 or SMTP限定遮断不要なら全遮断、業務でSMTPが必要ならフィルタリング
    Group 8
    スキャナー
    ポートスキャン遮断(レート制限も有効)被スキャン対象になる前に排除
    Group 10
    RDP/SMB攻撃
    脆弱性狙い遮断SMB/RDPは重大な侵入口(例:WannaCry)
    Group 13
    Web攻撃
    XSS, SQLiなどWAFとの併用 + 遮断Webサービス稼働時は要注意
    Group 14
    持続的攻撃
    長期にわたる攻撃元遮断 + 監視強化APTなどの兆候、内部感染の可能性も
    Group 16
    悪評総合
    多目的遮断(ログ残し)要因特定は難しいが潜在的リスク大
    Group 23
    SSH攻撃
    ブルートフォース遮断 + Fail2Ban設定遠隔アクセスは要対策
    Group 26
    IoT攻撃
    特定ポート攻撃遮断 + DMZでの分離IoT機器の脆弱性狙いに対処

    🛡 自社環境への適用戦略(段階的)

    🔸 ステップ1:通信の可視化

    • IDS/IPSで各Groupごとの通信ログを取得
    • 実際に通信が発生しているグループと宛先をリストアップ

    🔸 ステップ2:段階的な遮断と検証

    • Group 1, 2, 10 などの高リスクグループから遮断開始
    • 遮断ポリシーが業務に影響しないかを1週間程度観察

    🔸 ステップ3:自動遮断ルールの適用

    • Firewallに「IPセット」や「オブジェクトグループ」で動的遮断リストを反映
    • Suricata連携例: bashコピーする編集するsuricata-update add-sid 2403315 suricata-update

    🔸 ステップ4:SIEMや通知連携

    • 重要アラート(Group 14, 16など)はメール通知 or Slack連携
    • 内部端末のアクセスがあれば即座に調査

    📊 カスタムポリシー例(Firewall設定)

    # CINS Group 14 遮断ルール例(ファイアウォール)
    if src_ip in CINS_GROUP_14 then
    drop packet;
    log event "Persistent threat source - CINS Group 14";

    ※FortiGate、PaloAlto、ipset + iptables などでも適用可能。


    📝 まとめ

    優先度Group対応方針
    1, 2, 10, 14即遮断・ログ化・通知
    5, 8, 13, 16, 23遮断と業務影響の確認
    低〜応相談26, 30〜環境に応じて選択的に適用

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    結論

    この発信IPは,永久ブロックと判断する.

    編集履歴

    2025/04/19 Mrはりきり(with AI)

  • [ITセキュリティ] 「Decode of an RPC Query」は、ネットワーク機器やIDS/IPSがRPC通信を検知・解析した際に発するアラート-ブロックすべきかどうか? [2025/04/19]

    [ITセキュリティ] 「Decode of an RPC Query」は、ネットワーク機器やIDS/IPSがRPC通信を検知・解析した際に発するアラート-ブロックすべきかどうか? [2025/04/19]

    Decode of an RPC Query

    「Decode of an RPC Query」は、ネットワーク機器やIDS/IPSがRPC(Remote Procedure Call)通信を検知・解析した際に発するアラートです。多くの場合、これは情報目的の通知であり、RPCトラフィックがネットワーク上に存在することを示しています。RPCはファイル共有や認証サービスなどで使用される正規のプロトコルですが、不正アクセスや脆弱性攻撃の手段としても悪用されるため注意が必要です。特に外部からのRPC通信や不審なポート(例:111, 135, 2049)へのアクセスが見られる場合は、詳細なログ解析と通信制限が推奨されます。


    Synology Routerで,Decord of an RPC Queryが,特定の発信IPから複数のLocal IPに発信されていた.Threat Preventionがあるのでアラートされたので気づいたが,このようなIPは永久にブロックしておく必要がある.


    Q: セキュリティに関連の質問です.Routerで,Decode of an RPC Queryのアラートがでました.意味を教えて

    ChatGPT: 「Decode of an RPC Query」というアラートがRouterやFirewallなどのセキュリティデバイスから出た場合、これは主にRPC(Remote Procedure Call)通信の解析または処理中にトリガーされたアラートを示します。

    以下で詳しく解説します。


    🔐 アラートの意味:「Decode of an RPC Query」

    🧩 RPCとは?

    • Remote Procedure Call(RPC) は、ネットワークを介して他のコンピュータ上の関数・手続きを実行するためのプロトコル。
    • Windowsネットワーク、NFS(Network File System)、プリンタサービスなど多くのサービスで使われています。

    ⚠️ アラートの意味

    • 「Decode of an RPC Query」は、セキュリティデバイスがRPC通信の中身を解析(decode)したことを示します。
    • 多くの場合、これは「情報的アラート(informational alert)」で、単にRPCトラフィックが通過したことを記録するログです。
    • ただし、場合によっては異常な形式のRPCリクエストがあったことを意味し、潜在的な攻撃(たとえばバッファオーバーフローなど)の予兆の可能性もあります。

    🚨 なぜ重要なのか?

    正常な場合

    • 内部のファイル共有(NFS)、Active Directory連携などでRPCが使われるのは正常です。
    • このアラートが単に解析ログであれば、ネットワーク上でRPCが使われているというだけの通知です。

    危険な場合

    • 外部からのRPCトラフィックが突然現れた場合は、不正アクセスやスキャン活動の可能性があります。
    • 特に下記のような兆候があると要注意:
      • ポート111(rpcbind)、135(MS RPC)、2049(NFS)などへの異常なアクセス
      • 頻繁なRPCエラーや異常なRPCリクエストの連続

    🛠 対応のポイント

    対応項目説明
    ログの詳細確認アラートを出した通信の送信元/宛先IP、ポート、プロトコルを確認します
    外部通信か確認外部IPからのRPCアクセスであれば遮断の検討が必要です
    IDS/IPSのルール確認SnortやSuricataなどを使用している場合、ルール番号やシグネチャ内容を確認します
    ネットワーク設計見直し不要なRPC通信が許可されていないか、ACLやファイアウォールルールを確認します
    パッチ管理特にWindowsでは、RPC関連の脆弱性を狙った攻撃(例:MS03-026)へのパッチ適用が必須です

    🔍 まとめ(簡潔に)

    • 「Decode of an RPC Query」はRPC通信の解析を示すアラートです。
    • 多くの場合は情報ログレベルですが、外部からのRPCリクエストならセキュリティリスクの兆候の可能性もあります。
    • 通信の詳細と発信元を確認して、異常がないかを確認してください。

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    結論

    この発信IPは,永久ブロックとする.

    編集履歴

    2025/04/19 Mrはりきり

  • [Bio-CDMO] AGC Biologicsのバイオ医薬CDMO体制:統合解説(2025年版)

    [Bio-CDMO] AGC Biologicsのバイオ医薬CDMO体制:統合解説(2025年版)

    AGC Bilogics:企業概要と展開

    **AGC Biologics(旧:CMC Biologics)は、AGC(旭硝子グループ)傘下のグローバルCDMO(医薬品製造受託企業)**であり、バイオ医薬品に特化して事業を展開しています。主な対応領域には、抗体、ウイルスベクター、細胞治療製品、核酸医薬(pDNA, mRNA)、エクソソームなどが含まれます。

    以下,AIに聞いてみた.

    経緯と名称変更の流れ

    • 2016年12月:AGC(旭硝子)は、デンマークに本社を置くバイオ医薬品のCDMO(Contract Development and Manufacturing Organization)であるCMC Biologicsの全株式を取得する契約を締結しました。この買収は、AGCのバイオ医薬品製造事業の拡大戦略の一環として行われました。​
    • 2017年1月:買収が正式に完了し、CMC BiologicsはAGCグループの一員となりました。​
    • 2018年1月:AGCは、CMC Biologics、AGC Bioscience、Biomeva GmbH(ドイツ・ハイデルベルク)を統合し、新たにAGC Biologicsとしてブランドを刷新しました。これにより、AGC BiologicsはグローバルなCDMOとして、哺乳類および微生物を用いたバイオ医薬品の開発・製造サービスを提供する体制を確立しました。​

    主な拠点と機能(2025年時点)

    地域主拠点対応モダリティ特徴
    🇺🇸米国シアトル、ボルダー抗体、ウイルスベクター、mRNAGlobal Quality Standard(GQS)の中核拠点
    🇪🇺欧州ミラノ(旧MolMed)、コペンハーゲン、ハイデルベルクCAR-T、レンチ/AAV、製剤細胞・遺伝子治療の欧州商用製造の要
    🇯🇵日本千葉、武蔵抗体、mRNA、pDNA日本市場とアジアへの供給基盤

    主な技術・製造能力

    1)ウイルスベクター製造(AAV, レンチウイルス)

    • HEK293や昆虫細胞系を用いたGMPスケール製造
    • 商用向けに最大1000L×2基の培養能力をミラノ拠点に整備(2022年〜)

    2)CAR-T細胞治療製造

    • 自家/他家細胞、遺伝子導入(レンチウイルス)、増殖、凍結保存に対応
    • MolMed買収を契機に臨床〜商用ラインを欧州で運用

    3)エクソソーム製造

    • MSC由来などの細胞からのエクソソーム抽出・精製・充填まで対応
    • 現在は探索研究〜治験スケール製造が中心だが、製剤化ラインも整備中

    4)製剤化・充填(自動)

    • ミラノ拠点で自動アセプティック充填ライン(2022年稼働)
    • 小容量バイアル・シリンジ製品に対応し、ウイルス製剤やCAR-Tにも適用

    4. 連携パートナーによる高付加価値製造支援

    企業名所在地主な連携内容
    Cerbios-PharmaスイスADCにおけるペイロード合成・抗体結合技術に強み
    Oncotec Pharmaドイツ**無菌製剤化(凍結乾燥含む)**の高活性注射剤製造に特化

    AGCはこれら企業と連携することで、ADC製品などのハイエンド製品にも対応できる体制を構築しています。


    5. 年次で見る成長ステップ(主要マイルストーン)

    内容
    2020年MolMed社(ミラノ)買収によりCAR-T/CDMO事業に本格参入
    2021–2022年1000L×2基の培養槽設置、自動充填ライン建設(ミラノ)
    2022年末自動アセプティック充填ライン稼働開始(商用製剤対応)
    2023–2025年グローバルGMP製造統合運用(Global Quality Standards導入)
    現在(2025年)AAV、CAR-T、mRNA、エクソソームなど多モダリティ対応の一貫製造CDMOとして確立

    6. 戦略的意義と他社との差別化

    項目AGC Biologicsの特徴
    製造モダリティの幅広さ抗体・核酸・ウイルス・細胞・エクソソームまで一貫対応
    グローバル製造拠点日米欧に**GMP準拠製造拠点と品質統一基準(GQS)**を保有
    商用製剤対応力製造〜製剤〜充填(Oncotec連携)まで含むフルスコープCDMO
    高活性製品対応ADC製品(Cerbios連携)やサイトセーフティ製剤への対応力

    総括

    AGC Biologicsは、MolMed社の買収や設備投資、連携体制の強化を通じて、

    • CAR-T、AAV、エクソソームなどの商用製造に対応可能な次世代CDMO
    • 日米欧をカバーするグローバルGMP体制と統一された品質運用
    • 製剤化・充填・高活性製品への対応を含む一気通貫体制

    を実現しており、細胞・遺伝子治療市場における戦略的CDMOパートナーとしての地位を確立しています。


    編集履歴

    2025/04/19 Mrはりきり