カテゴリー
PURIFICATION

蛋白質の精製装置とその精製 – ID1531 [2019/08/25]

蛋白質の精製装置とその精製 – ID1531 [2019/08/25]
スポンサーリンク
  • by Google Ads ID:11143(2)
  • by Google Ads ID24747
  • by Google Ads ID23293
  • by Google Ads ID:11145

蛋白質精製装置の歴史

もう40年も前から蛋白質の精製装置は開発されている。当時はPharmaciaという社名の企業で市販されていたFPLCという装置が有名だった。

今では、Pharmaciaの社名なくなり、GE Healthcareに変わっていて、精製装置のブランド名は、AKTAになった。

GE Healthcareは、今年中には、GEの業績が不振なことから放出されて、別会社の子会社となるようだ。

引用元 : https://www.gelifesciences.co.jp/newsletter/biodirect_mail/technical_tips/tips60.html

蛋白質の精製方法

一般的に蛋白質は、熱や有機溶剤に弱く、変性してしまうため、有機化合物のようには精製できない。

蛋白質の精製では、水溶液状態を維持しながら精製工程を進めて純度を上げていく必要がある。

そこで、液体をハンドリングする液体クロマトグラフィーであるFPLCやAKTAの出番となる。

精製装置の原理

蛋白質の精製とは、液体をどうコントロールするかということであり、言い換えるとその液体組成のコントロールをいかにするかに尽きる。

主要な溶液組成は、塩濃度を表す電気伝導度 (conductivity)とpHの2つが基本となる。

これらの組み合わせを作り出し、精製の舞台となる担体という場で蛋白質の精製を行う。

担体の選択

担体とは、蛋白質と相互作用がある樹脂と定義できる。

担体は、通常ビーズ状でありその大きさは50~100μmφ、樹脂(Resin)ともいう。

粒子であるため、粒子と粒子の間に水分を濾(こ)すことができる。

具体的には、ガーゼのようなもので樹脂を捕捉し、水分と分離させる。

実際には、樹脂より小さい網目のハードメッシュを円筒の上下につけて樹脂を挟み込んでカラムという筒に充填し、このカラムの片方から液体を流し、もう一方から液体を出すという原理で、担体を使用する。これをクロマトグラフィという。

樹脂(resin)といっても、昔は天然の素材からつくるセルロース系しかなかったが、今日では、合成樹脂(ビニル系など)が使われる。

精製をしようとしている目的蛋白質と不純物質(木吹物質の分解物や重合物、原料上混入してくる産生細胞由来のDNA,細胞成分など)を担体との相互作用によって分別する。

担体は、以下の種類のものを選択する。1種類の担体での精製では不十分であるため、相互作用が異なる単体を選択する。多くても3種類の担体が使用される。

担体の種類

先ず、陰および陽の電荷を持つイオン性のリガンドと呼ばれる低分子化合物を担体に結合させているイオン交換体があげられる。

これらの担体には、親水性の素材が通常使われている。

次に、電荷を持たないが、疎水性の担体がある。これらの担体の性質を併せ持つマルチモーダルな担体もあり、昔らか高度に精製したい場合に、使用されていたハイドロキシアバタイト(リン酸カルシウム塩: HA)は、今でも高度なタンパク精製に使用される。

更に、目的蛋白質と強い特異性で結合できるリガンド分子を担体に結合させたアティニティ担体がある。

アフィニティ担体として、一般的に良く知られているのが、Protein A担体である。血漿分解由来の凝固系蛋白質は、ヘパリンに親和性を持つものがおおく、ヘパリン担体もアフィニティ担体と呼ばれる。

蛋白質精製装置で目的蛋白質を精製する

通常は、蛋白質精製装置(AKTAなど)を使用してカラム・クロマトグラフィーを行う。

また、カラム・クロマトグラフィー工程のつなぎの工程として、UF/DF処理、沈殿化処理、ウイルス除去フィルターろ過なども実施いされる。

スポンサーリンク
by Google Ads ID19417
2019/08/25 記載
2020/02/01 改定(個別の工程の説明を分離しそれぞれ個別に説明)
2020/02/18 文言整備、Desktopでは2カラム化(右にフローチャート配置)
2020/10/04 体裁変更
スポンサーリンク
  • by Amazon ID13211
  • by Amazon ID13339

用語の解説、関連タグ付き投稿の抽出

スポンサーリンク
  • by Google Ads ID:11143(2)
  • by Google Ads ID24747
  • by Google Ads ID:11145
  • by Google Ads ID23293
スポンサーリンク
by Google Ads ID8603

Update ID21920

BIOLOGICS, Lab
[Bio-Lab] QPix400 Imager 全自動微生物コロニーピッキングシステム – ID18403 [2020/06/03]

Post Views: 49 QPix400 複数枚の培養プレートに対応し多検体処理が可能。 サイトの説明から。モレキュラーデバイスの全自動微生物コロニーピッキングシステムでは、マーカーを事前にスクリーニングし、希望する […]

BIOLOGICS, Lab
[Bio-Lab] グラスファイバーフィルター 接着剤使用, AP20, 55 mm – ID16692 [2020/06/03]

Post Views: 45 ラボ製品-グラスフィルター グラスフィルターは、タンパク質の非特異吸着が多いため、用途には気を付ける。具体的な用途としては、大腸菌で産生させたInclusion body状のタンパク質のRe […]

BIOLOGICS, Lab
[Bio-Lab] Alexa Fluor® 488 色素 – ID16697 [2020/06/03]

Post Views: 50 ラボ製品-標識試薬 Alexa Fluorはタンパク質に傾向標識する試薬キットである。 精製したタンパク質を使って、細胞を用いた評価系で評価をしたい場合、タンパク質の標識に使用する サイトの […]

スポンサーリンク
by Google Ads ID19417

更新された投稿の最新順

スポンサーリンク
  • by Amazon ID19245
  • by Amaozn ID13196
スポンサーリンク
  • by Google Ads ID:11145
  • by Google Ads ID23293
  • by Google Ads ID:11143(2)
  • by Google Ads ID24747

その他記事(ALL-RANDOM, ID:16786)

Synology, WordPress
[Data Link] NASとは何ですか? by Synology – ID9090

Post Views: 53 NASとは何ですか? – Synologyサイトより https://www.synology.com/ja-jp/solution/what_is_nas

BIOLOGICS, culture, equipment-harvest, repligen
[Bio-Equip] TFDF – TFFの構造にdepth filterを採用して、高細胞濃度でも濾過能力を高める技術 – REPLIGEN – – ID30880 [2021/07/26]

Post Views: 13 目次1 TFDF2 編集履歴 TFDF 旧来からのTangential Flow Filtration (TFF)技術による濾過機材製品は、低濃度の細胞密度である培養液の濾過には十分に能力を […]

スポンサーリンク
by Google Ads ID19417
KNOWLEDGE
[Kw] 人や動物において社会性の回復に「IL-17」と「IFN-γ」が関わっている – ID7006 [2020/01/12]

Post Views: 52 「知恵熱」という言葉をききたことがあるだとうか。僕らの世代では、小さい頃に急に高い熱のみが出た時、母親から知恵熱だと言われた。兄弟が多い私は、よくその言葉を耳にした。 自閉症スペクトラム障害 […]

スポンサーリンク
by Google Ads ID:11143(2)

- 以下のツールに敬意を示します -
Support to AMP (Accelerated Mobile Pages) by official AMP plugin for WordPress, and compatible powered by
Post viewing : Flex Posts - Widget and Gutenberg Block