[WordPress] ページスピード評価に使うPageSpeed Insightsの測定指標について – 少し解説

初めに

2021/12/04
サイトのスピードを評価するには、GoogleのPage Speed Insights (PSI)が使われます。PSIでは、以下の指標が測定されます。これらの指標の1〜4までは、以下に解説されている順にそのイベントが発生し測定されて行きます。指標5は、1〜4の合計です。指標6は、2021年に追加された画面の表示状態に関する指標で、スピードを直接的に測定するものではなく、「見た目の指標」であることを測定する指標になっています。

2023/10現在,WordPressを使用しているなら,GoogleのSite Kit プラグインをインストールするとPage SpeedをWordPress内で使用できるようになる.フル機能版のWeb Siteにもリンクが張られるので,アドレスを忘れても問題ない.

測定すべき重要な指標

以下の解説は、web.devの解説の和訳ですが、分かりにくい部分があったので少し修正追記しています。

ユーザーを指標としたパフォーマンス指標 – web.dev –

https://web.dev/user-centric-performance-metrics/#how-metrics-are-measured
  1. First Contentful Paint (視覚コンテンツの初期表示時間、FCP): この指標は、ページの読み込みが開始されてから、ページのコンテンツのいずれかの部分が画面にレンダリング(が完了)されるまでの時間を測定します。(ラボ環境, 実際のユーザー環境)
  2. Largest Contentful Paint (最大視覚コンテンツの表示時間、LCP): この指標は、ページの読み込みが開始されてから、最もサイズの大きいテキスト ブロックまたは画像要素が画面にレンダリング(が完了)されるまでの時間を測定します。(ラボ環境, 実際のユーザー環境)
  3. First Input Delay (初回入力までの遅延時間、FID): この指標は、ユーザーが最初にサイトを操作したとき (リンクをクリックしたり、ボタンをタップしたり、JavaScript を使用して実装されたカスタム コントロールを使用したりしたとき) から、その操作に実際に応答するまでの時間を測定します。(実際のユーザー環境)
  4. Time to Interactive (操作可能になるまでの時間、TTI): この指標は、ページの読み込みが開始されてから視覚的なレンダリングが完了し、初期スクリプトが (あれば) 読み込まれ、ユーザーの入力に対してすばやく確実に応答できるようになるまでの時間を測定します。(ラボ環境)
  5. Total Blocking Time (合計ブロック時間、TBT): この指標は、長時間に渡りメイン スレッドがブロックされ、入力の応答性が妨げられることで発生する FCP と TTI の間の(各指標の)時間の合計を測定します。(ラボ環境)
  6. Cumulative Layout Shift (累積レイアウト シフト数、CLS): この指標は、ページの読み込みが開始されてからページのライフサイクルの状態が hidden に変わるまでの間に発生した予期しないレイアウト シフトの累積スコアを測定します。(ラボ環境, 実際のユーザー環境)

編集履歴

2021/12/04, Mr. Harikiri
2023/10/08, 追記(WordPress pluginであるGoogle Site Kit)