[用語] 血友病の診断 ID22938

血友病の診断

血友病の確定診断は、以下の試験の結果をもとに行われる。詳細は、リンクを参照のこと。

  • FVIII(FIX)活性
  • VWDでもFVIIIが低下するため、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)抗原を測定しVWF抗原が基準範囲内であれば血友病Aと診断する
  • 後天性血友病ではFVIIIに対する自己抗体の出現によりFVIII活性が低下する。出血の病歴聴取とインヒビターの測定にて鑑別する
  • 血友病の臨床的重症度は凝固因子活性とよく相関しており、FVIII(FIX)活性の程度による
    • 1%未満が重症型
      • 重症型では自然出血として関節内・筋肉内出血が高頻度にみられる
    • 1~5%未満が中等症型
      • 中等症では自然出血は少なくなり、軽度の外傷などにより出血する
    • 5%以上が軽症型
      • 軽症型では自然出血はほとんどみられなくなり、抜歯・手術や外傷後の止血困難がみられる

参考サイト – 日本血栓止血学会 –

https://www.jsth.org/glossary_detail/?id=112

測定項目

編集履歴
2020/09/15 Mr.HARIKIRI