[WordPress : 検証終了] – Simple WordPress Membership – メンバーシップ プラグインをAMPに搭載できるか!? – メンバーのレベルに応じた閲覧制限をページに設ける [2021/05/15] ID22131

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Simple WordPress Membership

Simple WordPress Membershipプラグインは、Ultimate Memberプラグインのように、メンバーシップを構築できるプラグインです。いずれは有料のPro版ができるかも知れませんが、2021/2現在、オールフリーのプラグインになっています。

基本機能のみで使用は可能ですが、その他追加の機能は、マニュアルでダウンロードして、そのファイルをインストールする形式になっています。

AMP対応のベージに、Ultimate Memberプラグインを使用すると、ページのワーニングが少し多く出るので、完全移行(現在はAMP対応でない通常の一部のページのみにUltimate Memberプラグインを適応させてます)には躊躇していました。これに代わるメンバーシップのページを作ることができるプラグインとして、「Simple WordPress Membership」(SWPM)を検討しました。

SWPMの機能は、Ultimate Memberよりも多いので、全部を検証することはなかなか難しいですが、ある程度でUltimate Memerより優位な機能やAMP対応について優しいと判断できればUltimate Memberから、このSimple WordPress Membershipに移行したいと考えています。

どんなプラグインでも少なからず、jquery.jpなどのJAVAを使用しているので、AMPに優しくない部分は必ず存在しています。これらは、どこまで許容できるかですが(AMPプラグインからCCS Usageの使用率(%) が80%を超えると赤色)、主観的、あるいは、システム構成に依存する部分なので、完全移行の基準は今の所は、よくわからず、厳密には決めていません。ポストの中には、下の例のように80%を超えている記事もあります。それが、どのような具体的な影響があるかは把握できていません。

Error in AMP validation

2つのメンバーシップ・プラグインは、下表に示したようにJavaScriptが使用されていので、AMPプラグインではエラーが出ます。

PluginError in AMP
Simple WordPress Membershipjquery.js
Membership & Content Restriction – Paid Member Subscriptions1.front-end.js
2.Invalid inline script
3.jquery.js

アドオン

現在、Simple WordPress Membershipには、27のアドオンが用意されており、管理者メニューの「WP Membership」→ 「アドオン」から確認できます。

  1. After Login Redirection
  2. MailChimp Integration
  3. Form Shortcode
  4. Member Directory Listing
  5. Form Builder
  6. Custom Messages
  7. WooCommerce payments
  8. Affiliates Manager
  9. iDevAffiliate
  10. Affiliate Platform
  11. bbPress Integration
  12. Google reCAPTCHA
  13. Full Page Protection
  14. Protect Older Posts
  15. Custom Post Protection
  16. Partial Protection
  17. Member Data Exporter
  18. Bulk Member Importer
  19. Display Member Paymetns
  20. AWeber Integration
  21. WP User Import
  22. ConvertKit Integration
  23. Google First Click Free
  24. Miscellaneous Shortcodes
  25. Show Member Info
  26. Expiry Email Notification
  27. 2 Factor Authentication

Partial Proteiction

部分的な閲覧制限機能について、Ultimate Memberプラグインでは、標準で機能ONになっているのですが、Simple WordPress Membershipプラグインでは、提供されているアドイン・プラグインが必要になります。マニュアルでアップロードして、ショートコードで、目的の領域を囲む方法です。Ultimate Memberでは,ブロック単位で設定スイッチがあるので, それをONにするだけで設定が可能になっているので、それと比べれば面倒であるとも思えましたが、エディタ上では、挟んでいることが明確にわかるため、この方が編集しやすいかもしれません。

apply-partial-section-protection

結論です

2021/05/14、Ultimate MemberプラグインからSimple WordPress Membershipプラグインに移行するにことにしました。Ultimate Memberの使用状況は、以下の通りで発展性がないことが理由です。その他の機能の追加や、その他の機能があるプラグインとの連携が弱いためです。

  • Ultimate Memberは、そのプラグインの機能として以下を備えている
    • 登録者が、フォームからメールアドレスとその他情報を入力して送信すると、確認メールを自動で返信し、その返信メールのリンクを、登録者がクリックしないと、登録が完了しない
    • 登録者のユーザークラスは、自動的に、例えば、「購読者」に登録される。
    • 購読者でないと、読めないページや、ページ中のあるプロックを指定できる
    • 以上の機能により、メンバーシップ環境が、このプラグイン1つで完結する
  • Ultimate Memberプラグインは、AMP対応に優しくなく、AMP対応にするために、ある一定以下でのJava Scriptやcssコードを許容するが、他のAMP対応プラグインと比較して、そのリソースを比較的多く使ってしまうため、必要なプラグインを外さなければならない場合も起こったことがある
    • そのため、現状では、Ultimate Memberは、AMP対応にしたページには、その機能を使用していない

Simple WordPress Membership (SWPM)は、ページ中の指定した領域に、ショートコードで挟めば、指定したユーザーのレベルでしか表示できないように簡単にできる。ただし、そのためのAddonをサイトからダウンロードして、マニュアルでインストールする必要がるが、検証の結果、Ultimate Memberと同様に機能することを確認できた。また、AMP対応のページに設定したとしても、AMP対応のためのリソースは、Ultimate Memberより少なく済むことがわかった。また、SWPMは、MailChimpプラグインに対応していたり、ネット支払いにも対応していたりと、今後の発展性があることから、現状のUltimate Memberの使用は停止し、SWPMに移行することとした。

SWPMに移行する作業

プラグインの「Search Regex」で”um_”を検索し、Ultimate Memberプラグインのコードが挿入されているページを探します。そのコードの代わりにSWPMのPartial Protectionコードで置き換えていきます。まずは、この作業を進めます。

今は、新しいメンバー登録は停止していますが、SWPMでのメンバー登録ができるようになったら、また、テストを行いたいと思います。

  • Search Regexプラグイン
    • “um_”のあるページを探す
  • 探したページの編集
    • SWPMのPartial Protectionコードに置き換える
    • 全てのUltimate Memberコードがあるページを処理する
  • Ultimate Memberプラグインを無効化、および削除する
  • AMPプラグイン
    • 全てのページを更新する (この作業は、殆どの種類のプラグインを更新すると、ページが古くなったとの警告が出るので、必要な作業です)
    • 余談ですが、AMPプラグインが最近(2021/05/15現在)、更新されてからは、このAMPページの更新作業(サーバーでの処理時間)が早くなったため、以前より、退屈な時間は少なくなりました。

編集履歴

2021/02/28 Mr.Harikiri
2021/05/15 追記 (SWPMに移行する)