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  • 気になる企業 – AstraZeneca; アストラゼネカ [2021/01/28]

    気になる企業 – AstraZeneca; アストラゼネカ [2021/01/28]

    AstraZeneca

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    サイトから

    • 2019年売上高 : $ 24.4bn (約2.4兆円)
    • 2020/12のAlexion買収二より、武田薬品と並ぶ規模となる
    • Headquarter: イギリス
    • 製品
      • ダグリッソ : EGFR(T790M変異)の非小細胞肺がんの2次治療
      • シムビコート : 気管支喘息治療薬
      • イミフィンジ : 抗PD-L1抗体(デュルパルマブ)
      • など
    • 2020/12/12, Alexionを買収 source
      • Alexion Pharmaceuticals, Inc.: 生物医薬品会社 sourceです。従業員数は、約3,000人。市販製品には、「SOLIRIS」(エクリズマブ)、「Strensiq」(アスフォターゼアルファ)、「Kanuma」(セベリパーゼアルファ)、「ULTOMIRIS」;長時間作用型C5阻害剤で、終末補体カスケードのC5タンパク質を阻害するmAb、「Andexxa」、「Ondexxya」などがある。臨床開発プログラムには、ALXN1210、ALXN1810、ALXN1720、ALXN1830、ALXN1840、ABY-039などがある。

    COVID-19関連

    新型コロナワクチンの開発

    • 2021/01/28, 日本における供給体制が分かってきました(goto
    • 2020/09/12, 因果関係なしとしてUK治験を再会 source
    • 2020/09/09, アメリカから12億円の資金を受けていた当該ワクチン開発において、Phase 3 (3万人-内1万人はプラセボ、大規模無作為割付、二重盲検, source)の試験で1人に重い症状を示したことから、安全性の観点からPhase 3試験の一次中止したと発表した。同日、大手ワクチン開発企業は、ワクチン開発は、安全性第一であるとの共同声明を発表したした。
    • 2020/08/05, 新型コロナ ワクチン供給で「アストラゼネカ」と合意へ 厚労省 (NHKニュース), 1億回分以上の供給の見通しが立った
    • 2020/07/20, Phase 1/2 (COV001)の臨床試験結果を発表 astrazeneca
      • 18~55歳、健常人、1,077人
      • 対象ワクチン : 髄膜炎菌共役ワクチン(MenACWY)
      • 単回投与、2回投与(10人/1ヶ月)
      • 投与後1ヶ月で95%の被験者においてSARS-CoV-2のスパイクタンパク質に対する抗体が4倍に増加
      • それに伴いT細胞応答が誘導され、14日目をピークに投与後2カ月間維持された
      • MNA80アッセイによる中和活性は、ワクチン投与後4週後で、1回投与被験者では、91%、2回等予後被験者で100%であった
      • 深刻な有害応答は無く、一時的な局所・全身応答は7割で見られた(頭痛、疲労、悪寒、発熱、倦怠感、筋肉痛)
      • 予期せぬ反応は引き起こさず予想された結果と一致するが、Phase III試験で確認する必要がある
      • 論文(LANCET)から方法の詳細
        • ワンチン : SARS-CoV2スパイクタンパク質を発現するチンパンジーAdenovirus vectorワクチン (ChAdOx1 nCov-19)
        • 実施施設 : 英国5サイト
        • 単一盲検ランダム化比較試験
        • 18~55歳
        • 投与量 : ChAdOx1 nCov-19 (5e10 particles)
        • コントロール : MenACWY
        • 評価
          • 総IgG ELISA
          • マルチプレックスイムノアッセイ
          • 中和アッセイ
          • 偽ウイルス中和アッセイ
          • 細胞応答 (ex-vivoインターフェロン-γイムのスポットアッセイ)
    • ChAdOx1 nCoV-19のSpikeタンパク質の設計は、Jenner Instituteで開始(2020/01)
    • Virus Bankingおよび臨床試験サンプルは、オックスフォード大学 (Oxford University)のClinical BioManufacturing Facility
    • 今後の商用製造は、イタリアAdvent社に移されるとみられる
    • 2020/06, 日本政府と協議を開始の合意を発表
    • 第一三共、Meiji Seikaファルマ、KMバイオロジクスと協力し日本でのワクチン安定供給をしていく
    • 2020/01/28, 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発が最も進んでいるのが、イギリスのAstraZenecaです。現在、オックスフォード大学と共同開発した新型コロナウイルスワクチン「AZD1222」の臨床第3相試験(Phase 3)をおこなっいます。その他、中国の3社もPhase 3で臨床試験を行っています。

    ワクチンの臨床結果による有効性の比較

    世界の製薬企業であるPfizer, ModernaおよびAstrazenecaの臨床試験の成績の比較は、以下のをご参考にしてください。

    新型コロナワクチン、日本への供給

    日本での新型コロナワクチンは、まず、Pfizer製から投与されると言われています。Astrazenecaの新型コロナウイルス・ワクチンの日本での供給体制については、以下の通りを予定されているとのことです (2021/01/28, Mr. Harikiri)

    • 国内での製造担当は、兵庫県のJCRファーマー
      • バイオロジクス製品化実績を多く持つ
    • 容器充填は、熊本県のKMバイオロジクス
      • 充填能力として、半年で5,700本。
    • 包装は、東京のMeiji Seikaファルマです

    その他開発品(治療薬)

    • Calquence (アカラブルニブ) : 高サイトカイン血症) source
      • 慢性リンパ性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)の成人患者に対する治療薬
      • 承認2019年に承認
    • フォシーガ (ダパグルフロジン) : 臓器不全
      • KEGG情報 source
      • 選択的SGLT2阻害剤−糖尿病治療剤−
      • 2020/05, FDA承認

    編集履歴

    2020/01/28 Mr. Harikiri
    2020/07/22 追記(その他開発品)
    2021/01/28 追記(新型コロナワクチンの基本での供給体制)
  • 気になる企業 – GSK; グラクソ・スミスクラインは、世界最大のワクチン企業 – 抗体医薬は3品目  [2020/07/21]

    気になる企業 – GSK; グラクソ・スミスクラインは、世界最大のワクチン企業 – 抗体医薬は3品目 [2020/07/21]

    GSK

    世界最大のワクチン開発企業

    サイトから、2019年の売上高を調べた

    • 2019年売上高 : £m 33,754 (約5兆円)
    • 医薬品(£m 17.554)
    • Vaccines (£m 7,157)
    • Consumer Healthcare (£m 8,995)
    • イギリス

    ノバルティスとグラクソ・スミスクライン(GSK)は、2015/03/03、事業交換により、ノバルティスは、(1)ガン領域などの医療用医薬品、(2)アイケア、(3)ジェネリックで主導的地位を獲得する。GSKは、(1)呼吸器領域とHIV領域、(2)コンシューマーヘルスケア、(3)ワクチン事業のリーダーを目指す source

    • 上市済み抗癌剤売却 → (160億ドルの事業移管, 2015) → Novartis
    • インフルエンザを除くワクチン増強 ← (52億ドル+αの事業移管) ← Novartis

    GSKの抗体医薬

    2015年にガン領域を手放したGSKだが、抗体医薬で再びガン領域の活動を開始している。

    • ドスタルリマブ;dostarlimab : 抗PD-1抗体、進行性/再発性子宮内膜がん (2019/03)。dostarlimabは、2019/1に約5500億円で米テサロを買収し獲得したもの (2020/03)。
    • belantamab mafodotin : B細胞成熟抗原(BCMA)-ADC, 多発性骨髄腫

    呼吸器領域の新薬ヌーカラ

    • サイト
    • ヌーカラ皮下注用100mg、成分(mepolizumab), 抗IL-5抗体
    • 気管支喘息、好酸球性多発系血管炎症肉芽腫症

    競合他社

    • アストラゼネカ(シムビコート:Symbicort source、ファセンラ:Fasenra source)
    • Boehringer Ingelheim(スピリーバ:Spiriva source、ストリベルディスク:Striverdi Respimat source)
    • Sanofi (デュピクセント; Dupixent source)
    編集履歴
    2020/07/20 Mr.HARIKIRI
  • [Bio-Edu] AAV血清型別の組織別の感染親和性 – 感染とインテグレーション [2023/10/31]

    [Bio-Edu] AAV血清型別の組織別の感染親和性 – 感染とインテグレーション [2023/10/31]

    AAVの感染とは

    AAVのウイルス粒子表面を覆っているカプシドタンパク質の構造の違いで血清型が定義されています.このカプシドタンパク質が,細胞表面の受容体に親和性が高い場合に感染対象となり感染が容易になります.AAV1(血清型1)は,筋肉や肝臓に高い感染効率を示し,AAV5は中枢神経系や網膜などに高い感染性を示します.

    また,アデノウイルス,レトロウイルスよりも抗原性が低いため近年,AAVを用いた遺伝子治療薬の開発が多く進められています.更に,AAVは,血清型によっては,免疫反応,中和抗体の産生を更に低減できることから,AAVを用いて遺伝子の運び屋(ベクター)として期待が高まっています.遺伝子治療に用いられる場合,製薬メイカーは,更に改良を加えて,治療効果の向上,副作用の低減化を独自の技術で図っています.

    一般的にウイルスの副作の1つとしてウイルス遺伝子が細胞のゲノムにインテグレーションすることが多きな問題になります.AAVの場合,AAV の遺伝子はAAVS1遺伝子座にインテグレートします.しかし,recombinant AAV (rAAV) vectorでは、REP遺伝子(主に酵素活性)とCAP遺伝子(カプシド)の2つの遺伝子を除去しているためインテグレートされない理由です(ハリキリ解説: 天然のAAVではREP/CAP遺伝子がAAVのその他遺伝子と一体になっていることと比較して,rAAVでは,REPとCAP遺伝子は,ベクターとして個別に用意していることとの違いがあり,これによりインテグレートされない理由となっていると,現時点でのハリキリの余り深くない理解です)

    REPタンパク質は,エンドヌクレアーゼ,ヘリカーゼ,ATPaseなどの節制を持ち,AAVゲノムの両端にある逆位反復配列(ITR)と結合して,ウイルスDNAと宿主DNAの間で切断や結合を行います.REPタンパク質は,宿主細胞の染色体上のAAVS1領域と親和性が高いため,インテグレーションのして安定的な潜伏感染状態をつくることになります.以上が,天然のAAVは,宿主細胞の染色体上にAAV遺伝子を自ら挿入(インテグレーション)できる仕組みです.

    感染した細胞は,エピソーム(episomal)のままであり、非分裂細胞(non-dviding cell)内に長期間維持される可能性があります。

    AAV血清型の違いによる組織別の感染親和性

    参考にした情報は、2007年の日本の文献と、CMOサーピスを提供しているVIGENE社のサイトの2つです。

    組織; tissueAAV1AAV2AAV3AAV4AAV5AAV6AAV7AAV8AAV9AAV-DJ
    由来サルヒトヒトサルヒト1型+2型サルサルヒト
    筋; muscle✔︎
    +++
    ++++✔︎++✔︎
    ++
    ✔︎
    ++
    肝臓; liver++++++✔︎
    +++
    ✔︎
    ++
    ✔︎
    肺; lung(+/-)(+/-)✔︎✔︎✔︎
    (+/-)
    中枢神経; central nervous system✔︎
    (+/-)
    (+/-)✔︎✔︎✔︎✔︎
    網膜; retina✔︎✔︎✔︎✔︎
    膵臓; pancreas✔︎
    腎臓; kdney✔︎✔︎
    心臓; heart✔︎✔︎✔︎
    https://www.vigenebio.com/aav-packaging/ 「✔︎」で表示した情報源

    4. AAVを利用した遺伝子治療
    ウイルス 第57巻 第1号, pp.47-56, 2007
    (表中の「+」、「-」、「+/-」で表示した情報源です)

    http://jsv.umin.jp/journal/v57-1pdf/virus57-1_047-056.pdf

    アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターによる遺伝子導入

    アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターによる遺伝子導入|タカラバイオ株式会社 (takara-bio.co.jp)

    編集履歴

    2020/06/23, Mr.Harikiri
    2023/10/31, 追記 (AAVの感染と遺伝子のインテグレーション)

  • [用語] IPC ; Internet Protocol Camera ; インターネット プロトコル カメラ

    [用語] IPC ; Internet Protocol Camera ; インターネット プロトコル カメラ

    IPC (Internet Protocol Camera)は、インターネットを使用してモバイル端末から遠隔操作が可能。赤外線撮影、動作センサーなどほ備えた機種もある。

    [Gear] Synology NAS対応 IPカメラ – TP-Link Tapo C200 – 自宅に導入してみた 2021/02/07]

    [Gear] Synology NAS対応 IPカメラ – TP-Link Tapo C200 – 自宅に導入してみた 2021/02/07] はコメントを受け付けていません

    [用語] IPC ; Internet Protocol Camera ; インターネット プロトコル カメラ

    [用語] IPC ; Internet Protocol Camera ; インターネット プロトコル カメラ はコメントを受け付けていません
  • [用語] MFI ; Mobile Fast Index –

    [用語] MFI ; Mobile Fast Index –

    Mobile Fast Index, Gooleが提唱するモバイルように最適化されたページのインデックス

  • [用語] CTD : Common Technical Document

    [用語] CTD : Common Technical Document

    CTD

    CTD : Common Technical Document, 医薬品の規制当局に申請する様式。

    ICH-M4 CTD(コモン・テクニカル・ドキュメント) -PMDA –

    https://www.pmda.go.jp/int-activities/int-harmony/ich/0035.html

    編集履歴

    2020/03/12 Mr.Harikiri

  • 気になる企業 – 錠剤検査 – 第一実業ビスウィル – □ID9110 [2020/02/11]

    気になる企業 – 錠剤検査 – 第一実業ビスウィル – □ID9110 [2020/02/11]

    第一実業ビスウィル

    医薬品外観検査装置、第一実業ビスウィル

    viswill.jp
  • [用語] Orphan Drug ; 希少疾患

    [用語] Orphan Drug ; 希少疾患

    Orphan Drug; 希少疾患。希少疾患では患者数が少ないため医薬品開発会社としては開発に取り組みにくい面があります。そこで、希少疾患の指定を受けた医薬品に対しては、薬価、その他の優遇措置が規制当局などから受けることができます。

  • [用語] 公開特許公報

    [用語] 公開特許公報

    公開特許公報 ; 日本においては特許出願から1.5年後に公表すること。その後審査される

  • [用語] CDMO : Contract Development Manufacturing Organization

    [用語] CDMO : Contract Development Manufacturing Organization

    CDMO: Contract Development Manufacturing Organization 医薬品製造開発受託機関